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- 豪華さには要注意!手を出してはいけない二大危険投資
老後の資金が気になり出す50代60代からの投資の方法を、シニア投資コンサルタントの西崎努さんに伺う連続企画。今回は「簡単に手を出してはいけない典型的な危険商品&サービス」。パンフレットの華やかさや、気軽さには落とし穴があることも?
豪華なパンフレットや広告には要注意!
50代60代をターゲットにした商品やサービスの提案資料やパンフレット、広告などは、金融機関もかなり力を入れて作成しています。非常に見た目が良く立派なので、商品やサービスが素晴らしいものに感じられるでしょう。
しかし、よく考えてみてください。広告やパンフレットにお金をかけられるのは、それだけ儲かるからです。
金融機関がコストをかければかけるほど、そのコストはお客様が払う手数料などに転嫁されていきます。もちろん必ずしも高い費用を負担する商品やサービスばかりではありませんが、取引金額が大きいほど、費用をかけても会社として利益が出ることに不思議はありません。
大切なのは「自分が納得できる適切なコストの範囲内か」ということです。広告やパンフレットの高級感に惑わされて「費用が高くても仕方ない」と思い込んでしまわないように注意してください。
では、50代60代をターゲットにした「安易に手を出してはいけない商品・サービス」にはどんなものがあるでしょうか。典型的なものを2つ紹介します。
やってはいけない代表的な資産運用1「ファンドラップ」
ファンドラップとは、顧客の資産運用についての希望や考え方をもとに、複数のファンド(投資信託)を組み合わせて資産を配分...