私もいずれおひとりさまに?「独身・老後」の準備とは

2024年03月29日

女性の4人に1人が老後一人暮らしに?もしもに備えて

私もいずれおひとりさまに?「独身・老後」の準備とは

2040年には女性の4人に1人が老後一人暮らしになると言われます。おひとりさまで過ごす老後は気楽でいられる一方で、困ったときに頼る先がないといった心配もあります。おひとりさまを満喫するために、元気なうちから準備を始めていきましょう。

「おひとりさま」で老後を迎える人はどのくらいいる?

内閣府の高齢社会白書によると、1980年以降、65歳以上の一人暮らし世帯は男女ともに一貫して増加傾向にあります。

2020年の国勢調査では、65歳以上の人口のうち、一人暮らしの女性の割合が22.1%だったという報告が。これは、女性の約5人に1人が老後に一人暮らしをしているということになります。そして2040年には、この割合が約4人に1人になると予測されています。

老後を「おひとりさま」で過ごす可能性があるのは、未婚の独身女性に限りません。今は家族と暮らしていても、配偶者との死別や、子どもが離れた場所で暮らすなどの理由で、一人暮らしになることもあります。

多くの女性にとって、おひとりさまでの老後生活は他人事ではありません。人生100年時代をずっと自分らしく過ごしていくためにも、おひとりさまでの老後の備えを知っておくと安心です。

もし自分が「おひとりさま」になったら何がどう変わる?

では、結婚している女性が離婚や死別などでおひとりさまになると、暮らしにどんな変化が起こるのでしょうか。

まず考えられるのが、不動産などさまざまな資産の名義が自分になることです。名義人になれば、その管理や処分をしなくてはならなくなります。

また、同居人がいなくなるので、何かを申し込む際の緊急連絡先を誰にするかという問題もあります。

緊急連絡先は、自分に何かあったときはもちろんのこと、不在時に自宅にトラブルがあったときなども必要になる連絡先です。そのため、警察官の巡回訪問や賃貸物件の契約、スポーツジムの入会などでも記入を求められることがあります。

他にも、身近に親しい人や話し相手がいない場合、パートナーがいなくなると気軽に相談できる人もいなくなって、孤独を感じてしまう人も多いようです。

独身・一人暮らしで迎える老後の心配事あれこれ

一人暮らしで老後を迎えると、さらにさまざまな心配事が出てきます。

例えば、大きな病気で入院する、介護施設に入居するといった際には、身元保証人が必要になります。

身元保証人とは、その名の通り、本人の身元を保証する人のこと。一般的には、「経済的保証」と「緊急連絡先としての保証」の2つが求められるため、身元保証人が見つからないと、病院や介護施設の受け入れを断られることもあります。

また、家のことやお金のことについても、相続はどうするのか、家を残すなら誰に管理を任せるのかといったことを考えていかなくてはなりません。

終活では他にも、家の片付けやお墓の手続き、お葬式の手配などさまざまな準備が必要になります。身近に相談できる家族がいたり、手伝ってくれる人がいれば比較的スムーズに進めていけますが、そうではない場合、何から手を付ければいいのかわからなくなりがちです。

とはいえ、こうした準備をしておかないと、もしものことがあったときに、あらゆる対応が滞ってしまうことに…。元気なうちに、支援してくれる人やサービスを見つけておくと安心です。

「おひとりさま」向けのサポート活用も選択肢に

最近は、おひとりさまの増加に合わせて、専門のサポートサービスが登場しています。

おひとりさま向けのこうしたサービスでは、老後の暮らしの困りごとや、「もしも」に向けた準備を、専門知識を持ったスタッフが手助けしてくれます。

生前整理や相続の手続き、家の管理・処分などについても相談できますし、病院や高齢者施設への入居時の身元保証人も引き受けてくれます。

また、入院や施設入居などにまつわるさまざまな手続きをサポートをしてくれるのもおひとりさまにとっては心強いもの。健康状態を見守ってくれたり、もしものときに駆けつけてくれるサービスもあります。

