キャンピングカーで自由気ままな夫婦ドライブ旅

キャンピングカーで、ぶらり群馬へ

公開日:2018.10.21

念願のキャンピングカーを購入した蒲池さんが、夫婦で日本全国をドライブして巡ります。第2回目は、妙義山に引き寄せられて群馬へ行ったお話です。道の駅でお泊り、至福の温泉タイム、そして榛名湖へ。ノープランな旅に出発です!

ノープランな旅に出発

ゴールデンウィーク初日に、東京を2時過ぎに夫の運転するキャンピングカーで愛犬も一緒にお出掛けしました。

どこに行くともなく、進んでいくと関越道からゴツゴツした岩が見えてきました。いつしか群馬県の妙義山に引き寄せられていたのです。渋滞が全く無かったことは奇跡に近かったかもしれません。山の傾斜には藤や八重桜が咲き誇っていて、頂上に着くと中之獄神社がありました。

門を潜ると20メートルの大黒様が聳え立っています。通常右手には木槌ですが、剣を持っているのは大変珍しいそうです。長く急な石段を休憩しながら登り切りました。いつも高速から眺めるだけの山でしたが、間近の迫力に大満足です。

車中泊。きれいなトイレは有難いです

今夜は道の駅「みょうが」でお泊りです。綺麗なトイレはとても有難いです。時間にとらわれないのは良いですね。周りは雄大な自然が広がり、鳥の囀りと木々を駆け抜ける風の音が絶えず聞こえてきます。日の出とともに目覚めるなんて、何て清々しいのでしょう。

淡い緑の絨毯を散策中にヨモギを摘み取りました。身も心もリフレッシュされます。

 

朝食は夫特性のホットチーズサンドと引き立てのコーヒーが欠かせません。そのサンドイッチは定番のメニューになっています。それにしても開放感のあるところでの食事が美味しいのは何故でしょう。

お腹が満たされると今日は榛名湖へ出発です。その前に随分前に行ったきりの榛名神社に寄ることになりました。

嬉しいサプライズ

榛名山への道中、藁ぶき屋根の並ぶ建物を見つけました。情緒がある日本古来の建物にワクワクしてしまう私です。夫が気持ちを察してくれて、立ち寄ることに。

そこは、かやぶき集落の古民家を改装した温泉施設の「かやぶきの郷」でした。想像以上の異空間です。施設内の階段を下りながら興奮は増すばかりです。

まずは汗を流して、それから敷地内を見学です。時代物の箪笥、郷土玩具、古美術品が各部屋一杯に展示されています。次から次へと目を奪われていったのは、言うまでもありません。

時空を超えて、タイムスリップしたかのようでした。時間制限はあるものの二種類の薬湯も露天風呂も入り放題ですので、一日居ても飽きないでしょう。私のお気に入りになりました。

ようやく榛名神社に到着しました。本堂までは少し道のりがあります。途中に七福神の神様が所々に建立されています。落ちそうで落ちない岩の圧迫感と糸の様なやさしい滝の流れは自然が創り出した絶景です。改めて感動しました。

 

せっかくだからと榛名湖へも足をのばしました。犬の散歩でふらふらしているとワカサギの産卵を発見したのです。なかなか見ることのできない珍しい光景です。フグの産卵に次ぐ貴重な体験となりました。

 

自然界からの贈り物

自宅に戻って、ヨモギを使った和菓子を作りました。鮮やかな緑で香り立つヨモギの白玉団子を綺麗に盛り付けて、いただきました。自然の恵みが口いっぱいに広がったと同時に思い出が漂う幸せなひと時です。

意外な発見は気ままな旅の醍醐味と言えるでしょう。

蒲池 香寿代

大分県生まれ。小学校の時に恩師の先生との日記を機に何かしら記録することが習慣になっていました。結婚後は家計簿日記と運動不足解消の体操が日課になっています。元気なうちに念願のキャンピングカーで日本全国を横断するのが夢です。

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