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2023.05.262018年07月27日
風情あるの山の四季を堪能する
鞍馬・貴船散策チケット|京都の奥座敷を探訪
貴船の川床や鞍馬の木の根道は、京都の他エリアにはない自然と調和した魅力が満載! そんな鞍馬貴船をよりお得に楽しみたい方におすすめの「鞍馬・貴船散策チケット」。特典を上手に使って、京の奥座敷の旅を満喫するコツをご紹介します。
鞍馬・貴船散策チケットはこんなにお得
「鞍馬・貴船散策チケット」は、叡山電車が出町柳駅のみで発売しているお得なチケットです。チケット料金1,800円に含まれる内容を見てみましょう。
【チケット料金に含まれる内容】
1.出町柳駅→貴船口駅・鞍馬駅 往復840円
2.鞍馬駅→貴船口駅 片道210円(乗り降り自由)
3.鞍馬寺 愛山費 300円
4.『くらま温泉』 露天風呂入浴料 1,000円(差額で日帰りプランも可能)
※正規料金:840円 + 210円 + 300円 + 1,000円 = 2,350円 チケットは550円分お得
【その他特典内容】
1.『雍州路』 精進料理のみ 10%オフ
2.『くら満荘』 料理のみ 10%オフ
3.「叡電さぶれ(出町柳駅で販売のクッキー)」700円→600円(100円引き)
出町柳駅のみで発売され、運賃や鞍馬寺愛山費、くらま温泉での露天風呂入浴料をすべて使い切ると550円お得になります。また、鞍馬寺そばにある『雍州路』の精進料理や、『くら満荘』の料理が10%オフになる特典もあり、この特典を利用するとさらにお得度がアップ! お土産に「叡電さぶれ」を購入する時も100円引きです。
乗り放題区間が鞍馬-貴船口間のみで、じっくりと鞍馬と貴船を楽しみたい方にピッタリ。チケットの特典を使いながら、無理なく楽しめ旅プラン例を考えてみましょう。
鞍馬・貴船散策チケットを使ったおすすめコース
ご紹介する旅プランは、午前中に貴船を回り、午後に鞍馬を巡って最後に『くらま温泉』で疲れを癒やす流れにしました。プランの流れと立ち寄りポイントを紹介しつつ、特典を使えるスポットを紹介していきます。
【貴船→鞍馬 山越えしない旅プラン例:お得度820円】 ※★は正規料金
出町柳発
8:30
↓ 展望列車「きらら」にて貴船口まで行く(★420円)
8:57
貴船口駅
↓ 道沿いに流れる貴船川を眺めながら貴船神社まで徒歩で20分程度
9:30ごろ
貴船神社 参拝、「水占おみくじ」、
↓ 徒歩5分程度
結社 ご祭神は縁結びの神様「磐長姫命(いわながひめのみこと)」
↓ 徒歩10分程度
10:30ごろ
奥宮 船形石や連理の杉など見学
↓ 徒歩15分程度
貴船口駅まで戻って鞍馬駅へ向かう
↓ 電車移動(★210円)
12:00前後
鞍馬駅 『雍州路』でランチ(★「くらま山 精進膳」 2700円→2430円)
↓
13:30ごろ
鞍馬寺 山門(★愛山費300円が無料)
↓ ケーブルカーまたは徒歩(九十九折参道)
14:00ごろ
鞍馬寺 本殿金堂参拝から魔王殿、木の根道、義経の背比べ石などを見学
↓ 徒歩で下山
16:00ごろ
鞍馬駅
↓ 無料シャトルバス
『くらま温泉』 露天風呂入浴(★1000円が無料)
↓ 無料シャトルバス
18:00ご
鞍馬駅
18:19
↓ 「きらら」乗車(★420円)
18:50
出町柳着
貴船から鞍馬への移動は、鞍馬寺西門より鞍馬寺を目指し山登りする方法もありますが、貴船側からは急斜面が多くかなり大変です。体力に自信のある方には良い散策になりますが、一度駅に戻って鞍馬側から奥の院へお参りする方がスムーズに見ておきたいスポットを回れるでしょう。
貴船エリアでは、神武天皇の母、玉依姫命(タマヨリヒメノミコト)が大阪湾から淀川を遡ってきた時に乗っていた船との伝説がある船形石のある奥社近辺に見どころがあります。鞍馬寺では、奥の院参道で、義経関連スポットや木の根道、大杉権現周辺が、鞍馬らしさを最も感じられますのでぜひまわっておきたいところです。
最後の「くらま温泉」では、露天風呂で歩き回った疲れを癒やせます。風情のある山の温泉に浸かりながら、ここまで見てきた風景などに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
魅力的な季節のイベントと展望列車「きらら」
鞍馬貴船散策は、季節ごとに行われるライトアップイベントの時期に行ってみたり、と展望列車「きらら」に乗車したりすることでさらに印象深いものになります。そこで、季節のイベントや「きらら」についても説明しましょう。
【季節のイベント】
5月:青もみじのライトアップ
7~8月:貴船神社 七夕飾りのライトアップ
10~11月:もみじのライトアップ(同時期に貴船神社もライトアップ)
季節のイベントで特におすすめは季節ごとのライトアップです。ライトアップは、主に叡山沿線と貴船神社で行われますが、山の澄んだ空気と相まって厳かな雰囲気になり、昼間とはまったく違う魅力があります。鞍馬寺では、1年のうちもっとも込み合う「鞍馬の火祭り」が毎年10月22日に開催されますが、残念ながらこの日は「鞍馬・貴船散策チケット」は利用できませんので注意してください。
【展望列車「きらら」】
展望列車「きらら」は、毎日運航されている展望列車です。車窓がとても大きいという特徴があり、一部の座席が窓側に向いています。まさに展望を楽しむための電車と言っていいでしょう。
街中からどんどん山の中に入っていく沿線の風景は、見ているだけで趣深いものがあります。特に、桜・青紅葉・紅葉の季節には、沿線でライトアップが行われ、とても美しい車窓が見られますので、多少並んでもぜひ時間を合わせて乗車してみましょう。
鞍馬や貴船へは動きやすい服装で出かけよう
最後に、鞍馬、貴船に出かける際に注意しておきたい点をご説明します。
鞍馬、貴船は山道や段差が多いため、歩きやすい靴で出かけてください。ヒールや革靴では少々辛いでしょう。京都よりも少し寒いのと、山の中で虫も多いため、夏でも薄い長袖の羽織ものを用意し、足も露出しないようジーパンなどがおすすめです。本格的な登山とまではいかなくても、動きやすい服装でお出かけください。
また、ライトアップ期間以外は、かなり暗くなり足元も見えず危ないので、明るいうちに出町柳に戻れるように予定を組みましょう。ライトアップ期間でも、できれば懐中電灯を持って行った方が安心です。
まとめ
「鞍馬・貴船散策チケット」は、1日じっくりと鞍馬貴船を楽しむのに適したお得なチケットです。「くらま温泉」を楽しみたいので、貴船を先に回るようにすると良い感じで回れますが、ライトアップ期間中は鞍馬から回って貴船で夜を楽しむという手もあります。使い方は自由ですので、自分なりの旅プランを組んでみましょう。京都の街中から電車でたった30分なのに本格的な「山」の澄んだ空気を感じながら、鞍馬や貴船散策を楽しんでください。
文・藤森みすず