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2022年04月29日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
やっと子どもたちが巣立ったからと住み替え計画中のお友達と、久しぶりの長電話。今年引っ越しするつもりだったそうですが、「喪中だから引っ越しは控えることにした」とのこと。
え? 喪中は年賀状だけじゃなく、引っ越しもダメなの? とびっくり。まだまだ知らないことがたくさんあります。そもそも、喪中となる続柄や範囲はどこまでなんでしょうか? 調べてみることにしました。
喪中となる範囲については、親戚や地方のしきたりによっても変わってきます。そのため、それぞれの慣習に従うといいそうです。
一般的には、「2親等内の親族」が亡くなった場合は喪中となります。以下が、2親等内の親族です。
叔父や叔母、甥や姪は3親等、いとこは4親等です。ただし、3親等以降だからといって喪に服していけないというわけではありません。故人との縁が深い場合などは、親等に関係なく喪に服してもよいそうです。
喪中の期間は、続柄によって変わります。明治時代に定められた取り決めをもとにつくられた、現代の基準が以下です。
【現代の喪中期間】
なお、こちらもあくまで目安であり、付き合いの程度によっても変化するそうです。
故人の冥福を祈り、お祝い事などは控えて過ごす「喪中」には、控えるべきことと、控えなくてもよいことがあります。
【喪中に控えるべきこと】
【喪中に控えなくてもよいこと】
結婚式など祝い事への出席については、忌明け(四十九日)を迎えていればいいという意見もあるようなので、周囲と相談してみるのがいいでしょう。
神社への参拝は避けるべきとされていますが、お寺の場合は喪中でも問題なく初詣ができるといいます。これは、神社とお寺の死に対する考え方の違いから。お寺には神社のように、死をけがれとする考えがないそう。
暑中見舞いや残暑見舞い、お中元やお歳暮はお祝いのために送るものではないため、喪中でも問題はありませんが、紅白の熨斗(のし)を使わないようにするなど配慮が必要です。
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参照:ふみいろ
イラスト:飛田冬子