お金のプロ荻原博子さんに聞く!

【2】介護費はこれだけあれば大丈夫!

公開日:2024.09.02

更新日:2024.09.14

老後にかかるお金の不安として、多くの人が挙げる病気、入院、介護費。荻原博子さんに、安心できる備え方を聞きました。2記事目は「介護費」について解説します!

教えてくれた人:荻原博子(おぎわら・ひろこ)さん

経済ジャーナリスト。日本の健康保険制度を長年注視し、改正などに詳しい。公的保険、民間保険を比較した、わかりやすい解説に定評がある。

制度を味方に!500万円の備えがあれば安心。

 pearlinheart / PIXTA(ピクスタ)

「介護にかかるお金も、医療費と同様に、制度を活用することで負担を抑えることができます」と荻原さん。

まず総額の目安について、生命保険文化センターの調査によると、介護にかかる月々の費用は平均約8万3000円。介護期間は平均約5年1か月で、4年以上介護を受けた人が約5割。これらから、「介護費の総額は一人500万円を目安にしておくといいでしょう」。

介護が必要になったら介護認定を受け、「介護保険」を使います。介護サービスを利用するには1~3割の自己負担額が生じますが、1か月の自己負担額は、「高額介護サービス費制度」によって上限が設けられています。

上限額は年収に応じて異なり、例えば年収約770万円(課税所得380万円)未満の上限額は...

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