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2022年01月15日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
先日、書き物をするのにボールペンが見当たらなくて娘から借りたのですが、その書き心地の良さにびっくりしちゃいました。最近のボールペンはさまざまなインクの種類があるそうです。お気に入りの1本を探すために、さっそく調べてみました!
ボールペンのインクは、「油性」「水性」「ゲルインク」「エマルジョンインク」「消せるインク」の5種類が主に流通しています。それぞれの特徴について紹介します。
色素や定着剤を粘度の高い有機溶剤に溶かし、樹脂を加えて作られています。昔から使用されていたインクで、耐水性に優れているため、濡れても文字がにじみにくいメリットがあります。高い耐久性を誇り、経年変化が起こりにくいのもポイントです。
さらに、乾きやすかったり、紙の裏側に染み込んでしまったりといったこともないため実用性が高く、普段使いや大事な書類への記入など、幅広く使用されています。
一方で、最初に書き出すときにややかすれやすいのと、ペン先にインクがたまってしまい、その塊が紙に付着する場合も。
色素、水、添加物で作られたインクです。粘度が低いため、筆圧をかけずにさらさらと書くことができ、なめらかな書き味が特徴です。非常に発色が良く、カラーバリエーションが豊富なのもポイントで、細かく色分けしたいときや、手帳・イラストなどの使用におすすめです。
デメリットは、耐水性が低く、手汗や水分でにじんだり、インクが裏面まで抜けてしまう「裏抜け」する場合があること。また、ノートの表紙など、表面がツルっとした用紙には不向きです。
文具メーカーが開発した水性インクで、色素・水・添加物から作られています。その後さまざまなメーカーからゲルインクのボールペンが販売されています。
水性インクのなめらかな書き心地を持ちながら、油性インクの乾性、耐水性を併せ持つ、いわば水性と油性のハイブリッドのような特徴を持っています。
ですが、インクの消費が早く、筆記距離が短いといったデメリットがあるため、予備に替え芯があると安心です。
文具メーカー「ゼブラ株式会社」が開発し、油性インクと水性インクを混合したもの。2010年に発表した最新式の油中水滴型インクです。
ゲルインクのように、油性と水性の特徴を兼ね備え、滑らかな書き心地で、高い耐水性と耐光性が特徴です。書き出しのにじみやかすれなどもなく、濃い発色もポイントです。
こちらもインクの減りが早く、若干乾きが遅いというデメリットがあります。
文具メーカー「株式会社パイロットコーポレーション」の「フリクションシリーズ」に代表される、書き直しができるインク。温度変化によってインクを無色にすることができるため、ボールペンの上部に付属のラバーなどでこすると摩擦熱で消すことが可能です。「ボールペンは消せない」というこれまでの当たり前を覆す画期的なボールペンは、さまざまなシーンで便利に使用されています。
一方で、高温になると文字が消えてしまうため、公的文書での使用はNGとされています。
自分に合ったボールペンが見つかると、手紙や書類を書くのも楽しくなりそうですね!
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イラスト:飛田冬子