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2019年07月07日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
スーパーに行くと大きな七夕飾りがありました。笹の葉が揺れる音を聞くと、気分まで涼しくなってきますね。まさしく「日本の夏」って風情だけど、七夕ってどこが発祥なんでしょうか。海外にも七夕みたいな行事ってあるのでしょうか? さっそく調べてみました。
七夕は古くから行われている行事で、季節の重要な節目を示す「五節句」にも数えられています。先祖に豊作を祈る祭り(現在のお盆のようなもの)と針仕事の上達を祈る乞巧奠(きこうでん)という行事、それに神道の行事が融合してできたものだと考えられているとか。もともとは宮中行事だった七夕ですが、江戸時代には庶民にも親しまれるお祭りになりました。今のような笹飾りや短冊を飾ったりする風習も、江戸時代に成立したといわれています。
五節句自体が大陸から伝来したものということもあり、中国でも7月7日頃に行事が行われているそうです。とは言っても笹飾り等ではなく、祭壇に細工物を装飾をするなどだとか。日本からの移民が多いブラジルやアメリカ・ロサンゼルスでも七夕祭りが開催されており「Star Festival(スターフェスティバル)」「Tanabata Festival」として親しまれているそうです。
七夕の迎え方も日本と海外では少し違っています。日本の伝説では天の川を隔てて離れ離れになった二人が会える日なので、晴れるとよいと願われていますが、例えば韓国では話の内容自体は日本とほぼ同じですが、二人が会えてうれし涙を流す、という意味で雨が喜ばれるのだとか。
大陸由来の七夕祭りですが、調べてみると、なんと北欧のフィンランドにも同じような伝説があったんです。こちらのお話は、恋人同士ではなく仲のよい老夫婦が主役です。二人は亡くなったあと天に昇って星になりましたが、遠すぎて会うことができません。そこで星空にただよう星くずを集めて橋を作り、再会することを誓ったのです。千年もの時をかけて作られたその橋はきらきらと輝く天の川となって、私たちにも見えているそうです。こちらもとってもロマンチックなお話ですよね。
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参照:京都地主神社
イラスト:飛田冬子