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公開日:2019年01月18日
素朴な疑問
昨夜はずいぶん冷え込んだようです。今朝、車のフロントガラスに、真っ白な「窓霜(まどしも)」がおりていました。大寝坊して遅刻しそうな息子を駅まで送ろうとしたのですが、エアコンで霜を溶かす5分間、親子でずっとヤキモキ。
それにしても、どうして「霜がふる」じゃなく「霜が降りる」と表現するのでしょう? 霜は氷なのか雪なのかも気になります。そもそも、霜ってどんな時に降りるのかしら? さっそく調べてみました。
気象庁が定める予報用語を確認してみると、「霜が降りる」という表現が正式で、「霜がふる」という表現は使わないのだそうです。たしかに天気予報で聞いたことはありませんね。どうしてかというと、霜は雪や雨とちがい、空から降ってくるものではないからです。
気象庁気象研究所によると、大気中の水蒸気が氷になって、その重さで地上に降ってくるのが雪です。このように、気体(水蒸気)が液体(雨)にならず、いきなり個体(氷)になることを「昇華」といいます。
一方、霜は空気中の水蒸気が氷になって、0度以下に冷やされた物体にくっついて昇華したものです。大気中(上空)ではなく、空気中(地上側)で氷になること、冷やされた物体(フロントガラスや屋根など)にくっつくこと。この2つが雪と霜の違いです。
では、霜ってどんなときに降りるのでしょう? まず、気温は4度以下であることが条件です。でも、水蒸気が氷になるのだから、気温は氷点下(0度以下)じゃないとおかしいと思いませんか?
そうなんです。水蒸気が霜に昇華するのは0度以下なんですが、ワタシたちが天気予報で耳にする気温は、地上から150cmあたりを測定したものです。顔のあたりが4度以下なら、足元は0度以下の可能性が高いのです。
次に、風と雲がないこと。「月夜の大霜」という言葉をご存じでしょうか? 美しい月夜の翌朝は、霜が降りているということわざです。月がキレイに見える夜、それは風と雲がないということですね。
地面は夜になると、日中にためこんだ太陽の熱を外へ逃がします。このはたらきは、「放射冷却」とよばれています。「晴れているのに、ずいぶん冷え込んでいるなあ」なんて朝は、前の晩に放射冷却が起こったのでしょう。
気温が低くて、風と雲がジャマしない夜。地面は放射冷却によって、どんどん冷たくなります。空気中の水蒸気は、やがて氷となり、近くに停まっているワタシの車にくっついて、フロントガラスで霜に昇華したというわけです。
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参照:気象庁予報用語
イラスト:飛田冬子