50代から気をつけたい「突然の大出費」とその対策

2024年03月28日

「お金がすぐ必要」どうする?予期せぬ支出に備えよう

50代から気をつけたい「突然の大出費」とその対策

老後にかけて必要なお金は生活費だけではありません。突然の病気やケガ、家の修繕などがあれば、すぐにまとまったお金が必要になることもあります。老後資金では、急な出費への備えも大切。今からでも間に合う資金調達の方法を確認しておきましょう。

50代以降で「まとまったお金」が必要になるタイミングは?

生活をしていると、まとまったお金が必要になることがあります。

20代~40代でまとまったお金が必要になるのは、結婚や子どもの進学、自動車・住宅購入などのタイミング。どれも大きな支出ですが、出費がかさむ時期をある程度予測できるため、計画的に資金を準備していけます。

一方で50代以降になると、予期せぬタイミングで出費がかさむことがあります。

たとえば、急な病気やケガでの医療費。大病を患うと、加入している医療保険ではカバーできないこともあります。

また、家のリフォームも大きな支出の一つ。住宅は築20~30年以上になると、雨漏りや水回りの故障といった不具合が起こりやすくなります。場合によっては急ぎ修繕をしなくてはならないケースも…。構造部が傷んでいたらリフォームも大掛かりになります。

他にも、高齢者施設への入居や車の買い替え、お墓の購入でお金が必要になることも。

リタイア後では、都会を離れて田舎に移住したい、ゆっくりと海外旅行を楽しみたい、夢だったカフェを開業したいなど、セカンドライフをより楽しむための出費も考えられます。

大きな出費に備える資金の調達方法

こうした大きな出費への備えは、健康の不安が少ないうちに前もって進めておくのが得策です。定年後のゆとりある生活のためには、定年前の収入の約75%が必要と言われます。まずは老後の資金計画を立て、資産を形成していきましょう。

老後資金を準備する方法として一番オーソドックスなのは預貯金ですが、効率よくお金を貯めるためには、不要な支出を減らす工夫も大切です。

たとえば生命保険は、一般的に子どもの成長と共に必要保証額が減っていきますから、保証が必要な期間が終われば一度見直してみるのも一つの手。医療保険については、手頃な掛け金で利用できるシニア向けタイプもあります。

旅行など、セカンドライフを楽しむための資金を着実に貯めたいなら、旅行積立を活用するのもおすすめ。旅行積立は定額預金よりも利率が高いので、お得にお金を貯められます。

一方で、すでに急な出費が見えているなら、預貯金を切り崩したり、金融資産を現金化するなどして、まとまったお金を確保する必要があります。

支払いが厳しそうであれば、車や不動産などを売却する、金融機関やカードローンで借り入れるといった方法も検討しましょう。

50代~シニアが資金調達で注意したいこと

とはいえ50代以上では、まとまった資金を調達するときに思わぬ壁にぶつかることがあります。

たとえば、カードローンが利用できなかったり、新たな保険に加入できないといったケースです。

一般的には、年齢を重ねるほど健康面での不安が大きくなりますし、収入も減少傾向になります。そのため、金融機関に「返済能力が低い」とみなされてお金が借りにくくなってくるのです。

また、持ち家などの不動産売却は、売れれば一度にまとまったお金が入りますが、新しい住まいへの引っ越し代や入居費用がかかります。

中には、買い手がなかなか見つからず、売却に時間がかかるケースも。家は売れたものの、年齢がネックで賃貸住宅の入居審査が通らず、想定外の仮住まいを用意しなければならないこともあります。

そうして預貯金を切り崩すことになれば、老後の資金計画を新たに練り直す必要も出てきます。

売却後も同じ家に住み続けられる「リースバック」という選択肢も

とはいえ、住宅は大きな資産ですから、売却できればまとまったお金が手に入ります。

そこで覚えておきたいのが、家を現金化する方法の一つ「リースバック」です。リースバックとは、リースバック会社に家を買い取ってもらった後、賃貸借契約を結ぶことでその家に住み続けられるサービスです。

