茨城の足湯 |豊かな自然の中で楽しむ足湯厳選5
2019.04.262018年08月15日
旅好き女性1000人が選んだ人気温泉[第1位]
有馬温泉|夏の納涼川床も楽しみな「金泉」「銀泉」
「金泉」「銀泉」という2種の温泉、昔の家並みが残る石畳の道、路地裏のアートスポット、炭酸せんべいなど、有馬温泉には立ち寄りスポットが盛りだくさん。日本を代表する温泉地、“西の雄”こと有馬温泉が見事人気ナンバー1に輝きました。
納涼川床やアートスポット、外歩きが楽しい町
有馬温泉(兵庫県神戸市)の駅そばにある有馬川の親水公園は、夏の納涼川床でにぎわう人気スポットです。ほどなくして石畳の坂道が印象的な温泉街に到着します。まずは金泉が楽しめる外湯「金の湯」、そして江戸時代から昭和初期の町並みが残る湯本坂などが続きます。立ち飲みバルや有馬玩具博物館、炭酸煎餅や佃煮店といった老舗商店などが軒を連ねています。
温泉街を巡っていると、個性的な現代アートに出会います。これは「有馬温泉路地裏アートプロジェクト」によるもの。写真映えするスポットを求めて、宝探しのような感覚で散策できるのも楽しみです。
石畳の坂道は六甲山の入り口へと続きます。六甲山は「近代登山発祥地」といわれ、100以上のコースがあるそうです。登山でなくても六甲有馬ロープウェーで気軽に空中散歩ができ、紅葉シーズンはその絶景に癒されることでしょう。山頂駅すぐの六甲ガーデンテラスでは、大パノラマの中で食事などができます。
鉄錆色の「金泉」は肌と心に潤いをUP
神戸市内から車で約30分。六甲山の麓に湧く有馬温泉は、「日本三古泉」のひとつに数えられる温泉地です。その名は『日本書紀』や『枕草子』にも登場しています。
有馬温泉では、茶褐色のにごり湯「金泉」と炭酸を含んだ「銀泉」の2種類が楽しめます。町には源泉が30カ所点在し、うち7カ所が御所泉源をはじめとする高温の金泉です。湧出時は無色透明でも、空気に触れた瞬間に鉄分が酸化することで褐色を帯びていきます。
もうひとつの「銀泉」は無色透明の二酸化炭素泉と放射能泉。温泉街の炭酸泉源公園では飲泉ができ、食欲増進などの効果があるといわれています。
「金泉」は日本屈指の塩分含有量で、なめると塩辛く、海水の1.5倍から2倍の塩分濃度です。泉質は含鉄・ナトリウム-塩化物強塩温泉。塩分が肌に薄い皮膜をつくるため、体が芯からぽかぽかと温まり、肌がしっとりするのが魅力です。
“温泉メイド”の定番みやげと復刻商品が人気
有馬土産の定番は、「炭酸せんべい」です。各店が味を競い、「元祖三津森本舗」は手焼きにこだわる老舗の一軒。バターや卵、添加物などは一切使わず、良質の小麦粉、塩、水、そして有馬の炭酸泉を使用し、丁寧に作り上げています。淡白で上品な味わいと、パリパリした食感が記憶に残ります。レトロな丸い缶も人気があります。
ほかに、温泉街店主らが復刻した日本初のサイダー「てっぽう水」や、近年復活した「有馬山椒」を使ったスイーツや料理も人気です。また、有馬温泉を配合した洗顔石鹸や温泉ミストをはじめ、温泉メイドのご当地土産もお見逃しなく!
まとめ
温泉街には現役の芸妓さんが応対してくれる「芸妓カフェ」をはじめ、新しい店が増えていて、急増する外国人旅行者で活気づいています。2018年からは京都駅より直行バスが運行するなど、アクセスが良くなり、訪れやすくなりました。
《アクセス》
有馬温泉へは新神戸駅から有馬温泉まで直行する西日本ジェイアールバスの「有馬エクスプレス号」で三宮バスターミナル経由約45分が便利(京都駅、大阪駅発の便もあります)。電車利用は、北神急行電鉄・新神戸駅から谷上駅乗り換え、神戸電鉄有馬線の有馬口乗り換え、有馬温泉駅下車(約30分)。
■温泉好きのあなたにおすすめの記事