父がハワイで救急搬送された時の話
持っててよかったクレジットカード
ハワイの救急車と集中治療室の話。
人生は 何が起こるか わからない
軽い気持ちで…
これは決して広告ではありません、本当の体験ですから。
今から30年くらい前、クレジットカードが徐々に一般人に普及し始め、年会費が無料だったこともあり、海外旅行保険にもなるからと両親に作らせました。
とはいえATMも操作できない両親。でもそれが役に立つとは……。
救急車にICU
4泊5日で両親がハワイに来た時のこと。父は旅の疲れからか早く寝たのですが、翌早朝に母が「お父さんが変なんだけど」と私を起こしにきました。様子を見に行くと、父は汗びっしょりでうなっていました、意識はあるようですが、返答がありません。
「どうしよう」
私はハワイに住んでから、救急車や病院のお世話になったことがないので戸惑いましたが、クレジットカードのお客様ホットラインを思い出し、電話をかけ事情を話しました。
「救急車を呼びますか?」「そうですね、お願いします」
「日本語を話す救命士を同乗させますか?」
「えっそんなことできるんですか、ぜひお願いします」
救命士の方は日本人の女性で、やはり日本語が話せるというのはホッとしました。
病院に到着しドキドキしながら待っていると、日系人の女医さんが「お父さんは命に別状ないから安心して。これから精密検査をするので、あと1時間くらいかかるわ」と言い、思いがけないことを私たちに提案しました。
「朝食まだでしょ? 地下にカフェテリアがあるから、食べてらっしゃい」
そういえば、そうでした。言われて緊張がほぐれ、急にお腹が空いてきました。
こんな気くばり、さすが日本人。カフェテリアにはみそ汁とご飯もあり、ひと息つくことができました。
父は集中治療室に入りましたが、夕方面会に行くと意識も戻り、ほとんど元の状態になっていたので安心しました。今朝の記憶はないようでした。
集中治療室はフードコートの様になっていて、中心にナースステーションのカウンター。それを囲むように個別病室があり、ドアはなく全ての部屋が見渡せるようになっていました。
午後の担当医は、「sepsis」と書いたメモをくれ、家に帰って調べてと父の病状を説明し、明日は一般病棟に移れるから安心してと言ってくれました。
なんだろう「sepsis」 って。
父の病気は「敗血症」でした。
結局2日後には退院、その翌朝帰国しました。
請求額は…
数か月後、帰国し実家に行くと分厚い書類が届き、クレジット会社の明細と病院の診察データが入ってました。
「お父さん、ハワイの治療費いくらだと思う?」
「集中治療室も入ったし、2日半入院してたからな、いくらだ」
「日本円にして150万円だって」
「え~そんな払えんぞ」
「大丈夫、一円も払う必要ないんだよ。全部クレジットカードの海外旅行保険で払ったから」
年寄りを海外旅行に連れて行くときは、トラベルデスクがあるのは安心ですよ。
※注意 現在のクレジットカードは、いろいろ縛りがあるようなのでご確認を。
■もっと知りたい■
夢丸
バブルの20代、学びの30代、思いがけない海外生活の40代、介護が始まる50代、忙しい日々でした。今両親を見送ってやっと自分の時間が始まると思ったら、平均寿命まで生きたとしてもあと十数年(あれまあ)。人生は短く、一度きり、わがままに生きましょう。
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