シニア女性のスマホのお悩みを解決!

【新!スマホ講座17】電池を消耗させるNG行動4

公開日:2023.10.27

シニア女性から多く寄せられるスマホの使い方のお悩みや、知っておくと便利なことをご紹介する連載。17回目のテーマは「電池の消耗」について。電池には寿命があるとはいえ長持ちさせたい…電池の寿命を伸ばすために、消耗が早くなるNG行動4つをご紹介!

<お悩み>気が付くと電池がナイ!ということが…

最近スマホの電池(バッテリー)の減りが早くて、気が付くと10%とかになっていることも……。電池を長持ちさせる方法はありますか?

<これで解決!>設定アプリで電池の状態をチェック

物価高のこの時期、スマホの買い替えはできるだけ避けたいところ……。とはいえ、スマホのバッテリーは、繰り返し使うことで劣化して減りが早くなり、いずれ買い替えが必要です。

一般的には2~3年で寿命がくるといわれていますが、使い方によってはそれより短くなったり、逆に長持ちすることもあります。

まずは、バッテリーの状態をチェックしてみましょう! まだ買い替え時期でないことを確認したら、バッテリーに負担をかけたり、電池を無駄にする使い方をしていないか、確認してみましょう。

バッテリーの劣化を確認する方法

バッテリーの劣化を確認する方法

バッテリーの充電能力や最大容量が80%未満なら買い替えかバッテリー交換を検討しましょう!

※タップ=スマホの画面を指で軽くタッチすること

【Android】Aquos(アクオス)、Xperia(エクスペリア)の場合

「設定」アプリを開き、「デバイス情報」→「電池の状態」または「電池性能表示」の順にタップ

【Android】Galaxy(ギャラクシー)の場合

「設定」アプリを開き、「端末情報」→「バッテリー情報」→「バッテリー性能」または「電池性能表示」の順にタップ

【iPhone】の場合

「設定」アプリを開き、「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」の順にタップ

設定アプリで確認できない機種の場合は、「AccuBattery」などのアプリで確認できます。 「AccuBattery」はGoogle Playストアから無料でインストールできます。

チェック!こんな使い方は電池が早く減ったり、劣化する!

NGな使い方1:画面が暗くなるまでの時間が長過ぎる

画面が明るくなっている時間が長いほど電池を使うので、長過ぎるなら、下の方法で調整を。画面の明るさを変更することでも電池の無駄使いを防げます。

【Android】の場合
1.「設定」アプリを開き、「ディスプレイ」→「スリープ(または画面消灯)」の順にタップ

2.好みの時間をタップ

【iPhone】の場合
1.「設定」アプリを開き、「画面表示と明るさ」→「自動ロック」の順にタップ

2.好みの時間をタップ

NGな使い方2:実はたくさんのアプリを起動したまま

ホーム画面に戻っても、実はアプリは完全に終了していません。アプリをたくさん起動していると電池を使うので、下の方法でアプリを終了させて。

※スワイプ=スマホ画面を軽くこするように指を滑らせること

【Android】の場合

NGな使い方2:実はたくさんのアプリを起動したまま

画面下部の「□」または「|||」をタップ。なければ指を画面の下から上にスワイプ。→起動中のアプリが表示されるので、「全て閉じる」をタップするか、1つずつ上にスワイプして消す。

【iPhone】の場合

NGな使い方2:実はたくさんのアプリを起動したまま

ホームボタンのある機種は、ホームボタンを素早く2回押す。ない機種は指を画面の下から上にスワイプ。→起動中のアプリが表示されるので、1つずつ上にスワイプして消す。

NGな使い方3:電池があまり減っていないのに頻繁に充電する

NGな使い方3:電池があまり減っていないのに頻繁に充電する

頻繁に充電すると劣化が早くなります。逆に電池残量0%になってから充電するのも負荷が大きく、20〜80%の間で維持するのが理想的といわれています。

NGな使い方4:充電しながらスマホを使う

充電と放電を同時に行うことで、バッテリーに大きな負荷がかかります。家にいるからといって充電コードにつないだまま使うのは避けましょう。

増田さんからのアドバイス

バッテリーが極端に劣化すると、スマホが発火することもあります。スマホがふくらんできたり、熱を持っているようなら、早めにショップなどに相談しましょう!

※操作法は機種によって異なります。

教えてくれたのは増田由紀さん

教えてくれたのは増田由紀さん

ますだ・ゆき 大人のためのスマホ・PC教室「パソコムプラザ」代表。初心者にもわかりやすく、すぐに役立つレッスンに定評がある。『いちばんやさしい60代からのAndroidスマホ』(日経BP社刊)他著書多数。

構成・文=松尾肇子(ハルメク編集部) イラストレ―ション=たつみなつこ
※この記事は雑誌「ハルメク」2023年2月号を再編集し、掲載しています。
※機種等は、2022年12月現在の情報を基にしています。

雑誌「ハルメク」

女性誌売り上げNo.1の生活実用情報誌。前向きに明るく生きるために、本当に価値ある情報をお届けします。健康、料理、おしゃれ、お金、著名人のインタビューなど幅広い情報が満載。人気連載の「きくち体操」「きものリフォーム」も。年間定期購読誌で、自宅に直接配送します。雑誌ハルメクサイトはこちら

マイページに保存

\ この記事をみんなに伝えよう /

注目企画