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2019年06月24日
西日本豪雨の脅威
子どもの頃から雨の日があまり好きではなかったとし古さん。そんな彼女が梅雨になると思い出すのは西日本豪雨のこと。今回はこの災害について語ります。
子供の頃、梅雨の季節が嫌いでした。外で遊ぶことができないからではなく、何となく湿っぽく、うす暗く、もの憂げで、という理由からだったと思います。
あの頃は「しとしとピッチャン、しとピッチャン」というような雨でしたが、今やスコール状態の大雨になることも多いですね。「霧雨」「小糠雨」のような情緒的な雨も、雨音に耳を傾けているうちに、いつのまにか、「降ればどしゃ降り」。
梅雨の終わり頃にはよく大雨に見舞われ、大きな被害が出ていましたが、近年は「空梅雨」と「豪雨」が交互にやってくる感じです。
2018年7月、梅雨の終わり頃の西日本豪雨は大災害をもたらしました。私の住む団地も被害に遭いました。
中学校のグラウンドや道路の一部が土砂に覆われたのです。
幸い人家や人身の被害はなく、中学校校舎も無傷でしたが、グラウンドは年末まで使用禁止になったほどでした。
広島市に数多ある中学校のなかで被害にあったのは我が地域の中学校だけでしたが、ニュースで報道されることはありませんでした。
広島市東部や周辺の町や市の被害がそれほど大きかったということです。
「梅雨」は、英語では「East Asian rainy season」。東アジア特有の季節雨のようですが、広島に住んで「なたね梅雨」という言葉を初めて知りました。
菜の花の咲く3月下旬から4月にかけての春の長雨のことで、西日本特有のようです。
日本語には雨の呼び名がたくさんあります。日本語の美しさや、日本人の豊かな情感に今さらながら感じ入りますが、「豪雨」だけはごめんこうむりたい、と切に願っています。