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素朴な疑問おせち料理の「祝い肴三種」とは何?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
年末におせちを作っていたときに数の子が「祝い肴(さかな)」と呼ばれていることを知ったのですが、実は「祝い肴」は他にもあるみたいです。おせち料理には「祝い肴三種」が欠かせないらしいです。「三種」って何かしら? 気になったので調べてみました。
祝い肴三種は関東と関西で違う
祝い肴三種とは、お正月のお祝いに欠かせないとされている三種類の料理のこと。「三つ肴」「三種肴」とも呼ばれています。
関東の祝い肴三種は、「数の子」「黒豆」「田作り」の三つ。「田作り」と聞くと少しなじみがないように感じられますが、「ごまめ」とも呼ばれる、カタクチイワシの稚魚を干し、しょうゆであめ炊きにしたものを指します。おせち料理の定番料理ですね。
- 数の子
子孫繁栄の縁起物 - 黒豆
日に焼けて真っ黒になるまでまめ(勤勉)に、過ごせますようにという願いを込めたもの。関東では、「シワが寄るまで元気で働けるように」と、長寿の意味を込めてシワが入るように豆を煮ます。 - 田作り
豊年満作の願いを込めています。「五万米(ごまめ)」とも呼ばれます。
関西の祝い肴三種は「数の子」「黒豆」までは同じ。最後の一つは田作りではなく、「たたきごぼう」なのです。これは、細く切ったゴボウを叩いてゆで、甘酢で和えたり、ごま煮、醤油煮、ごま酢、くるみあえなどにしたりするもののことを指します。こちらは田作りとは違い、味付けについては特に決まっていないみたいです。四国地方の一部では「たたきごぼう」ではなく「田作り」がおせちに入れられていたという話もあります。どうやら、地域によって多少の差はあるようです。
- たたきごぼう
ゴボウは根づく野菜なので、家の土台がしっかりとするようにと願いがこめられています。
この祝い肴三種とお餅をそろえれば、最低限のお正月のお祝いができるとされています。逆に、他の料理や飾りがどれだけ豪華でも、祝い肴三種がそろっていない場合は、お正月をお祝いするお膳の体裁が整わないのだそうです。
なぜ祝い肴は三種なのでしょう? それは、昔の人は「三」という漢字が完全を意味すると考えていたからです。おせち料理を作るときは、忘れずに祝い肴三種を入れようと思いました。
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参照:おせち料理の種類とその意味
たたきごぼうの由来と作り方(オイシックス・ラ・大地株式会社)
キッコーマン
イラスト:飛田冬子
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