お金のプロ荻原博子さんに聞く!

【1】医療・入院費はこれだけあれば大丈夫!

公開日:2024.09.02

老後にかかるお金の不安として、多くの人が挙げる病気、入院、介護費。荻原博子さんに、安心できる備え方を聞きました。まずは「医療費・入院費」について解説します!

 

教えてくれた人:荻原博子(おぎわら・ひろこ)さん

経済ジャーナリスト。日本の健康保険制度を長年注視し、改正などに詳しい。公的保険、民間保険を比較した、わかりやすい解説に定評がある。

 

「もし病気になったら」「要介護になったら……」

おくやまひろし / PIXTA(ピクスタ)

老後にかかるお金の中でも、いつ必要になるか予期できない医療、入院、介護費への不安は大きいもの。経済ジャーナリストの荻原博子さんは、「医療費も介護費も、公的保険によって自己負担の限度額が決まっているので心配はいりません」と話します。

「大病をせずに長生きした場合は、生活費としてより多くの現金が必要になります。備え=保険というイメージがありますが、60代以降は加入保険を見直して保険料を少なくし、現金を手元に残す方が安心です」

介護への不安に対しては、「要介護になるのは85歳以降が多い。運動や体にいい食事を心掛け、介護が必要になるまでの時間をなるべく延ばして」と荻原さん。現実を見据えた備えで、将来にわたっての安心を手に入れましょう。

現金で100万円の備えがあれば大丈夫!医療保険は…

 マハロ / PIXTA(ピクスタ)

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