気温差が大きい時季に活躍!コットン&リネンコーデ5
2024.10.252023年11月15日
おばキャンメンバーで千葉県のくらしずくマーケットへ
クラフトマーケットで見つけたすぐれもの、「ねこ」
ハルメクでもおなじみのモデル・青木沙織里さんの連載です。今回は、おばキャンメンバーと一緒に千葉県の「くらしずくマーケット」へお出掛けして見つけた作家さんと、素敵なアイテムをご紹介。青木さんたちの審美眼が光ります。
秋のクラフトマーケットでお買い物!
爽やかな秋空の下、キャンプ仲間5人(おばキャンメンバー)と千葉県九十九里町で開催された「くらしずくマーケット」(2023年10月21日、22日に開催)に行ってきました~。
全国からさまざまなジャンルの作家さんが出店するクラフトマーケット。作品を手に取って眺めたり、作家さんとゆっくりおしゃべりしたり……。
個性あふれる素敵な作品がいっぱい。かわいい~~~!!!を連呼しながらみんなでワイワイ盛り上がりました。
いくつかご紹介します。
「SIESTA」のミニがま口財布
思いがけず出合った手のひらサイズのミニがま口財布。
らっきょう玉の金具がリボン型になっていてとっても開けやすい。
ちょっとそこまでの外出にちょうどいい。
間口が広くカード入れも付いて便利。
「うつわ工房千の森」のシンプルでかわいい陶器
マットな釉薬を使ったざらっとした質感の器。
深みのあるトルコブルーと漆喰(しっくい)のようなカラーは、和食器でも洋食器でも相性が良さそう。シンプルでぽってりしたデザインがかわいい。
白い花も同じ作家さんの作品。一本一本表情が違う花びらの素材は磁器で、手びねりで作ったそう。花瓶のサイズに合わせてワイヤーの長さを調節したり、自由に曲げることができます。
真剣に選ぶはまおちゃん。
お花畑の前でにっこり笑うさくらちゃんちのしーちゃん(ワンコ)。
「OCT BOX」山葡萄のカゴバッグ屋さん
山葡萄(やまぶどう)のカゴバッグ屋さん。パラコードの取っ手が付いたショルダーが個性的で素敵。
パラコードは色や長さを選べるそうで、人とかぶりにくいのが魅力的。革の取っ手カバーが付いたバッグも持ちやすくおしゃれでした。
「椿井木工舎」の手作りの伝統防寒着「ねこ」が気になる
日常使いできそうな木工作品がずらり。こちらは椿井木工舎さんの作品。
はまおちゃんは、コーヒー好きな旦那ちゃんへのお土産にコーヒー豆の計量スプーンを。
私はナチュラルな風合いのコースターを購入しました。
カメラを向けられるとついやっちゃう三人劇場。
中でも私が気になったのは、ねこ。
ねことはニャンコではなく……着なくなった着物を一枚一枚丁寧にほどき、洗い、手縫いで作り直した信州に伝わる伝統防寒着のことです。
背中と腰を温めてくれる袖のない半纏(はんてん)といったところでしょうか。
袖がないので家事などの作業もしやすい。
お蚕さんが作った真綿ともめん綿を敷き詰め、均等に広げて縫っています。小さなお布団をかけてるようにほんわり暖かいのだそう。厳しい冬を快適に過ごすための知恵。
昔の人はすごいなぁ……。
写真のように、洋服の下から柄をチラ見せしてもかわいい。軽くてかさばらないので、外出の際も洋服のインナーとして使えます。
雑誌でも紹介されていました。
椿井木工舎さんのワークショップも
この日、椿井木工舎さんではダーニングのワークショップも行われていました。覗いてみると、年配のご夫婦が、仲良く穴が空いた靴下や手袋を繕っていました。
ダーニング刺繍をしてかわいく生まれ変われば、愛着が湧いてさらにまた長く使うことができます。知恵と工夫が凝らされたエコに繋がる物作り。
受け継いだ着物を大切に長く使いたいという想いが込められています。昔ながらの伝統を守り、製作を継承しているのは、二宮美香さん。長野県では、教室も行っているそうなので、ご興味のある方はぜひ!
日々の暮らしを豊かにしてくれる手仕事や素敵な作品に触れ、刺激を受けた一日になりました。
青木沙織里
あおき・さをり カフェ巡りとあんこが大好き。19歳よりモデルを始め「nonno」などの雑誌、CM等を中心に活動。30代から「いきいき(現・ハルメク)」のモデルに。バッグ製作も行う。趣味はキックボクシング、ピラティス、陶芸など。グレイヘア育成中。インスタグラムは@blue_record365
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