第1回役得づくし。横山タカ子さんの長寿ごはんを食す
2018.08.152019年06月26日
コバミカのおいしい編集生活
マリメッコ日本人デザイナー・石本藤雄さんの個展へ
大人気の北欧のライフスタイルブランド「マリメッコ」。そのテキスタイルデザイナーとして30年以上にわたり活躍してきた石本藤雄さんの個展が、2019年6月30日(日)まで東京・表参道で開催中。マリメッコ好きのコバミカが展示会へ行ってきました。
ポップでカラフルな空間に心が躍る!
「石本藤雄展―マリメッコの花から陶の実へ―」は、2019年6月30日(日)まで、東京・表参道にあるスパイラルガーデンで開催中です。会場に一歩足を踏み入れたとたん、マリメッコのポップでカラフルな空間が出迎えてくれて、一気に心躍ります。
テキスタイルデザイナーであり陶芸家の 石本さんは、1941(昭和16)年、愛媛県出身。70年にフィンランドに移り、74年からライフスタイルブランド「マリメッコ」で32年にわたってテキスタイルデザイナーを務め、400点を超えるデザインを生み出しました。現在はヘルシンキに在住。フィンランドの老舗陶器メーカー「アラビア」で、アート・デパートメント・ソサエティの一員として陶芸制作に取り組んでいます。カイ・フランク賞、フィンランド獅子勲章プロ・フィンランディア・メダル、日本では旭日小綬章など多数受賞されています。
会場に入ってまず右手には、マリメッコから過去に販売された石本さんのテキスタイルがずらり! その美しい景色に思わずカメラを向けちゃいます。天井から筒状にランダムに吊るされ、まるで森の中にいるよう。ゆらゆらと風に木の葉がそよぐように、人の動きとともにマリメッコのポップな色と柄が揺れ、会場の空気を穏やかに包み込みます。
布の世界から陶器の世界へ
続いて、入り口の左手へ進むと、今度は布から陶器の世界へ。実や花が描かれた色とりどりの絵皿が目に飛び込んできます。
そして壁にも実や花をモチーフにしたレリーフが。ポップなマリメッコのテキスタイルとはまた異なる、焼き物ならではの趣ある色づかいに、思わずうっとり……。
さらに足を進めると、アトリウムには石本さんの最新作《冬瓜》で侘び寂びを表現したインスタレーションが。背景にはマリメッコのテキスタイル《ケサスタ・ケサアン/夏から夏へ》が飾られています。
「15、6年前、ある田舎の温泉宿を訪れた際、その宿に冬瓜が飾られていました。食べ物(実)を飾り物としているところに、私は日本人の精神を感じました」。内覧会では、石本さんが《冬瓜》についてこんなエピソードを披露してくださいました。
かわいいグッズも見逃せない!
また、会場を出た後もキュンと胸をくすぐるお楽しみは続きます。
ショップでは《冬瓜》や《オオイヌノフグリ》をモチーフにしたオリジナルグッズを販売しています。
付箋(500円)や一筆箋(850円)、マグカップ(1800円、いずれも税抜)など、乙女心をくすぐるグッズがずらり。ちなみに私は、マリメッコファンの友人へのお土産に付箋を購入しました。
開催期間もあとわずか! さぁ、マリメッコファンのみなさん、会場へ急ぎましょ♪
「石本藤雄展―マリメッコの花から陶の実へ―」は6月30日(日)まで
2019年6月30日(日)まで、東京・表参道のスパイラルガーデン(東京都港区南青山5-6-23)で開催中。11時~20時まで。会期中は無休。入場無料。
詳しくは、同展公式サイトへ。