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- なぜ今、選挙する?総裁選2021の基礎知識
気になる言葉や出来事について解説するシリーズ。今回は、近々行われる総裁選に注目しました。なぜ今、総裁選が行われるのか、意外に詳しく知らないという人も多いのでは?改めて情報を整理してみましょう。
2021年9月17日に告示された総裁選、候補者は?
今回行われる自民党総裁選は、2021年9月17日に告示、29日に投開票というスケジュールですすめられます。立候補をするためには国会議員20人の推薦が必要。最終的に出馬するのは……(届け出順)
- 河野太郎氏
- 岸田文雄氏
- 高市早苗氏
- 野田聖子氏
出馬の動向が注目された石破茂元幹事長は、河野氏と手を組む姿勢で臨むと報じられていますね。
選挙はどのように行われるのか?
9月29日に投開票となる選挙ですが、投票できるのは 国会議員と自民党党員です。国会議員は1人1票なので383票。全国に100万人以上いると言われている自民党の党員・党友の票は、各候補に比例配分されて国会議員票と同数の383票に圧縮されます。
合わせて766票のうち、有効票の過半数を獲得した候補が当選となる仕組みです。候補者のうち誰も過半数を獲得できなければ、上位2人による決選投票となります。
そもそもなぜ今、総裁選が行われるのか?
今回は、菅首相が2021年9月末に任期満了で総裁選不出馬(これにより総理大臣も退任)となることから、注目されている総裁選です。
ここで疑問が一つ。自民党総裁任期は、そもそも1期3年では?たしか連続3期までだったはず……。2020年9月14日から総裁となった菅首相は、まだ1年しか経過していないことになるのになぜ、「9月末で任期満了」なのか?と思いませんか。
実は、「前任者が任期中に途中退任した場合は、前任者の任期を引き継ぐ」形になるとのこと。つまり、前総裁である安倍晋三氏の残任期間が9月末だったのですね。ちなみにこの前任者の残任期間については、新任者の連続3期の期間からは除外されます。
29日の総裁選で新総裁が決まった後は、10月4日に臨時国会を召集し、菅内閣の総辞職、首相指名などが行われます。
総裁選の仕組みについて意外によくわかっていないという人も多いかもしれません。筆者自身もあいまいな部分があり、これを機に調べると詳しくわかってすっきりしました。
自民党の党員でない場合は「投票」という直接的な手段はありませんが、現状、政権を握っている自民党総裁選挙の行方をしっかりと見届けたいですね。9月23日から行われるオンライン政策討論会にも注目したいところです。
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