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2019年03月01日
自称「オタクな主婦」が、漫画について語ります
リアルタイムで手塚治虫を読み東映作品を見て育ち、累計鑑賞本数は1500本以上。「漫画・映画・アニメは私にとって酸素のようなもの」と語るK・やすなさんが溢れる漫画愛をつづります。今回はロマンスいっぱいのさいとうちほ作品を取り上げます。
これまでとうって変わってキラキラな表紙!
ボーイ ミーツ ガール……ロマンスの予感がいっぱいです。作者は、さいとうちほ。1982年にデビューして、現在まで37年間、第一線で作品を発表し続けています。
実は、記事を読んでいる知人から「シブイの多すぎ!」と言われてしまいました。(「手塚治虫作品」や「SF作品」、「オノナツメ作品」について語ったK・やすなさんの記事一覧はこちら)
普段みなさまの目に留まりにくい、そちらの方向の作品を意識して取り上げていたのですが、今回はご要望にお応えして、華麗な作品の数々ですよ。
どこかで見たような古臭い絵柄ですねぇ。べた過ぎて恥ずかしい。
漫画家を夢見ていた頃の、ウン十年前の私のイラスト。
ノートに絵を描き散らしながら、美男美女の恋物語を妄想(笑)していました。日本的、日常的な絵柄の漫画よりも、線がきれいで登場人物の顔が美しく、華やかな漫画に憧れていて、今でも好きです。
遅ればせながらの、さいとうファンで申し訳ありません。そんな私が、さいとう作品も追いかけるようになったのは、ここ数年のことです。若い頃も名前は知っていましたが、他の作家の作品を読んでいました。
時間も限られていたし、今のように漫画を安価で手広く読める手段を知らなかったことも原因でしょう。
子育て終了後は、時代の流れによって、ネットカフェや漫画喫茶などで漫画を読める手段が増えて、気になる作品がたくさん読めるようになりました。
当時好んで読んでいたのは、そのまま実写化しても違和感のないようなリアルな作品。そのうちお腹一杯になり、きれいな漫画が読みたくなりました。そんなとき目に入ったのが、こんな作品でした。
そうだ、さいとう漫画があったじゃない。
健気なヒロインやてんこ盛りのイケメンたちで、社会の闇をえぐった漫画で落ち込んだ心をリセットしよう。
というわけで、遅ればせながら過去の作品を読んだり、新作の続きを心待ちにしている今日この頃です。古くからのファンのみなさま、誠に申し訳ありません。
でも、懲りずに、「さいとうたかを(代表作:ゴルゴ13)」も読む私(笑)。
「さいとうちほ」と検索するとお分かりになると思いますが、彼女はとにかく作品ジャンルの幅が広いです。
時代背景、国、場所もさまざま。舞台も学園、アイスダンス、音楽、バレエと目もくらむようです。
これ程第一線で長く活躍しているのに、NHKの「浦沢直樹の漫勉」や「BSマンガ夜話」などの漫画をテーマにしたテレビ番組に取り上げられたのを見たことがありません。
私のリサーチ不足でしょうか。
意外にも受賞歴も一度だけで、「花音」で1996年に第42回小学館漫画賞を受賞しただけのようです。
作家生活40周年の際には、どこかの漫画ミュージアムで特別展開催してほしいです。
原画が見たいなー。
私が好きな所は、アクセントとしての密度の差はありますが、コマの細部まで神経が行き届いている所と、さまざまなタイプのキャラクターが見られる所です。
美男美女も、純情、腹黒、クール、天然……と一つの作品に入り乱れて登場するので楽しいです。
作品によっては、ちょっと大人な描写もあるので、それもお楽しみのうち。還暦過ぎたって、ドキドキ胸キュンですよね。
最近作はこちら
画風が変わったという読者もいるようですが、長く続けていると仕方のないことでしょうね。
視力も筋力も変化するし、内面の変化(or成長)によってもアウトプットするものの質が変わってくるのではないでしょうか。
個人的には現在の絵の変化は好きです。
まさに「流れる水は腐らず」ですね。私も苔むさないように、心身ともにコロコロリフレッシュせねば。
ゴロゴロの間違いではありませんよ。
次回予告
「キャラの名前で僕を呼ぶの?」漫画とキラキラネームについて考える