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2019年06月21日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
日差しがどんどん強くなってきましたね。年々酷暑の日が増える真夏はわかるとしても、実は今の時期の紫外線は強烈で、しっかり紫外線対策をしなくてはならないってご存じでしたか? これ以上シミやそばかすは増やしたくないのが本音のワタシ。必死に調べてみました。
紫外線は、波長の長さによって、A・B・Cと3つに分けられています。
紫外線A波 (UV-A)
・波長が最も長く、肌の奥まで届いてシワやたるみの原因になるもの
紫外線B波 (UV-B)
・Aに次いで波長が長く、肌の上層に届いてシミやソバカスの原因になるもの
紫外線C波(UV-C)
・波長が短く、空の上のオゾン層に吸収されて地表まで届かない
私たちが気をつけなければならないのは、紫外線A波とB波だったのですね。
紫外線の量は、季節や時間帯によって変わってきます。夏は紫外線量が最も多いのですが、実は紫外線は桜の咲き始める頃から増えはじめ、初夏に一気に増幅します。
1日の中の時間帯で見ると、紫外線が一番多いのは午前10時から午後2時頃といわれていますが、曇りの日などは感じにくいものですよね。しかし、たとえ曇りの日でも、この時間には晴れた日の80%程度の紫外線は届いています。油断は禁物ですね。
体に浴びる紫外線の量は「紫外線の強さ×時間」で測定されます。たとえ弱い紫外線だったとしても、長時間浴びれば、強い紫外線を浴びたことと同じになります。「曇りの日だし、ちょっとそこまで出かけるだけだから」と、真夏に何の対策もせず出かけると、ダイレクトに体に紫外線を取り込む恐れがあります。
紫外線を防ぐには日焼け止めを塗ることが大前提です。日焼け止めなしで昨今の酷暑の中を歩くのは、とても危険なことだと覚えておきましょう。日焼け止めのパッケージにある「SPF」や「PA」の文字は、紫外線を防ぐ効果を知らせてくれる表記です。
・SPF(Sun Protection Factor)
「紫外線防御効果」を意味し、シミやソバカスの原因となる紫外線B波を防ぐ指数。1から50の数値で示され、数値の大きい方が効果が高いものになります。
・PA(Protection Grade of UVA)
シワやたるみの原因となる紫外線A波(UV-A)を防ぐ効果の程度を表し「+」マークの数で+(効果がある)から++++(極めて効果が高い)までの4段階あります。
SPFなら50で、PAなら++++でなければ効果がないわけではなく、出かける場所や使う機会によって日焼け止めの数値を弱いものから強いものへ変えてゆくといいでしょう。日常生活で外を出歩くならば、SPF10以上、PA+以上で十分ですが、炎天下でのマリンスポーツやレジャーなどの場合はSPF30以上、PA+++以上は必要です。
日焼け止めには乾燥肌に適した乳液タイプやさっぱりとしたジェルタイプ、外出時に塗り直ししやすいスプレータイプなどさまざまです。自分の肌のタイプにあった日焼け止めを上手に使い、こまめな塗り直しを意識しましょう。PAやSPFの値が低いものなら2、3時間ほどで、高いものなら5、6時間おきに塗り直しましょう。
日焼け止めにプラスして、紫外線対策の基本は、肌に日差しが当たらないように徹底的にカットすることです。夏場でも外を歩くときは長袖・襟つきの色の濃い服装をして、帽子やサングラスなどをし、体を覆うことが日差しを遮るのに効果的です。また、夏は欠かせなくなった日傘ですが、最近では男性でも日傘を差す人がいるそうです。夏はゲリラ豪雨のように、突然の大雨に降られることも多いもの。男性も女性も、晴雨兼用の傘を1本持っていると安心ですね。
気象庁のホームページはもちろんのこと、今ではテレビの気象情報やスマホのアプリの天気予報でも紫外線情報を見ることができます。出かける際には、時間帯や天気も意識し、万全の対策をとってから出かけましょう! また、自分にあった日焼け止めを効果的に使い、来たるべき夏に備えて上手に紫外線対策をしていきましょう。
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参照:ロート製薬
イラスト:飛田冬子