近い将来やってくるであろう、約4人に1人がおひとりさまで老後を迎える時代。身近に頼れる子どもや親族がいない場合は、こうした専門サービスも一つの選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。

取材協力:株式会社くらしのセゾン


記事でご紹介した「おひとりさまサポートサービス」について詳しくはこちら

■もっと知りたい■
【PR】医療・介護・生活費、親自身でなんとかなる?
【持ち家 VS 賃貸】老後の場合の正解は?
50代から気をつけたい「突然の大出費」とその対策
私もいずれおひとりさまに?「独身・老後」の準備とは
50代から考える親とワタシの「家と暮らし」

すまい・みらい ラボ
すまい・みらい ラボ

「住まい」「お金」「おひとりさま」などをキーワードに、50代から考えたい自分と親のこれからについて、情報をお届けします。

みんなの コメント
【限定コラボ】職人技が光る!ハルメク×マエノリのセーター誕生秘話

子どもに残すべきはお金?不動産?どちらがお得?

子に遺すべき資産は?

「現金」か「不動産」か…どっちが得?メリット・デメリットは?相続や親族間のトラブルに悩まされないためにしておくべき準備とは

2024.12.12
【PR】「渋滞の文字で……」トイレ事情あるある

突然の我慢できない尿意

実は多くのハルメク世代が悩んでいる「尿トラブル」…中には上手に対策をしている人も!気軽にできる対策って?

2024.12.10
【PR】個人情報の上手な管理・整理術とは

個人情報管理できてる?

銀行口座・保険・クレジットカードなど、「デジタルの情報」をきちんと管理できていますか?煩雑にしていると思わぬ落とし穴が…

2024.12.09
【PR】三井住友銀行アプリにシンプルモードが登場

お金の管理が簡単に!

三井住友銀行アプリに「シンプルモード」が新登場!スマホ操作が苦手な人でも簡単に使える便利機能が満載です!

2024.11.29
認知症セルフチェック

認知症セルフチェック

「もの忘れが増えた」「名前が思い出せない」という症状に心当たりがある方は要注意!それ、「認知機能のレベル低下」が原因かもしれません…

2024.11.22
思わず笑顔になるコミュニケーションロボット「ニコボ」

健気な姿がかわいい!

「思わず笑顔になる」と巷で話題の「永遠の2歳児・ニコボ」!ハルメク世代の2人に、ニコボとの生活にハマる理由をお聞きしました!

2024.11.22
デジタル資産の遺し方

生前親に●●聞き忘れると

老親の契約や登録しているサービス、これらを子が把握していないと将来ムダな出費や面倒なトラブルに発展する可能性が!特に見落としがちなのは…

2024.10.11
【PR】50代からの願いを叶える新しい資金調達術

50代~お金の増やし方

将来を見据えて、50代から「まとまった資金の調達」が重要になります。どんな選択肢があるか、ご存知ですか?

2024.11.20
【PR】たった60日で英語が話せる!3つのコツ

60日で英語が話せる!

英語をマスターするのに「完璧」はいらない!初心者でも60日で英語が話せるようになる、驚きの3つのコツとは?

2024.08.29
認知症のリスクを確認してみませんか?

今なら無料でお試し!

将来、自分の認知機能が低下するリスクがあるか、簡単に予測できるサービスが誕生。今なら無料で先行利用できます!

2024.08.08
【PR】頼れる家族がいない……入院・入居どうする?

おひとり様の備えはOK?

この先「おひとり様」になったら意外な落とし穴がいっぱい…。そんな不安に備える、おひとり様専用お助けサービスが誕生!

2024.07.22
50代から1日1分!脳トレクイズで楽しく脳を活性化

50代から1日1分脳トレ

認知機能を衰えさせないためには、早い時期から「脳を活性化」させることが大切。脳トレ効果がグッとアップするコツって?

2024.12.04