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素朴な疑問「ご愁傷様」の意味は?失礼にならない?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
先日、お世話になった方が亡くなられたので、ダンナさんと葬儀に参列することになりました。ご家族の心情を思うと、なんとお声をかけたらいいのか悩んでしまうわ。
よくお悔やみの言葉として使われるのは「ご愁傷様」だけれど、失礼にあたる気もします。なんて言い換えたらいいのかしら? マナーや注意点も知りたいし、調べておきましょう。
ご愁傷様の意味
「ご愁傷様」とは、大切な方を亡くしたご遺族に対してかけるお悔やみの言葉のひとつで「ご遺族の悲しみに寄り添い、嘆き悲しんでいます」という意味があります。
ご愁傷様の「愁傷」には、嘆き悲しむ、傷をうれえる(心配する)という意味があり、それに「ご〜様」という敬意表現をつけて使います。
ご愁傷様は失礼?失礼と考える人がいる理由は?
近年では、不運な出来事が起こった相手に対する皮肉や同情の意味をこめて使われるケースもあるため、弔問や葬儀などの場で使うのは失礼だと考える人もいます。
しかし、本来ご愁傷様はご遺族への思いやりの気持ちを伝えるための言葉です。葬儀などでご愁傷様という言葉を使ってもなんの問題もありません。むしろ、年齢を問わず使えてストレートに弔意を示せる表現だといえるでしょう。
また、直接や電話で伝えるのはもちろん、メールで使用しても失礼にはあたりません。メールの場合は、ご愁傷様に加えて「ご冥福をお祈り申し上げます」など自分の気持ちを表す文章を付け加えると、より哀悼の意が伝わりやすくなります。
ご愁傷様の言い換え表現
ご愁傷様という言葉を使うことがためらわれる場合は、以下のように言い換えられます。
- お悔やみ申し上げます:友人など比較的親しい間柄の場合
- 哀悼(追悼)の意を表します:会社同士のやり取り、手紙やメールの場合
- この度は誠に残念でなりません:お悔やみの言葉として一般的に使用される
それぞれ、伝える相手や場面に合わせて言い換えましょう。
お悔やみの言葉を伝える際のマナー・注意点
お悔やみの言葉を伝える際は、以下の点に注意が必要です。
- 故人様の死因を尋ねることは控える
- 短く簡潔に伝える
- 忌み言葉は避ける
- 宗教宗派によってふさわしくない言葉は避ける
お悔やみの言葉は、短く簡潔に伝えることが大切です。訃報の連絡を受けた際は、故人様の死因をこちらから尋ねることはせず、葬儀の日程や場所、宗教宗派を伺う程度にとどめ、お悔やみの言葉に遺族をいたわる言葉をひと言添えます。
また、不幸が続くことを連想させる「かさねがさね」や、直接生死に関するような「死亡」など、「忌み言葉」といわれる表現や、宗教宗派に合わない言葉の使用は避けましょう。
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参照:家族葬のファミーユ
イラスト:飛田冬子
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