出発準備~デンマーク乗船~ドイツ

バルト海6か国周遊クルーズ1:人生の栄養補給へ

公開日:2018.11.25

更新日:2019.03.20

これまでに行った個人旅行の体験談をご紹介。巡った観光地や異文化体験、日程の組み方や費用についてなど、参考にしたい旅のヒントも! 今回は2018年6月に行った、6か国周遊クルーズ旅についてつづります。

船旅の目的と準備

私にとっては4回目の船旅で、今回は友人と一緒でした。主な目的はフィンランドの友人に会うこと、エルミタージュ美術館、スウェーデンの地下鉄アートを見ることでした。

期間は2018年6月24日~7月5日の12日間。寄港地でのツアーオプションが6回あり、私達はすべての寄港地では自由行動をと考えていましたが、ロシア入国には煩雑な手続きが多くとても大変なので、サンクトペテルブルクのみツアーを申し込みました。

持参したもの:
主だったものの他には、重曹(大匙6杯)、洗濯バサミ(6個)、ワイヤーハンガー(2本)、 ユーロ-、ドル、円を2万円ずつ。

*硬水だと髪がカサカサになるので、洗髪の後、大匙1を溶いて最後に使うと、髪がソフトになります。今では街中の美容室でも、1回分ずつ容器に入ったものが売っています。

*出発前1週間は体調管理に注意し、風邪をひかない、疲れすぎないよう気を付けて暮らしました。

 

乗船まで、1日目

関西空港からエミレーツ航空のエコノミークラスで狭い座席でしたが、幸い隣が空いていたので、ひじ掛けを上げて、互いに足を伸ばし、エコノミー症候群を避けました。身体も楽でした。眠れぬままコペンハーゲンに到着!

 

2日目、いよいよ乗船

空港からコペンハーゲン港まではバスで移動。煩雑な乗船手続(IDカード用のクレジットカードの登録、写真撮影など)を終えて、割り当てられた船室に行くと、すでにスーツケースがドアの前に置かれていました。荷解きをしていると船はドイツのパルネミュンデに向かって静かに出港しおり、船内放送によると、この船の乗客数は65か国からの5,160人とか! 夏休み中なので子ども連れが多かったです。

乗船したノルウェージャン ブレイクアウェイ号。
乗船したノルウェージャン ブレイクアウェイ号。

3日目、ドイツ ロストック市

朝7時30分パルネミュンデ入港。昨夜各室に配布された日替わり通信の欄に、個人旅行者のためのバスチケット販売が記載されていたので、夜のうちに買っておきました。必ず前日に英文の通信が配布され、明日の船内の予定が4ページにわたって詳しく書かれて、船上での計画も立てやすいのです。例えばいろんなエンターテイメントや、ミニコンサート、朝、昼、夜のレストラン情報など(日本人ツアーの方々には日本語版が配布されます)。

私たちは色んな国の方たちとワイワイ言いながらバスに乗って、ロストック市に向かいました。バルト海の避暑地と言われ、カラフルな家々が並んだ可愛い小さな町ですが、以前は旧東ドイツ最大の港湾都市でした。

1490年に建てられた聖マリエン教会の祭壇裏の天文時計が12時を知らせるからくり人形が見たくて、人込みの中で待ちました。その時代にこんな精密な天文時計が作られたことが驚きでした。

聖マリエン教会の祭壇裏の天文時計。
聖マリエン教会の祭壇裏の天文時計。

 

小さな町を一回りして、最後は石造りのパルネミュンデ大聖堂も見学しました。無事帰船後、24時間バイキングの食堂で遅いお昼をいただき、部屋に戻ってから市中で買った大粒のサクランボを思いっきり食べました! 大粒で赤黒くて、とても美味しい!

大粒でおいしいサクランボを堪能。
大粒でおいしいサクランボを堪能。

 

夜は前菜からデザートまでのフルコースで、歩けないほど食べてしまいました。

 

4日目、終日クルージング

本日の寄港地はなく、思い思いに過ごします。ジャグジーを楽しむ人、卓球をする人、読書をする人、カジノを楽しむ人、お酒を飲む人等々。私は気持ちのいい海風の吹くテラスでロープを張って、洗濯ものをピンでとめて干しました。

午前中、船内の探検へ。壁面には本が並んだ、ガラス張りの静かな読書室を見つけてしばらくくつろぎの時間を持ちました。来室者は2人のみ。夕食後はシアターで上演されるBurn the Floor 『WANNA DANCE』を観ました。チャチャチャ、ルンバ、タンゴなどの激しいダンスの現代版です。

明日、どうしてもLINEを使いたいので、船上のインターネット サービス オフイスでWiFiを一回$3.95で2回買うことになりました。日本出国時に割安になる方法を入手しておくべきだったと反省。海外では写真のみ使用するなら、機内モードにしておけば問題ないのですが。

次回は、5日目にフィンランド ヘルシンキに入港。現地の友人と再会。そして7日目には旅の目的のひとつ、ロシアのエルミタージュ美術館へ。しかしそこでハプニング発生! 私は美術館を満喫することができるのでしょうか……!? 

 

バルト海周遊シリーズ一覧はこちら

バルト海6か国周遊クルーズ1:人生の栄養補給へ

バルト海6ケ国周遊クルーズ2:憧れのエルミタージュ

バルト海6ケ国周遊クルーズ3:奇抜な地下鉄アート

バルト海6ケ国周遊クルーズ4:旅の最後は予想外

いしだて まさこ

京都府舞鶴市生まれ。’75年、趣味で染織を始める。’02年よりカルチャーセンターの染織講師になり個展は10回開催。趣味はクラッシック音楽を聴く、読書、墨彩画、パステル画、トレッキング、グランドゴルフ。計画~乗り物・宿の手配まで自分で手がける個人旅行も得意。

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