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- 56歳、ワンルームひとり暮らし~家具改善&工夫テク
離婚後、子育てや仕事に奮闘し、そして迎えた子の自立。日課のウォーキングが気持ちを前向きにしてくれました。今は一人暮らしを満喫中、50代を楽しんでいる様子やこれからの生き方をお伝えします。今回はワンルームを使いやすくする工夫をご紹介。
ヤッパリ狭い!
ヤッタ! 入った! と大型家具をワンルームに入れてひとりエツに入っていたのも束の間でした。
家具ばっかりの部屋。
わかっちゃいたけど、床の見えない暮しにしだいに息苦しさを覚え始めたのです。
寝る前のストレッチは習慣ですが、これもテーブルの上。初めこそ「視点が高~い! 新鮮じゃ~」とヤセがまんをしていましたが、ある日、床の狭いすき間に体を埋めて、下からテーブルの裏側をぼーっと眺めていた時のこと。突如、ムラムラと「天板を外そう‼」と抑えがたい衝動がわき起こりました。ガバッと起き上がり、滑り止めのゴム手袋を装着し、むんずとドライバーを握り、台からネジを外しにかかりました。
そして、渾身の力を込めて天板を上げ……「ん? 思った以上にお、重い! 重すぎる‼」
しかも前が見えない!(当たり前)「引っ越し屋の娘の夫に頼めばよかった! なぜ思いつかなかったのか!」中途半端に上げたまま、後悔が頭をよぎります。
しかしこのまま2メートル大の天板を倒したら、賃貸の部屋の壁や床を壊すか、下手すると私もけが? 大きな物音に「何事!?」と下の階の人が駆けつけて来るかもしれません。できるかどうか、よく考えずに思い立ったら動いてしまうせっかちでそそっかしい性格。それで重ねた失敗の数々。しかし、万にひとつくらいなんとかなってしまうことがある。
……それが今回でした。どうやって収めたのか今となっては思い出せませんが、姿見の裏に立てかけました。滝のような汗で、全身ずぶ濡れでした。
収納ゼロキッチン
シンク下の収納も吊り戸棚もなし。いっそ清々しい、などと感心している場合ではない。
料理することを否定しているかのようなキッチンですが、高さもほどよくなんとか使いこなしたい。
テーブルの2つの台のうち1つを移動し、鍋類を収納。そして古くてガタピシ言っているライディングビューローを脇に置いて、下の引き出しに皿やラップ類、上の小引き出しにカトラリー、コーヒーやお茶を収めました。本来の役回りではないものの、この古い家具はなんだか機嫌がよさそうです。
冷蔵庫だけミニサイズ
かつて20年以上使っていた大型冷蔵庫が壊れた時、真っ青になりました。アパートのドアから出ないので簡単に買い換えができません。業者に頼んで窓から吊り下ろして処分。それに懲りて最小サイズを買いました。
不便かな、と当初は不安でしたが、意外や正解。余計なものは買わず、ためず、掃除もしやすい。最小限のストックだけで「私のでっかい冷蔵庫は近くのコンビニだ」と思えばいいのです。
本棚が部屋に置けない!
細長いワンルームの一方は壁、反対側はキッチンとクローゼット。本が好きで、引っ越しの度に処分を重ねても2つの書棚が生き残っています。しかし、壁にベッド、戸棚、姿見を並べたので置けません。やむを得ず短い廊下に。向かいのトイレのドアもかろうじて開きます。本の背も日に焼けません。しかし、太ったら部屋に入りにくくなるでしょう。
オシャレなスポットライトがまぶしすぎる‼
部屋にはラインレールにスポットライトが3つ。それがまぶしいんです。どこを見ても光源が目に飛び込んでまぶしすぎる! 60ワットの電球を40ワットに替えたら、暗すぎて本が読めない。どうする。
こんな時は100円ショップ! ビニールのニセポトスを買ってきて、ライト3つをつなげて電球に触れないように絡ませてみました。
さて、生活が落ち着いたところで、娘が出産。仕事しながらどう助ける? 孫ってどんな存在? 「初めて」はいくつになってもあるものです。次回はそれを報告します。
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