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公開日:2019年03月09日
素朴な疑問
先日、家から少し離れた所へ買い物に出かけたら、新しいレストランが開店していました。何がいただけるのかしら? と気になってメニューを見てみると、「バインミー」との見知らぬ文字が飛び込んできました。「バインミー」って一体何を意味する言葉なのでしょうか? 気になったので家に帰って調べてみることにしました。
するとフランスパンに具材を挟んだ、ベトナム風のサンドイッチであるということがわかりました!
日清製粉グループの「パン食系女子」のホームページをのぞいてみると、「バインミー」とは、もともとベトナム語で「パン」を指す言葉だったようです。それが転じて、パンに具を挟んだサンドイッチのことを「バインミー」と呼ぶようになったとか。
でもでも、ベトナムと聞くと、お米でできた麺のフォーが思い浮かびませんか?(パクチーをたっぷり乗せたフォーも大好き)実際に、ベトナムでは日本のようにご飯を炊いておかずと食べたり、チャーハン、おこわ、お粥のほか、麺やライスペーパーに加工されて(生春巻きも大好き~)、いろいろなスタイルでお米が食べられています。(1年に3回も収穫できるお米の国なんですって)
なぜ米食文化のベトナムでパンが、しかもフランスパンが食べられるようになったのでしょうか? これにはベトナムの歴史が関係しています。ベトナムは約100年にもわたってフランスの統治下にありました。これがベトナムの食文化に大きな影響を与えたというわけです。(コーヒーやプリンもフランスから伝わったそうです!)
さて、この「バインミー」にはどのような特徴があるのでしょうか? 『卵とパンの組み立て方』(誠文堂新光社)の著者で、サンドイッチのスペシャリストで料理研究家のナガタユイさんにお話を聞いてみました。
「まずバインミーに使われるフランスパンは、びっくりするほど軽やかなのが特徴です。パンの中身はまるでお麩(ふ)のように、口の中で溶けるような食感。そしてパンに挟む具材には、レバーペースト、ハム類、なます、キュウリの組み合わせが定番で、パクチーなどの香味野菜でアクセントを付けて楽しみます」
とってもやわらかいパンって、ワタシたち世代にはなんとも嬉しい?(硬いものが辛くなってきたのはワタシだけかしら)パンとアジアン食材の組み合わせがどんな味わいなのか、とても気になってしましました。(早く食べに行きたい!)
なんでも、「バインミー」は年々人気が上昇して、続々と専門店が登場しているようですよ。
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イラスト:飛田冬子