育てて縫って愛おしむ ガーデンダイアリー

こだわりの庭づくりは、楽しいDIYで♪

公開日:2019.11.20

更新日:2021.11.16

バラ栽培のコツや花に囲まれた暮らしを発信するブログが人気のバラ愛好家・奥野多佳子さん。お花を育てたりするだけでなく、実は自分で、庭やテラスも作ってしまうDIYの達人なのです。今回はお庭づくりのビフォー&アフターをご紹介します。

冬がやってきます

『雪が降る』

秋は足早に通り過ぎ 冷たい風が吹くようになってきました。いよいよ冬がやってきます。
今回の作品は『雪が降る』

『雪が降る』

冷たい夜は、天使たちが雪を降らせにやって来ますが、家の中では、家族みんなで暖かい夜を過ごします。バックの黒い木は1本どりの刺繍糸で細かく枝をステッチしていますが時間がかかりました。キルトしています。

球根を植えよう!

11月になって気温が下がると、球根の植えどきです。
毎年、チューリップ、スイセン、ムスカリ、アネモネ、アリウム、クロッカス、ヒヤシンス……いろんな球根を植えて春を待ちます。

いろんな球根

鉢に植えるときは深鉢の方がいいですし、間隔を空けて植えるように説明書にはありますが、私はギューッと詰めて並べて植えます。その方が鉢いっぱいに咲いて豪華になります。

また、チューリップを植えて少し土をかぶせ、その上にムスカリとパンジーの苗を植えて……と何段かにして植えると何種類もの花が咲いてとってもきれいです。

 

庭のDIYは力仕事!

初めてDIYで作ったベンチ

これ、初めてDIYで作ったベンチです。もう15年前……まだ電動ドライバーもなくて、ノコギリと金づちと釘で作りました。息子が手伝ってくれて、ひじ掛けの先も丸く仕上げている懐かしいベンチです。

DIYをしようと思ったきっかけは 自分の庭にちょうど合ういい感じのものが、いろんなお店を探しても意外となくて、それなら自分で作ってしまおう!……と思ったからです。

そして通り道にタイルを敷いたり、板塀を作ったり、レンガを積んで花壇を作ったり……自分の思い通りの庭に少しずつ手を加えて作っていきました。やり始めるとDIYが大好きに……

いろんなものを作りましたが 中でも一番大変だったのは、裏庭の改造でした。DIYは基本、私一人でコツコツ楽しみますが、このときだけは芝生を剥がすのが大変で、家族が手伝ってくれました。もう……力仕事!


<裏庭の改造>

裏庭の改造

上から、2005年→2012年→2016年、と変化する裏庭。芝生を剥がしたり敷いたり、タイルを四角く置いたり丸く置いたり……大変だけど、出来上がってみると達成感!

 

芝の周りには タイルを敷きました

芝の周りには タイルを敷きました。その中に陶芸教室で作った「トリ・ハート・ハウス」等のプレートを4か所に敷いています。


<前庭>

前庭

「トリ・ハート・ハウス」は我が庭のテーマです。前庭の3つのアーチの中央にも、糸ノコでベニヤ板を切り抜いて取り付けました。


<外壁を塗り替える>

外壁を塗り替える

外壁はグレー(写真上)でしたが 自分でペンキを混ぜて、オレンジっぽいベージュ色を作って塗りました(写真中央)。上下に 左のレンガ壁と同じ薄くて細長いレンガを貼り付けましたが……これは大成功! 今ではその壁にモッコウバラを誘引しています(写真下)。


<デッキの改造>

デッキの改造

裏庭のデッキに、狭いですがお茶したり本を読んだりするのがとても気持ちがいい、ちょっと奥まった場所があります。そこは、5月のバラの時期には友人たちが集まる格好の場所になって大賑わい!

 

デッキの改造

赤いかわいい取っ手を見つけたことから、フェイクのドアを作ったり(写真左下)……友人が間違えて開けてました……大成功! 白い植木箱を作って、つるバラのコーネリアを這わせたり(写真右下)、何より 正面の白い棚(写真左上)を作るのが楽しかった♪

でも2018年の庭の改造のときに、このデッキを壊して、また新しく作りました。

afterがこちら……

庭の改造

庭に、雨の日でも出られる屋根のある場所が欲しかったので、デッキに念願の屋根を付けました。

 

デッキに念願の屋根を付けました

大工さんに作ってもらったのは屋根だけで、壁や棚、室外機カバーなどは、一人でペンキを塗り、万力を使ってコツコツ作っていきました。ここも力仕事!……やりがいありました!

 

白い壁と棚を作るのが大変

特に白い壁と棚を作るのが大変でした! 以前から買っていたアンティークのステンドグラスの窓枠をやっとこの場所にはめ込むことができました。でも光を通さない場所なんて……??ちょっと迷いましたが……仕方ない!


<オベリスク作り>
バラやクレマチスを這わせるオべリスクを作りました。

オベリスク作り

バランスよく四角すいの形を作るのが大変!どこかしら、ゆがんでいます? 左のトップには陶芸教室で作った素焼きの「トリ」を付けています

簡単なDIYをしてみよう!

<ペンキ塗り>
一番手軽なDIYといえば、ペンキを塗ることでしょうか。ペンキは魔法の杖! ちょっと古くなった素焼きの鉢もペンキでリメイクすれば大変身!

 

ペンキ塗り

ペンキを塗ってから字を書いてみたり 孫がホワイトペンで絵を描いてくれた鉢もあります。


<棚を付けよう!>

棚を付けよう!

もし庭に棚を取り付けれる場所があれば絶対おすすめです。このブルーの板壁は本格的な工事のようで力仕事! ペンキを塗ってから作りましたが、重くて……取り付けには家族3人がかりの大仕事になりました。板壁の2か所に棚を取り付け、そこに飾る小物を探すのも楽しみになります。

 

棚を付けよう!

L字の金具と板1枚あれば、棚はすぐに出来上がります。小さな棚一つで、庭の雰囲気がぐっと変わります。

DIYって大変……?って思いがちですが、ホームセンターで好きな色のペンキを見つけ刷毛を買って、一度塗ってみてはどうでしょう! 水性のペンキにすれば、刷毛も水で洗えるので意外と手間はかかりません。

小さな柵から大きな板塀まで、いろんなDIYに挑戦! 出来栄えはプロのようにはできなくても、回数作るたびにコツを覚えて何とか形になるものです。世界にたった一つの自分のオリジナルが生まれる……そんなDIYが楽しくて楽しくて、少しづつ道具も増えてきました。

自分で作ったものが身近にあると、生活も楽しくなってくる気がします。


次回は「Christmas! Christmas!」12月5日にお届けします。

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奥野多佳子

1952(昭和27)年、兵庫県生まれ、大阪府在住のバラ愛好家。82年にタペストリー制作を始め、2000年に陶芸、04年に庭づくりを始める。豊中市美術協会会員。兵庫県立美術館で解説ボランティアに参加。ブログ「Soleilの庭あそび…布あそび♪」は人気です。

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