- ハルメク365トップ
- ハルトモ倶楽部
- 生活部
- そしてばぁばになる(後編)
チャイルドシートがないと自家用車に新生児が乗せられない、なんてことも知らなかった私。これから孫の成長とともに、ばぁばとして新しい令和の子育てを学び直しです!
ごめん、私の経験は役に立たない
娘としては、妊娠出産について母親の経験も参考にしたいものです。
ところが、私は3回出産して全部早産!
初産が2か月早かったため、2回目3回目は子宮口を縫合し、最長でも36週という普通ではない妊婦でした。
陣痛のタイミングを測りながら「それ病院へ!」という体験がないのです。
おまけに、つわりもそうひどくありませんでした。
お腹がグッと大きくなる前に生んだので、妊娠線もありません(これだけが唯一の自慢です)。
「お母さん使えない」ってさんざん言われました(ケンカ腰ではありません、念のため・笑)。
つわりで消耗する様子や、大きくなっていくお腹を心配しながら、母娘ともども初めての体験の日々を過ごしました。
おばあちゃんの知恵よりスマホ頼み?
そういうわけで、娘の頼みの綱はスマホでした。
つわりがつらい時は、SNSで似たような状況の人のスレッドを探したり、気になる症状があればすぐ検索。
昭和の家庭に必ずあった分厚い『家庭の医学』や育児本は、今の世代は知らないでしょうね。
妊娠出産に役立つアプリも数多くあるようで、妊娠中の体調管理に使っていました。
陣痛の間隔や時間を簡単に記録できるものもあります。
「お母さんの話って根拠のないことじゃなかったわ。スマホの記事に書いてある」と言うのですが、3人育てた経験をなめないで欲しいなあ。
買い物もスマホ中心です。おむつもミルクも、「ポチッ」で届きます。
前編で取り上げた便利そうな道具は、ネットの口コミなどで調べているようです。
外出用の「おしゃぶり収納ケース」のような「こんなのよく見つけたね」というものも、買い物をすると関連商品として出てくるので、つい買ってしまうとか。
「ついでのポチッ」については、人のことは言えませんが、そんな調子で毎日宅配便が里帰り中のわが家にやってきます。
知識をリセット、楽しく子育てサポート
予定日から10日過ぎても陣痛が来ないので、入院することになりました。
促進剤を2日投与してもだめで、母子ともに危険な状態になったので、結局帝王切開で出産しました。3900g越えの大きな男の子で、産室がどよめいたそうです。
コロナ禍のため、孫とは病室入り口のガラス戸越しの対面でした。面会も禁止です。
かわいいというより、こんなに大きいのがお腹にいたんだ、大変だったね というのが初対面の感想です。
8日後退院し、しばらくわが家で暮らすことになりました。
驚いたのは厳格な授乳管理です。
体重計も購入して、授乳前後の体重を測り、飲んだ量や体重の増減をきっちり記録しています。
「母乳をこれだけ飲んだからミルクを○○cc足して…」ということを毎回行っている姿に、「私の時は泣いたらお乳をあげるだけで、そんなに量とか体重とか気にしなかったけどなぁ」とつい口に出してしまいます。
そのほかに、「いまは体温調節のため、あまり靴下ははかせないのよ」と言うし、ケアの方法も、少しずつ違っているようなので、まずは娘のやり方を見てから手伝うようにしています。
でも、寝かしつけは私のほうがうまかった!
「ばぁばの神の手」と言われ、まんざらでもないのですが、待てよ、これは娘のおだて作戦かしら。
今は自宅に帰って、若夫婦で子育てをがんばっています。
家にいたときには、食事や洗濯物の量が倍以上になって、早く帰って欲しいと思うこともありましたが、帰ってしまうと寂しいです。「来て良し、帰って良し」は本当ですね。
でも大丈夫です。いまは便利なアプリがあって、娘がアップした写真や動画をスマホで見られるのです。
毎日たくさんの画像を上げてくれるので、離れていても成長の様子が手に取るようにわかります。本当に便利な時代になりました。
おまけにこのアプリ、アクセス記録がわかるので生存確認にもなるのですって。
そういうことなら、せっせと孫の顔を見ることにしましょう。
「ばぁば、生きてるよー」
■もっと知りたい■
-
プレゼント!ひざケア飲料
歩くたびに不安なひざの違和感。サプリメントで挫折したという方へ、「関節ケアドリンク グルコサミン」をぜひお試しください! -
卵で視力アップ?
最近視力が……と思っている方は要チェック!「卵を食べて目の健康を守る」驚きのヒミツとは? -
若返りの秘訣はひざケア
いつまでも若々しく、スタイル良く歩くポイントは「ひざの健康」。ひざの痛みや違和感を楽にする関節ケアの裏ワザとは? -
尿トラブルの放置は厳禁
一人で悩みがちな尿トラブル。尿モレまで行かないレベルだからと放置していませんか?軽い症状のうちに対応しないと悪化の危険も! -
楽しすぎるニコボとの毎日
話題のコミュニケーションロボット「ニコボ」をご存知ですか?一緒にいると思わず笑顔になる、そんな毎日をハルメク世代が体験! -
病院の巻き爪治療がスゴイ
巻き爪でお悩みの方、「治療は痛そう」と思っていませんか?でも病院の治療は思いの他楽で短時間。巻き爪治療のリアルとは? -
突然の出費はこれで解決!
住宅ローンや子の教育費などお金がかかる50~60代。一方で親は高齢となり、その金銭面の援助も不安。解決策を探ります。 -
老化を早める「体の酸化」
体の酸化度(サビ度)をチェック!「老けやすい生活」を送っていませんか? -
1回10分~の健康習慣♪
一流講師のレッスン100以上!本会員は無料で受け放題!日替わり「まいにちレッスン」の詳細はこちら★ -
50代からのネット活用!
知らないと損!スマホの「困った」や「お得な使い方」をたっぷり紹介