しんどい夫婦関係、問題の解決策は?(4)

男性の更年期障害の治療方法は?どう対処すべき?

公開日:2021.02.09

更新日:2023.07.18

「夫源病(ふげんびょう)」を提唱した医師の石蔵文信さんによる、しんどくない夫婦の関係性を模索する連載です。前回に続き「男性の更年期障害」がテーマ。治療方法とうまく対処する方法をお伝えします。

男性の更年期障害の治療方法

男性の更年期障害の治療方法


男性の更年期障害も基本的には女性と同じ、漢方やホルモン補充による治療が有効です。ただ女性と全く違うことがあります。

それはいろいろな男性更年期の症状に悩まされても、男性がなかなか医療機関を受診しないことです。男性の更年期障害の症状としては、めまい・耳鳴り・頭痛・動悸や食欲不振などの体調不良に加え、不眠やうつ状態が挙げられます。

前回もお話ししたように、男性更年期にはストレスが大きく関わっていますので、本来なら心療内科や精神科を受診した方がよいでしょう。

しかし担当の先生には失礼ですけども、まだ一般の方が心療内科や精神科を受診するのにはまだハードルが高いように思います。

一部の泌尿器科の医師は男性更年期外来を開設し、主にホルモンを測定して、基準値よりも低い場合はホルモン補充療法をしています。

私自身は男性ホルモンの補充療法の効果はあまり大きくないとは思っていますが、...

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石蔵文信

1955年生まれ。大阪大学人間科学研究科未来共創センター招へい教授。循環器内科が専門だが、早くから心療内科の領域も手がけ、特に中高年のメンタルケア、うつ病治療に積極的に取り組む。01年には全国でも先駆けとなる「男性更年期外来」を大阪市内で開設、性機能障害の治療も専門的に行う(眼科イシクラクリニック)

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