50代モデル前田典子!連載「マエノリごと」6

コロナ禍で新しい趣味を発見!バスケット作りのススメ

公開日:2024.07.01

モデル友達のナンタケットバスケット教室がきっかけ

私がナンタケットバスケット作りにハマるキッカケとなったのは、モデルで友人の塩川美佳さん。

私と同世代の彼女は、20代の頃からモデル仲間としてプライベートでも仲良くしてもらっている間柄で、ナンタケットバスケット作り教室を主宰しています。

「のりちゃんもナンタケットバスケットを手作りしてみない?」と何年も前からずっと誘ってもらっていましたが、なかなかタイミングが合わなくて実現せず(涙)​。

そろそろ「やるやる詐欺になりそうな頃」に、ちょうど着物の仕事が増えたり、着付け教室に通い始めたりしました。

元から「一生に一度ナンタケットバスケットを手作りしてみたい」という気持ちがあったので、「着物に合わせて自作のナンタケットバスケットを持ちたい!」という気持ちがどんどん湧き上がってきて、やっと教室通いが実現したのです。

ちょうどコロナ禍でおうち時間に何か始めたかった時期でもあり、新しい趣味が増えてとても良かったと思います!

1作目から難しい蓋つきバスケットにチャレンジ

私が手作りした1作目のナンタケットバスケットは蓋付きのオーバル型。蓋に付けたワニのオーナメントがお気に入りです。

「初心者は、まず最初は蓋のないバスケットや小物のキャンディボックスをいくつか作り、慣れてきてから蓋付きに進むのが良い」と先生に言われました。

蓋付きのナンタケットバスケットは、本体とピッタリ合わせつつ開閉しやすい蓋、持った時にバランスのいいハンドルなど、作るテクニックはかなり高度。

でも、「どうしても蓋付きが作りたい!欲しい!」となり、無理してチャレンジし、がんばって作りました。

宿題でバスケットを編む日々…最初は苦戦!

ナンタケットバスケット教室へは月に1回通って編み方を習い、あとは自宅で各自こつこつ編み上げる形式。

自宅でケーン(籐)を横に編んでいくのですが、途中でブチっと切れたり、足りなくなった時のケーンの繋ぎ方がわからず……何度ストップしたことか……。縦軸がバキっと折れて、修復の仕方がわからず、またストップ。


初めてで、やり方がわからないことだらけ。次のレッスン日まで進まないこともあり、完成させるのには約1年と、かなり時間はかかりました。

本体が完成したら次は蓋を作ります。蓋は中心から放射線状に編んでいくのですが、本体より細かくカーブが多くて歪まないように編んでいくのが初心者にはとても難しかったです。編んでは修復を繰り返し、かなり苦戦しましたが、完成した時の達成感はひとしお!

蓋の上に乗せるオーナメントは「黒檀のワニ」と最初から決めていました。ワニに合わせてハンドルとヒンジ(蝶番)の色も黒にしてクールなイメージに。

「着物を着てナンタケットバスケットを持つ」。ここでも、私のやりたいことリストの1つが実現しました!

2作目は楽々!ゆっくり半年で完成

2作目のナンタケットバスケットはサンドペールというバケツ型。この形は人気で、ナンタケットバスケットに通う仲間もみんな作っています。縦長で日常に使いやすいサイズ感もGOOD。

パーツはすべてブラウンに、インナーバックを変えたらイメージチェンジも楽しめます!

2作目ともなると慣れてくるので、次のレッスン日までにどんどん編み進むことができ、ゆっくり編んでも6か月で完成したのです。

ナンタケットバスケット教室では、おしゃべりも楽しみの一つ!

教室では、みんなとのおしゃべりも楽しみの一つ。「今、何が面白い?」と韓流ドラマの話から、K-POPや旅、グルメ、美容、健康、介護の話まで……話題はさまざまです。

手を動かしながら口も動かし、情報交換もできて一石二鳥!さて、4作目は何を作ろうかな?

マエノリ

文・写真=前田典子  編集=鳥居史(ハルメク365)

※本連載「マエノリごと」は、毎月1日・15日の更新を予定。お楽しみに!

前田典子(マエノリ)

1965年、大阪府出身の58歳。19歳でモデルデビュー、21歳で上京し、女性ファッション誌を中心に活躍。32歳のときに結婚、2年後に長男出産。その後も長年にわたって雑誌の表紙モデルを務めるほか、テレビ番組出演、通販でのオリジナルブランド展開などで、常に大きな注目を集め続けてきました。現在もそのエイジレスな健康美と抜群のスタイルを生かし、多方面で大活躍中です!愛称は「マエノリ」さん。

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