古着を寄付して社会貢献!古着deワクチンの使い方
2023.04.222024年12月08日
「愛着のある服」「思い出の服」の上手な手放し方
大掃除の面倒も一気に減る!「古着でワクチン」とは?
いらない衣類を回収キットに詰めて送ると、開発途上国の子どもにポリオワクチンを贈ることができる「古着でワクチン」。愛着のある大切な服も気持ちよく手放せると人気です。服の断捨離が進まずにいた60代・70代女性が活用。結果はいかに?
事例1:衣類は資源ごみに出すのも分類するのもひと苦労
60代、パーソナルスタイリストの織田ゆり子さんの場合
幼い頃からおしゃれが大好きだったという織田ゆり子さんは、現在、パーソナルスタイリストとしても活動中。同世代の女性が10歳若見えするファッションコーデを発信しています。
「仕事柄、似合わない服、時代遅れな服も参考例として必要なので、クローゼットは種々雑多な衣類にあふれカオス状態でした」
あるとき、ハンガーを差し込む隙間がなくなったのをきっかけに、服の断捨離をしていたと言います。
「不要な衣類をダンボールに放り込んで、1枚1枚たたみながら最終確認しポリ袋へ。いつも45Lのポリ袋5~6個の量になります。今までは資源ごみに出していましたが、収集所まで何往復もして腰痛になるのは限界」でした。回収された衣類の末路も気になります」
服も靴もバッグも袋にポイポイ入れていくだけ!
そこで活用することにしたのが「古着でワクチン」。
「古着でワクチン」から届いた資料の封を開けると、着払い伝票が貼られた専用回収キットと説明書類が入っています。
「回収キットは広げると想像した以上に大きくて、立てようとしても倒れてしまいました」
「説明書に立てやすい方法が載っていたのに、衣類を詰め込んで、ガムテープで封をした後で気付きました」
「この回収キットは薄手の衣類なら100枚強も入り、30kgまで耐えられるとのこと。後から移動させるのは無理なので玄関に置いておき、衣類の最終チェックはリビングで行いました。集めた服は82着、靴が7足、バッグが6個。全部入るのか最初は不安でした」とゆり子さん。
実際は全部すっきり入り、何より「古着でワクチン」なら、靴やバッグなども入れていいため、ゴミに出すときの分類の手間も一気に省けて、面倒が減ったといいます。
処分する?しない?迷った服の手放し方
それでも最後まで悩んだのは愛着のある服、高級ブランド服、一度も着ていない服。それらはどうやって手放せたのでしょうか?
例えば下の画像は、仕事着として愛用した海外ブランドTheory(セオリー)のスーツ。
「ローライズで時代遅れなボトムスは処分して、ジャケットだけをハイウエストのパンツとコーデすれば使えます」
セットアップのアイテムでも、一つ一つ単品でこれからも着回せるか?手持ちの服に合わせやすいか?などの視点で、実際にコーデしながら考えるのが織田さんスタイル。この方法なら、本当に使える服だけを残して、すっきり手放せそうです。
大きくて重たくても宅配便の受け取りは可能?
「玄関のたたきに準備した回収キットに詰めていきました。最後の難関は袋の口を閉じることで、上に乗って空気を抜きながら、ガムテープでしっかりと補強しました。いびつです(笑)」
回収キットを受け取りにきた佐川急便のスタッフはスリムな若い女性でしたが「古着でワクチンですよね。慣れていますよ!」と、台車も使わず荷物を担ぎ上げ運んで行ってくれたと言います。
「『古着でワクチン』のおかげで、この断捨離が地球の未来を守るためになる。我が家から衣類たちの再出発を見送る安堵感はこの上ないものでした」(織田ゆり子さん)
分類やゴミ出しの手間もなく、一度に手放せる「古着でワクチン」なら、忙しい日々の中でもとってもスムーズにクローゼットの大掃除ができます。家だけでなく、気持ちまでスッキリ晴れやかになるのも、いいですね。
事例2:きれいにとっておいた思い出の服が捨てられない…
70代主婦・渡来夢さんの場合
きものリメイクなど手芸が趣味の渡来夢さん。
「もう使えないのにと思っていても、思い出の服には執着心があり手放せませんでした。『古着でワクチン』で少しでも人様の役に立てたらと思い取り組みました」
着物や帯、孫娘のランドセルも
「まず着物や羽織・帯、ニットのワンピース、スパンコールを自分でデザインして縫い付けたスポーツ少年団のバレエ衣装、ダウンジャンパー、礼服、夏のスーツなどを出しました。袋に隙間ができたらもったいないので、子どもたちにも声をかけました」
孫娘のランドセルや、使用しなかった登山靴、不要となった子ども服も集まったそう。年末年始、家族で集う予定のある人は、子どもたちにも持ち寄ってもらうのもいいですね。
「ランドセルが新品と間違えそうなくらいキレイなため、形を崩さず入れるにはどうしたら良いかと考えました。やたらな詰め物を入れず、古着を入れたらどうかしらと考え、メールで問い合わせると『中に、古着を入れても良い』という返事が、すぐに届きました」
執着心のため迷ったり
一番迷ったのはエドウィンのジージャン。
「20歳頃から着ていたもので、当時7号サイズの私がLサイズを着ていたほど、元々細身にできていました。体が入れば着たいのです! 大切にしていたのできれいです。あーもはや着ることはできないという、現実。11号の私、やっと諦めました」
長年の執着心を断ち切りました。
入れた物は、子ども服59、大人用服36、きもの類9、その他5個。準備した物は全部うまく入りました。
「『古着でワクチン』の体験を通し、ささやかでも誰かのために何かすることが、結局自分にかえってくると思えました。爽やかな気分でいっぱいです」(渡来夢さん)
一年の締めくくりに、すっきり、そして優しい気持ちで迎えたい人にとっても、押し入れやクローゼットの大掃除で「古着でワクチン」を活用するのはおすすめ!
大容量タイプなので、家族で思い出の品を持ち寄って思い出話に花を咲かせて団らんして、それからならいっそう気持ちよく手放せそうです。
服の断捨離が気持ちよく進む「古着でワクチン」とは?
特別版「ハルメク 古着でワクチン」は「古着deワクチン」を運営する日本リユースシステム株式会社と協力し、生まれたサービスです。通常一口につき、ポリオワクチン5人分の寄付となりますが「ハルメク 古着でワクチン」なら、キットを1点購入いただくと、開発途上国の20人の子どもたちにワクチンを寄付できます。衣替えのタイミングなどでぜひご利用ください。
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