2019/07/01 0

ラムネにビー玉が入っているのはなぜ?

ラムネにビー玉が入っているのはなぜ?

 

今日から7月! 本格的に夏ですね。ワタシ、暑いと決まって「ラムネ」が飲みたくなります。キンキンに冷えた炭酸を飲み干したら、無理を承知でビー玉を取り出そうと瓶を振るのも、夏の風物詩……。

 

あのビー玉は、どうして入っているのかしら? 気になるので調べてみました。

 

ラムネのルーツは、1853年といわれています。ペリー提督が江戸幕府の役人にふるまった炭酸レモネードが、日本語風になまって「ラムネ」になったんですって。ちなみに、当時の炭酸飲料は、すぐに炭酸が抜けてしまうコルク栓でした。

 

1872年、イギリスのハイラム・コッド氏が、ラムネのコルク栓をガラス玉にすることで、炭酸が抜けないようにする工夫を思いついたそうです。ガラス玉と原液が入った瓶に、炭酸を注入して逆さまにすると、ガラス玉は炭酸ガスの圧力で飲み口に栓をするという仕組みです。

 

ガラス玉で栓をした瓶は、「コッド・ネック・ボトル」と呼ばれました。やがて、輸入品のラムネしか手に入らなかった日本でも、国産のコッド・ネック・ボトルが登場します。1888年に徳永硝子の徳永玉吉氏が製造したラムネ瓶です。

 

ところで、日本でラムネ瓶に入っているガラス玉を「ビー玉」といいますが、「ビー」の意味が気になって調べてみると、2つの説があるみたい。

 

ひとつは、ポルトガル語のガラス「ビードロ」がなまってビー玉になったという説。もうひとつは、ラムネ瓶用のガラス玉にはAとBのランクがあり、Aは大阪弁で「ええ玉」、基準外のBは「ビー玉」として子ども用に販売したというものです。

 

そうそう! ラムネに似た炭酸飲料に「サイダー」がありますね。ラムネとサイダーって、どう違うのでしょう? まずネーミングですが、ラムネの語源はレモネード、サイダーの語源はリンゴのシードルと考えられています。

 

日本では両者の混乱を避けるため、ラムネは玉入り瓶でサイダーはそれ以外の瓶と、1959年と1978年に各機関が定義しています。

 

各機関の定義

 

1959年 農林省農林経済局
ラムネとは「玉ラムネびんに詰められた炭酸ガス入り飲料」をいう。

 

1978年 特許庁審査第一部
商標法施行規則第29類中の「ラムネ」とあるのは、「甘味、香料などを加えた水に炭酸ガスをとかし、びんにつめ、ガラス玉にて密栓することを特徴とする炭酸飲料の一種」として取扱っている。

 

1978年 公正取引委員会取引部
ラムネに係わる表示で消費者が誤認するおそれがある等の事態が生ずることは好ましくないと考える。なお、「ラムネ」という名称は、玉詰びんに詰められた炭酸飲料について使用されてきたと理解している。

 

上記の定義がされた当時のサイダー瓶は、王冠栓を用いた瓶を指していたようです。王冠栓とは、1892年にアメリカのウィリアム・ペインター氏が考案したもの。1908年になると、大日本麦酒(アサヒビールとサッポロビールの前身)がビールに王冠栓を採用しています。

 

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参照:倉敷鉱泉株式会社

   ハタ鉱泉株式会社

   トンボ飲料

 

ラムネ瓶を捨てるのがもったいないワタシです
ラムネ瓶を捨てるのがもったいないワタシです

 

イラスト:飛田冬子

 


人に話したくなる面白雑学「素朴な疑問」

 

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