50代はどんな浴衣を選ぶのが正解?

上品さが鍵!浴衣の選び方とオススメ浴衣

公開日:2024.08.14

夏の風物詩と言えば、やっぱり「浴衣」。ですが、50代の大人女性が浴衣を着用する際は、カジュアルな印象ではなく、洗練された品の良さを醸し出したいもの。今回は、大人女性にマッチする浴衣の選び方と、おすすめ浴衣をご紹介します。

夏の風物詩「浴衣」。今回は、日本を代表する着物デザイナーの斉藤上太郎による「JOTARO SAITO(ジョウタロウ サイトウ)」に聞いた、大人女性にマッチする浴衣の選び方と、おすすめ浴衣をご紹介します。

【50代からの浴衣選び1】3つのコツを意識する

50代は若々しく、都会的に浴衣を着こなしましょう。着こなしのコツは「衿合せ」、「帯の位置」、「着丈」。これが着こなしの3大ポイントです。

  1. 衿合せは、浅いと下品、詰めすぎると野暮、程よく都会的に纏いましょう。
  2. 帯の位置は、少し低めで帯の下を締めて、上部を少し受けるように開け気味にしてください。
  3. 着丈は、足の甲に掛かるくらいの長さがエレガント。湯上りパジャマでなく、サマードレスのように着こなして。

【50代からの浴衣選び2】柄は自分らしいものを選ぶ

古典柄もモダン柄もどちらもおすすめ。似合うというより、自分らしいものを選ぶと良いでしょう。どう見えるかより、どう着こなすかが大事です。「熟す」ことは、圧倒的に年齢を重ねた女性が有利です。若さだけでは、とうてい到達できません。

    次に、「JOTARO SAITO」と「HIROCOLEDGE」のおすすめ浴衣をピックアップします!

【50代オススメ浴衣1】「JOTARO SAITO(ジョウタロウ サイトウ)」

JOTARO SAITO
縞ボタンと☆(チャコール) プレタポルテ 7万1500 円(税込) 反物お誂え 9万3500円~(税込み)/JOTARO SAITO(ジョウタロウ サイトウ)

JOTARO SAITOのアイコンの一つである縞ボタンに、星の柄と2色のボーダーが断片的に配置されており、エキセントリックな表情を醸し出している浴衣。ポップな印象と、程良い大人の雰囲気を演出しています。

JOTARO SAITO
縞ボタンと蝶(ブラック) プレタポルテ 7万1500 円(税込) 反物お誂え 9万3500円~(税込)/JOTARO SAITO(ジョウタロウ サイトウ)

有機的なモチーフの集合で構成されていますが、縞ボタン、枝葉モチーフともに有機的な中にも、無機質な印象もあわせ持っています。そこに蝶々モチーフがプラスされたことで、物語を感じる不思議な世界観が生まれています。

JOTARO SAITO
雪輪取り更紗に朱雀紋様(シロ) プレタポルテ 4万1800円(税込)/JOTARO SAITO(ジョウタロウ サイトウ)

更紗とはいろいろなモチーフが集合した柄のこと。そこに、朱雀が加わり、白ベースでありながら印象的なデザインとなっています。浴衣として、また夏の綿キモノとしても着用できるクオリティの高い浴衣です。

【50代オススメ浴衣2】「HIROCOLEDGE(ヒロコレッジ)」

HIROCOLEDGE
注染浴衣 7万7000円(税込)※国内手仕立て代込み シルク×コットンリバーシブル半幅帯 2万7500円(税込)/以上HIROCOLEDGE(ヒロコレッジ)

国の伝統的工芸品に指定された大阪・堺市の「浪華本染め」による注染浴衣に、鮮やかな帯を合わせました。ご自身の体型にぴったりのお誂え浴衣は、着心地も抜群です。

HIROCOLEDGE
絵羽浴衣 12万1000円(税込)※国内手仕立て代込み シルク×コットンリバーシブル半幅帯 2万7500円(税込)/以上HIROCOLEDGE(ヒロコレッジ)

一枚の絵のように柄がつながる絵羽柄が特徴的な浴衣。下に夏の襦袢や足袋を合わせて、夏着物としても楽しむことができます。おしゃれ度の高い一枚です。

HIROCOLEDGE
絵羽浴衣 12万1000円(税込)※国内手仕立て代込み 博多織半幅帯 5万2800円(税込)/以上HIROCOLEDGE(ヒロコレッジ)

こちらの浴衣も、一枚の絵のように柄が繋がる絵羽柄が特徴的。イギリスのヴィクトリア&アルバート博物館にも収蔵されており、まさに身に纏うアートとして着用可能です。

以上、大人女性にマッチする浴衣の選び方と、「JOTARO SAITO」と「HIROCOLEDGE」で見つけた、おすすめ浴衣をご紹介しました。最後に、ハルメク365の読者の方々に向けて、「HIROCOLEDGE」を手掛けるアーティストの高橋理子から届いたメッセージをご紹介します。

「年相応ということにとらわれず、何度も試着を重ねて、自分に最も似合う一着をお選びください」

ぜひ、この夏、上品に浴衣を纏ってみてはいかがでしょうか。

遠藤友香

ファッションディレクター。大学卒業後、アシスタントを経てスタイリストとし独立。ブランドショー(CHANEL、GUCCI、PRADA等)等で活動後、「ISTITUTO MARANGONI ミラノ校」FASHION STYLING修士課程修了。現在、新聞、TV、雑誌、WEB等、幅広い場で活躍。

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