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素朴な疑問「デジタル認知症(スマホ認知症)」とは何?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
幅広い世代に利用されているスマートフォンですが、ワタシも友人とLINEをしたり写真を撮ったりと、スマホが手離せない生活を送っています。
でも、スマートフォンの使い過ぎは脳に悪影響を与え、認知症に似た症状を引き起こす可能性があるというニュースを見てちょっと怖くなってしまいました。「デジタル認知症」というものだそうです。症状は、いったいどのようなものなのでしょう? 早速調べてみました。
デジタル認知症とは
デジタル認知症とは、2012年頃から問題提起され始めた症状で、パソコンやスマートフォンといったデジタル機器への過度な依存が、脳に悪影響を及ぼすというものです、「スマホ認知症」とも呼ばれています。以前から耳にする機会のあった「ネット依存」と似ていますが、脳機能と症状をより明確に結び付けたものがデジタル認知症といえるでしょう。
人間の脳は五感で情報を取り入れる「インプット」を行い、入ってきた情報を「整理」し、そして整理した情報を基に話したり行動する「アウトプット」というサイクルで働いています。特にインプットされた情報の整理は、眠っているときやぼんやりしているような状態で行われます。
しかし、ほんの少しの時間でもスマートフォンを触るクセがついていると、常に情報がこまかくインプットされて、整理する時間が減ってしまうのだそう。この状態を「脳過労」といい、認知症と似たさまざまな症状が現れます。
脳過労の症状
- 物忘れが多くなる
- うっかりミスが増える
- 思考力・判断力・集中力・意欲の低下
- イライラしやすくなる
- キレやすくなる
- 慢性的な疲れ
- 頭痛、不眠、肩こりなどの身体的な不調
デジタル認知症チェックリスト
以下のチェックリストの中で3つ以上当てはまる人は、デジタル認知症のリスクがあるので、スマホの利用方法を見直した方がよいそうです。
- ふとん・ベッドでスマホを使う
- スマホなしで初めての場所に時間通り着けない
- 最近、漢字が書けなくなった
- ここ数年、物忘れが増えた
- やる気・興味がわかなくなった
- 仕事・家事の段取りが悪くなった
- 覚えておくものはスマホで写真を撮る
デジタル認知症を予防するには
現代人にとって、スマホやパソコンなどのデジタル機器を使わずに生活することはあまり現実的ではありません。しかし、スマートフォンとの適度な付き合い方を知っておくことで、デジタル認知症の予防効果が期待できるのだそう。
- 一日の中でデジタル機器に触れない時間をつくる
就寝前1時間や電車の移動中など、スマホに触れないタイミングを自分で決めましょう。脳を休ませて情報を整理する時間を与えることは非常に重要です。散歩をしたり、単純な手作業をしたりして、ぼんやりして脳を休める時間をつくるようにしましょう。
- 検索する前に自分で1分間考える
ネット検索は求めている答えがすぐに得られるので便利ですが、一方で記憶力の減退を招きやすくなります。わからないことがあるときはネットで検索する前に1分間だけ考えて、自分なりの答えを導き出してから検索するとよいそうです。
デジタル機器との付き合い方をマスターして、適度な距離感を保って活用するようにしたいですね。
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参照:介護のほんね
イラスト:飛田冬子
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