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素朴な疑問冬至にかぼちゃを食べるのはなぜ?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
2021年の冬至は12月22日ですね。そういえば、「冬至にかぼちゃを食べるといい」って聞くけど、かぼちゃは夏が旬の野菜ですよね。かぼちゃと冬至がどうして結びついたのかしら? 気になるので調べてみます。
冬至にかぼちゃを食べる理由
一年で最も昼が短い「冬至」は、中国や日本では太陽の力が一番弱くなっていると考えられ、この日を境に、日が長くなるにつれて太陽の力が強くなり、運も上昇するとされてきました。「一陽来復」とも言われ、「悪いことが去って、いいことが巡ってくる」という前向きな意味があります。
その「いい運」を呼び込む物として、「運」に通じる「ん」がつくものを冬至に食べるといいとされています。特に「ん」が2つある「なんきん(かぼちゃ)、れんこん、にんじん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うんどん(うどん)」の7つは「冬至の七種(ななくさ)」と呼ばれています。
この7種類のうち、特に冬至にふさわしいとされているのが、かぼちゃです。かぼちゃは、ビタミンAやカロテンを多く含み、風邪予防に効果的だとされています。
アメリカ大陸生まれのかぼちゃは、生育適温が25~30℃のため日本では夏に栽培されますが、長期保存できることが特徴。そのため野菜が少ない冬でも食べることができます。ハウス栽培や冷蔵の技術がない時代には、今以上に貴重な栄養源でした。
かぼちゃが日本に伝わったのは、16世紀の半ば。運を呼び込む縁起の良さと、栄養価の高さから、冬至にかぼちゃを食べる習慣が定着しました。
冬に食べたいおすすめかぼちゃレシピ
かぼちゃを使った簡単スープのレシピを紹介します。栄養たっぷりで温まるスープは、朝・昼・晩問わずに重宝します。
かぼちゃのポタージュ
材料(2~3人分)
- かぼちゃ ……1/4個
- 牛乳……300mL
- 固形コンソメ……1個
- 塩・コショウ……適量
作り方
- かぼちゃは種とワタを取り、皮を切り落として、小さめのひと口大に切る。
- 耐熱容器に入れてふんわりとラップをかけ、600Wのレンジで約4分。軟らかくなるまで加熱する。
- 熱いうちに、マッシャーやフォークの背などでつぶす。
- 鍋にかぼちゃと牛乳、固形コンソメを入れて弱火にかけ、煮立ったら塩・コショウで味を調える。
器に盛り付けてから、オリーブオイルやパセリを散らすと、おしゃれな仕上がりに! シンプルな材料なので、かぼちゃそのもののおいしさが味わえます。
かぼちゃのカレースープ
材料(2人分)
- かぼちゃ……1/16個
- 玉ネギ……1/2個
- えのきだけ……1/4袋
- バター……7.5g
- 小麦粉……大さじ1/2
- カレー粉……小さじ1
- 牛乳……300mL
- 塩・コショウ……少々
作り方
- かぼちゃは種とワタを取って、薄切りにする。水に通して濡れたまま耐熱容器に入れ、ラップをかけて600Wの電子レンジで2分加熱する。
- 玉ネギは薄切り、えのきだけは長さを4等分にする。
- 鍋にバターを溶かし、中火で玉ネギを炒め、しんなりとしたらかぼちゃとえのきだけを加えてサッと炒める。
- 小麦粉とカレー粉を加えて全体に混ぜ、牛乳を入れる。
- 煮立ったら火を弱めて、かぼちゃをつぶすように混ぜて5~6分煮る。最後に塩・コショウをして完成。
カレーの香りが食欲をそそります。ウインナーやベーコンを加えるとボリュームアップして、おかずの一品になりますよ。
冬に必要な栄養をとるための先人の知恵。日本の風習は面白いですね。
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参照:All About
イラスト:飛田冬子
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