二度と散らからない捨て方のコツ#7
写真や手紙…思い出の品の捨て方!書類溶解サービスも
写真や手紙…思い出の品の捨て方!書類溶解サービスも
公開日:2022年12月09日
- #1 岡田敏子さん(おかだ・としこ)さんプロフィール
- #2 思い出の品の処分はまずは自分の気持ちを整理
- #3 捨てる決心がつきにくい物1:写真・手紙
- #4 捨てる決心がつきにくい物2:書類・家計簿
- #5 捨てる決心がつきにくい物3:親・先祖の物(きものなど)
- #6 捨てる決心がつきにくい物4:高級食器
- #7 捨てる決心がつきにくい物5:使わないアクセサリー
- #8 捨てる決心がつきにくい物6:独立した子どもの物
- #9 私の捨てられない物1:岡山国体のボランティアで着たジャケット
- #10 私の捨てられない物2:市議会議長をしていた祖父の日記帳
- #11 私の捨てられない物:姑からもらった水晶のネックレス
- #12 私の捨てられない物4:教師時代の閻魔帳
岡田敏子さん(おかだ・としこ)さんプロフィール
「物を減らして豊かに生きる」を仕組み化し「持ち物ダイエット」という独自の方法で整理・収納術を確立。著書に『スッキリ捨てる持ち物ダイエット』(枻出版社刊)など。
思い出の品の処分はまずは自分の気持ちを整理

捨てる決心を付けて、散らからない部屋にする方法や、物が多いながらもすっきり見せる方法など、実際にお宅の写真とともに紹介してきました。
さらに、捨活(すてかつ)アドバイザーの岡田敏子さんに捨て方のわかりにくい物や、たまりがちないただき物の捨て方や捨てる基準について詳しく聞いてきましたが、今回は「思い出がつまった物の捨てる決心」を決心を付ける方法について教えてもらいます。
写真やアクセサリー、先祖代々の物、独立した子どもの物など、思いの詰まった物は、ただ捨てるのではなく、自分の気持ちを整理することが大切だと岡田さんは言います。
気持ちの整理の付け方なども含めて、それぞれの処分方法を解説してもらいます。
捨てる決心がつきにくい物1:写真・手紙

本当に大切な物だけ残し、自分なりのお別れをして手放す
写真や手紙は思い出が詰まっているので手放しにくい物。「この箱に入るだけ」など上限を決めて、直感でいいので本当に大事な物だけ残します。
選ばれなかった物は、「ありがとう」と声をかけてから捨てるなど、自分なりのお別れをして処分しましょう。
捨てる決心がつきにくい物1:写真・手紙

1年分だけ残し、個人情報があれば裁断して処分
比較検討するため、昨年の1年分だけ残してあとは処分しましょう。
個人情報が含まれている場合は、細かく裁断するなど、外に漏れないように注意。書類溶解サービスなど、業者に処分を任せる方法もあります。
捨てる決心がつきにくい物2:書類・家計簿

手放して悲しむ人がいなければ、譲る、売る、処分する
状態がよい物や高価な物は「1.欲しい人に譲る」「2.フリマなどに出す」「3.買い取り業者に頼む」という方法があります。
きものは専門の引き取り業者もありますが、査定額はさまざまです。
捨てる決心がつきにくい物3:親・先祖の物(きものなど)

普段使いにできなければ手放す
食器の量は「食器棚に収まる量」が原則。箱に入ったままの物は、普段使いにできるなら使いましょう。普段使いできない物は、譲る、売るなどの検討もします。
捨てる場合は、素材によって分別します。割れ物は記載が義務付けられている自治体もあるので確認をしてからゴミ出しをしましょう。
捨てる決心がつきにくい物4:高級食器

買い取りしてもらえるか確認。値がつかなければ分別して処分
アクセサリーの流行は変わりますし、自分が身に付けて楽しそうにしている姿が想像できないなら手放し時。
人に譲る、リフォームする、売却するなど検討してみましょう。処分する場合はパーツごとに分別が必要です。
捨てる決心がつきにくい物5:使わないアクセサリー

子ども1人につき段ボール1箱
まずは子どもに自分で片付けてもらいましょう。「任せる」と言われた場合は、へその緒や子どもの頃自分を描いてくれた絵など、ご自身にとって大切な物を選別。
段ボール1箱分など上限を決めて、あとは処分しましょう。
ここからは、読者が実際に「捨てられなくて困っている物」の処分方法について。4名の方の捨てられない物に岡田さんがアドバイスします。
捨てる決心がつきにくい物6:独立した子どもの物

思い出のジャケットもいざ手放すとなるとそのまま捨てていいのか考えてしまいます。(N.Yさん/取材当時62歳/岡山県)
【岡田さんからのアドバイス】
制服など、組織の社名やロゴが入った物は、所属先に返却しましょう。ただ、すでに組織が解散していたり、自分で処分してと言われた場合は、情報管理のため、社名やロゴを外して捨てるようにしましょう。
私の捨てられない物1:岡山国体のボランティアで着たジャケット

会社経営と同時に市議会議長も務めていた祖父の日記帳には、当時の物価やどんなことが起きたかなど細かく書かれているといい、何かの役に立つかもと捨てられないです。(S.Aさん/取材当時81歳/東京都)
【岡田さんからのアドバイス】
まだ決心がつかないなら、そのまま保存しておくのがいいでしょう。自治体に相談または、資料館などどこか役立ちそうな施設を調べてあたってみるのも手です。
私の捨てられない物2:市議会議長をしていた祖父の日記帳

水晶は重いのでバラしてリフォームすることも考えたものの、一度も使わないまま置いてあります。(S.Jさん/取材当時70歳)
【岡田さんからのアドバイス】
そのネックレスを見てお姑さんのことを思い出すなら無理に処分する必要はありません。欲しいという人が現れたら、譲ればいいと思いますよ。
私の捨てられない物:姑からもらった水晶のネックレス

50年以上の教員生活の中でつけていた“閻魔帳”。個人名が書かれているので普通にゴミに出すのは不安で、どう処分したらいいか困っています。(N.Kさん/90歳/高知県)
【岡田さんからのアドバイス】
最近では書類溶解サービスというのが個人でもお願いできるので、そちらを利用するのがおすすめです。インターネットで「書類溶解 個人」などで
書類溶解サービス
郵送や持ち込みで個人情報を含んだ書類を持ち込むと、書類を溶かして処分するサービスがあります。
例えば(株)ワラケンの「セキュリティーパック21ライト」は、2420円から(送料別、地域、サイズによって異なる)。日本郵便も東京都内で紙のリサイクルの一環として「書類溶解サービス」(2880円)を試行販売中。どちらも金額は2022年12月現在のもの。
インターネットで「書類溶解 個人」などで探してみるのもいいでしょう。
3回にわたって岡田さんに捨て方がわかりにくい物、捨てる基準がわかりにくい物を手放すための方法を紹介しました。次回は、「片付け脳」になるためのコツを、脳の学校の加藤俊徳(かとう・としのり)さんに伺います。
取材・文=原田浩二、三橋桃子(ともにハルメク編集部) イラストレーション=伊藤ハムスター
※この記事は雑誌「ハルメク」2022年5月号を再編集しています。
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