素朴な疑問アルカリ乾電池は本当に長持ちなの?

公開日:2018/08/26

アルカリ乾電池は本当に長持ちなの?

 

テレビのリモコンが効かない。もう、電池切れかしら? アルカリ乾電池買いに行かないと。でも私が子供の頃は、マンガン乾電池が一般的だったのに、今はアルカリ乾電池ばかり。やっぱり、アルカリの方が長持ちするからかしら? 

 

さっそく調べてみました。

 

そもそも乾電池には大きく分けて2つの種類があるのね。ひとつがアルカリ乾電池、もうひとつがマンガン乾電池。どちらも正極(+)活物質に二酸化マンガン、負極(-)活物質に亜鉛を使用しているんだけど、マンガン乾電池が負極(-)活物質に板状亜鉛を用いているのに対し、アルカリ乾電池が用いているのは粉末状の亜鉛。

 

板状に比べると粉末状の方が表面積は大きくなるので、アルカリ乾電池の方が大きな電流が取り出せて(=パワフル)、しかも、より多くの電気容量が得られる(=長持ち)というわけ。

 

う~ん、わかったようなわからないような。理科は苦手なんだもん。

 

実際どのぐらい長持ちなのか、パナソニックさんが調べてくれているみたい。


■定電流連続放電(20℃±2℃)単3形20mAの場合

 

乾電池エボルタ  約150時間  
アルカリ乾電池  約140時間  
マンガン乾電池  約100時間  
出典:Panasonic

 

ずいぶん違いますね。

 

長持ち度だけ比べると、もうアルカリ乾電池さえあればいいんじゃないかしら? なんて思っていたら、そうでもないみたい。

 

マンガン乾電池は休み休み使うと、電圧が回復するという特徴があります。小さな電流で休み休み使う機器に向いています。例)時計、懐中電灯、リモコン、携帯ラジオなど。出典:一般社団法人 電池工業会

 

え、待って。マンガン乾電池は、休み休み使うと電圧が回復するの?(スゴイ) じゃあ、リモコンはマンガン乾電池の方がいいみたいね。

 

じゃあ、お店でマンガン乾電池を探してみようっと!

 

 

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ワタシも休み休みのマンガン電池タイプね
ワタシも休み休みのマンガン電池タイプね

参照先:Panasonic

一般社団法人 電池工業会

 

イラスト:飛田冬子

 


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