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2022年01月26日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
11月22日の「いい夫婦の日」には、「夫婦仲をお手本にしたい芸能人」など、理想の夫婦ランキングが発表されますね。そんなとき「オシドリ夫婦」って紹介されることが多いんですけど、鳥のオシドリってそんなに仲良しなんでしょうか。気になるので調べてみます!
オシドリは、池や湖、渓流などの水辺にすむカモの仲間です。日本、中国、朝鮮半島などの東アジアに生息しています。
日本では、北日本で繁殖し、主に西日本で越冬します。ですが、一般的に1年を通して過ごす地域も多くあり、北海道から沖縄まで見ることができる水鳥です。
オシドリの特徴はカラフルな羽色。オスは、黄、オレンジ、緑、紫といった派手な羽毛をまとっています。これは、繁殖期を迎える前の秋口から、冬の求愛の時期、交尾を終える初夏まで。メスはずっと地味な茶色で、オスも夏から秋口までは茶色の羽毛になります。
日本一カラフルな水鳥といわれるオシドリのオスはとても目立つので、メスと一緒にいると夫婦(つがい)だとわかりやすいですね。
仲良し夫婦の代名詞にもなっているオシドリですが、実際はどうなのでしょう。
実はオシドリが夫婦で過ごす期間は、冬から春の間だけ。この時期には、ペアのオシドリが寄り添う姿が見かけられますが、この期間を過ぎると夫婦を解消して離れ離れに。そして翌年は、また新しいパートナーと夫婦になります。
ちなみに、子育てはメスだけで行い、オスは全く子育てにかかわりません。仲良し夫婦のイメージからは、かなりギャップがありますね。
では、なぜ「オシドリ夫婦」と言われるのでしょう。由来は諸説あります。
その一つは、中国の故事にある「鴛鴦(えんおう)の契り 」。「えん」はオスのオシドリ、「おう」はメスのオシドリを意味します。内容を簡単に紹介します。
仲の良い夫婦が王様の横恋慕から引き裂かれ、自殺して別々のお墓に弔われてしまいます。そのお墓から梓の木がそれぞれ生え、やがて一本の樹木となり、オシドリが巣をつくりました。そのオシドリが夫婦の生まれ変わりとされ、いつまでも仲の良い夫婦をオシドリ夫婦と呼ぶようになったというものです。
他にも、ペアで行動をしている時期は、カラフルなオスが目立つため夫婦と認識しやすく、「いつも一緒にいる」という誤解を与えた、という説もあります。
一生パートナーを変えない鳥類が多い中、オシドリは毎年変わっていたなんて、びっくりです! でも、寒い冬に、カラフルでかわいいオシドリがペアで仲睦まじくいる風景には、癒やされますね。
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参照:pepy
イラスト:飛田冬子