140文字の短文をインターネットに投稿する「ツイッター」を、8年前から続けている溝井喜久子さん(84歳)

2018年08月15日

ミゾイキクコさん ツイッターで心の扉を開きましょう

愚痴でも何でもいい。日本人全員を相手に茶飲み話を

ツイッターフォロワー数9万人以上の人気アカウント「ミゾイキクコ」さん。実は84歳の一般女性です。この連載は溝井喜久子さんがシニア女性たちに捧げるツイッターの指南書でもあり、50代の女性たちへ送るエールです。毎月更新。

ツイッターは、誰とでも何でも話せるツール

私はツイッターで毎日多くの人と会話をしている。
その日の天気だったり、食事のメニューだったり(三度の食事の写真を投稿している)。
居ながらにして、どなたとでもおしゃべりできるのがツイッターの良い所。匿名でできるので現実社会では言えないことも言えて、心の憂さも晴らすことができる。誰に迷惑もかけない。

ツイッターは140文字以内の短文をインターネット上に投稿するもの。例えば、おはようございます、等も多い。

それを皆で共有できて、しかも無料。家に居ながらにして世界中の人と繋がれる。高齢者にはもってこいのツールです。
 

これは6月4日の夕飯の写真です。これを見た人から、私の所もハンバーグでした、とかハンバーグ大好きなのですとかいう返信がある。たわいないことでも年齢、地域、様々な人と気持ちが繋がる機会になっています。

私は7月(2018年)で84歳になり、一人で暮らしていますが、日本各地や海外で暮らす日本人ともツイッターを通じて多くのお友達と心を通わせることができています。ツイッターで何を書くのという人がいますが、使い方は様々です。

私は日本人全部を相手にした茶飲み話の場と位置付けています。ですから、家庭内のことや、老後の話題だとどう生きようかとか、最後をどう迎えたいとかそんな話を皆さんとしています。

庭の福寿草が咲くと写真に撮りツイッターにアップします。すると寒い地域の人からは私の所ではまだ芽も出ませんといった返信があり、日本も広いのだなと感じたりしています。それから返信をくださる方々の年齢層ですが、推測ですが、20歳代から50歳代が多く、それ以上の60歳代から80歳代の人が続いています。50歳代の方からは、両親や義両親が高齢で今その人達をお世話している人や、見送られた方のお話が多いです。

現実社会では言えないことを、誰かが聞いてくれる

ある日の私のツイートです。「私の知り合いで長年胃痛に悩まされていたのが、姑様が亡くなられたらコロリと胃痛が治ったそうです。そのお姑様は育ちの良い教養のある方でした」

このツイートを読んだ方から「そう言えば私も義父を看取った後、気が付いたら、頭痛薬を忘れていました」という返信がありました。よく考えてみたらストレスだったのですね。

こんな話、現実社会では周りの人に言えないが、ツイッター上では匿名だからできるし、皆もそうなのだということも分かる。中には、婚家で働き詰めになって体を壊した人の話や、身勝手な義両親の話なぞリアルでは語れない、聞いてくれる人もいない話でも、ツイッターなら聞いてくれる人も多いし、共感してくれる人も多い。

そんな目に遭わない様に、経験者のアドバイス等も得られたりする。ツイッターはどんな利用の仕方も自由です。自分の思いをそのままつぶやけばそれに共感した人からは返信がきたりします。

ああ自分だけでなくこう思っている人もいるのだ等と感じたり、内に込めて置くだけでなく、吐き出すだけでも気が少しは楽になるという効果があるもの。

さあ、ツイッターを始めてみましょう

ツイッターを始めるには登録が必要です。
スマホやタブレットには大体ツイッターアプリが搭載されています。そのアイコンをタップするとツイッターへようこその画面が開き、登録の文字がありますからそこをタップして、必要事項を入力します。そしてユーザー名とパスワードをきめます。誰かに手伝ってもらうのもよいですね。

それから初めに覚えておいたらよいと思われることは、変な人に絡まれたら、その人とかかわらないためにブロックという方法があります。

 

この写真の三つの点が並んだアイコンをタップすると、ブロックの文字がありますからそれをタップすればよいのです。

ブロックすれば、関わりたくない相手からはどんなツイートもあなた宛てに出せなくなるのです。ですから、もう心配することなくツイッターが続けられるのです。

溝井 喜久子
溝井 喜久子

みぞい・きくこ 1934(昭和9)年生まれ。お茶の水女子大学理学部卒。ツイッターを始めたのは2010年1月28日。戦中戦後の体験や暮らし、高齢者問題、価値観などを発信。@kikutomatu、フォロワーは9万以上。

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