住宅ローンが残っていても、家の売却価格が住宅ローンの残債を上回ればサービスを利用できますし、同じ家に住み続けるので引っ越しも不要。ご近所の目も気にせずにすみます。

賃貸契約を結ぶので月々の家賃は発生しますが、まとまった資金が手に入るため、急な出費にも対応できます。

50代以降は、万が一への備えや、日々を豊かに過ごすための費用も考えた資金計画が大切です。大きな出費にも対応できるよう、計画的に準備を進めていきたいですね。

取材協力:株式会社セゾンファンデックス


リースバックで暮らしはどう変わる?数字で見る!利用事例

「セゾンのリースバック」について 資料請求はこちら

■リースバックの活用事例をもっと知りたい■
定年後の高額医療費に活用できた事例
老人ホームの入居費用に活用した事例
開業資金を調達できた事例

すまい・みらい ラボ
すまい・みらい ラボ

「住まい」「お金」「おひとりさま」などをキーワードに、50代から考えたい自分と親のこれからについて、情報をお届けします。

みんなの コメント
【限定コラボ】職人技が光る!ハルメク×マエノリのセーター誕生秘話

子どもに残すべきはお金?不動産?どちらがお得?

子に遺すべき資産は?

「現金」か「不動産」か…どっちが得?メリット・デメリットは?相続や親族間のトラブルに悩まされないためにしておくべき準備とは

2024.12.12
【PR】鼻への重量感・違和感のストレスから解放!

「ふわっ」と軽いメガネ♥

メガネがずり落ちる・鼻の頭が重いなど、メガネのプチストレスにサヨナラ!あっと驚く程つけ心地抜群のメガネをぜひお試しください

2024.12.17
【PR】始めるなら相談できる「対面証券」がおすすめ

資産運用の悩み解決!

「よくわからない」「挫折した」そんな人も安心!「対面証券」なら、口座開設から商品選びまで相談しながらカンタンに資産運用できる♪

2024.12.17
【PR】「渋滞の文字で……」トイレ事情あるある

突然の我慢できない尿意

実は多くのハルメク世代が悩んでいる「尿トラブル」…中には上手に対策をしている人も!気軽にできる対策って?

2024.12.10
【PR】個人情報の上手な管理・整理術とは

個人情報管理できてる?

銀行口座・保険・クレジットカードなど、「デジタルの情報」をきちんと管理できていますか?煩雑にしていると思わぬ落とし穴が…

2024.12.09
【PR】三井住友銀行アプリにシンプルモードが登場

お金の管理が簡単に!

三井住友銀行アプリに「シンプルモード」が新登場!スマホ操作が苦手な人でも簡単に使える便利機能が満載です!

2024.11.29
認知症セルフチェック

認知症セルフチェック

「もの忘れが増えた」「名前が思い出せない」という症状に心当たりがある方は要注意!それ、「認知機能のレベル低下」が原因かもしれません…

2024.11.22
デジタル資産の遺し方

生前親に●●聞き忘れると

老親の契約や登録しているサービス、これらを子が把握していないと将来ムダな出費や面倒なトラブルに発展する可能性が!特に見落としがちなのは…

2024.10.11
【PR】50代からの願いを叶える新しい資金調達術

50代~お金の増やし方

将来を見据えて、50代から「まとまった資金の調達」が重要になります。どんな選択肢があるか、ご存知ですか?

2024.11.20
【PR】たった60日で英語が話せる!3つのコツ

60日で英語が話せる!

英語をマスターするのに「完璧」はいらない!初心者でも60日で英語が話せるようになる、驚きの3つのコツとは?

2024.08.29
認知症のリスクを確認してみませんか?

今なら無料でお試し!

将来、自分の認知機能が低下するリスクがあるか、簡単に予測できるサービスが誕生。今なら無料で先行利用できます!

2024.08.08
【PR】頼れる家族がいない……入院・入居どうする?

おひとり様の備えはOK?

この先「おひとり様」になったら意外な落とし穴がいっぱい…。そんな不安に備える、おひとり様専用お助けサービスが誕生!

2024.07.22