育てて縫って愛おしむ ガーデンダイアリー

いつも身近にバラのある暮らし!(2)

奥野多佳子
2019/11/10 35

バラ栽培のコツや花に囲まれた暮らしを発信するブログが人気のバラ愛好家・奥野多佳子さん。庭に咲く四季折々の花の写真とともに、庭づくりのポイントや、庭の花にちなんで手作りした作品を紹介していただきます。

ガーデンダイアリー
【目次】
  1. 銀杏のおめかし
  2. 陶芸の時間……
  3. 庭の雑貨作りは楽しい!
  4. お花の模様の器作り

銀杏のおめかし

秋粧う(よそおう)

今回の作品 『秋粧う(よそおう)』

季節が移るのは早いですね……もう色づき始める木もあって、肌寒くなると葉っぱはおめかしを始めます。

舞い散る銀杏……重なり合って美しい景色になります。

秋粧う(よそおう)

一枚一枚に綿を入れて仕上げているので、ふんわりした雰囲気……晩秋の鮮やかで穏やかな空気感を表現しました。

陶芸の時間……

自作の陶器にバラを飾って……
自作の陶器にバラを飾って……

陶芸と出合ったのは17年ほど前でしょうか……

月に1~2度のレッスンで教室に通うのが一時途切れたりしましたが、それでも続けてきたのは、手の中のほんの少しの土の塊が、さまざまに変化して生活の中で生きる形になる……そんな不思議があったからでした。

ロクロを回しては何度も失敗して、でも諦めずに回し続けると何とか形になっていく……そこにあるのは、自分の手の感覚だけでした。

でも何度も失敗!……本当に難しい!

失敗を繰り返し、思い通りのものが出来上がると、それはそれは充実感でいっぱいになります。
そんな陶芸のデザインを考えるとき、庭の草花が自然と浮かびます。

庭のバラを生ける器を作りたいと思い何度も挑戦!やっとこの大きな花入れが完成しました。
焼き締めで、バラの花の部分にだけ釉薬をのせています。

庭の雑貨作りは楽しい!

我が家の庭のテーマは「鳥・ハート・ハウス」……
なので、陶芸で作る雑貨も、ほとんど鳥やハートやハウスです。

ツリーハウス

一番大きなものが、この「ツリーハウス」です。高さ80cmほどあって、3分割して焼き窯に入れました。
ツリーハウスには入り口や窓があって、屋根にはハートと鳥! お気に入り……でも倒れると大変!

 

鳥かご

苦労したのが「鳥かご」です。ボール紙でドーム型を作って、それに沿わせて成形しました。でも収縮が違ったりして……ゆがまないようにできたのが奇跡のような気がします。

右の「ボーイ&ガール」はお花を支える支柱のトップですが、これもお気に入りです!

 

素焼きのネームプレート

支柱のトップはいろんなものを作っていて、いつでも竹や木のトップに差し込めるように庭に置いています。大きな庭のネームプレートも素焼きで作りました。

……鳥・ハート・ハウスがいっぱい!!

 

八つ橋の家

ちょっと違うもの……庭の棚に置く南欧風のハウスです。でも……屋根が京都のお菓子の八つ橋みたいなので「八つ橋の家」と呼ばれています(笑)

庭の陶芸は、また次回の「DIYって楽しい!」でもご紹介しますね。

お花の模様の器作り

バラの花をモチーフにした器

バラの花をモチーフにした器も作っていますが、デザインを考えるのが楽しい! 一番のお気に入りが<黒シリーズ>です。

<黒シリーズ>

素焼きのコップ

コップ……素焼きに黒泥を塗ってお花のデザインに……フランス語で「気持ちがいい季節……」とか、いろいろ書いてます(笑)

大鉢や大皿

大鉢や大皿も……日常使う器なので、作るとき考えるのはコンパクトに収納できること!……です。

<ブルーシリーズ>
釉薬のトルコ貫入の色合いが好きで、いろんな器を作りました。

いろんな器

ブルーの器

ブルーの器

中央のブルーのコップはいろんなデザインで作っていて、スタッキングできるように……超コンパクトです。

コップは好きでいろんな形やデザインで作りましたが 一番苦労したのが、このコップです。

一番苦労したコップ

自分でデザインしたんですが、とても細かくて……もう2度と作れない……と思うほど集中しました(笑)

<ピンクシリーズ>
ピンク!ピンク!……この釉薬は市販のものがなくて、色指定で作ってもらったものです。

ピンクのストライプのコップは単純に見えますが、これも大変でした💦

ピンクシリーズ


<白の器>
細長いお皿……自分で作った音符のデザインをステンシルシートで作って、呉須(ごす)で色づけしています。

白の器

細長いので焼き魚にちょうどいいんです。それに節分のときの巻きずしを置くにはピッタリ(笑)。
ちなみに節分のときは、毎年巻きずしを10本作って息子家族にも配ります。

 

レース模様の白いお皿

レース模様の白いお皿とボール……お料理でもケーキでも何でもよく合います。やっぱり白い器は万能です。

<孫たちのお茶碗>

孫たちのお茶碗

孫が生まれたとき、お食い初めまでにお茶碗を作っています。
今、5人の孫がいますが、それぞれ名前を入れて、元気でたくましく育つよう心を込めて作りました。

いろんなデザインのお茶碗

いろんなデザイン。一つ一つ違います。

ブルーの釉薬はトルコ貫入で、少し厚めの方がブルーの色がよく出ます。でもベビーピンクの釉薬は市販ではなくて、これも色を指定して調合して作ってもらいました。

自分の作った器をみんなが喜んで使ってくれると、とてもうれしいものです。

日常使う器や雑貨たち……そのどれもが庭での生活がベースになっているようです。庭が居心地がよく楽しいスペースだからこそ、陶芸で作るものも楽しい愉快なものが生まれるのかもしれません。

次回は、そんな庭を居心地よくするDIYをご紹介します……力勝負? 11月20日にお届けします。


<関連記事>

● バラ愛好家・奥野多佳子さんの庭を訪ねて
● 奥野さんのコラムをもっと読む
● 奥野さんのブログ「Soleilの庭あそび…布あそび♪」はこちら

奥野多佳子

1952(昭和27)年、兵庫県生まれ、大阪府在住のバラ愛好家。82年にタペストリー制作を始め、2000年に陶芸、04年に庭づくりを始める。豊中市美術協会会員。兵庫県立美術館で解説ボランティアに参加。ブログ「Soleilの庭あそび…布あそび♪」は人気です。

この記事が気に入ったら「いいね!」ボタンを押してください。 

編集部へのご意見はこちら

ハルメクWEBメールマガジンを受け取る

更新された記事や最新のプレゼント情報、50代以上の女性のための情報が手に入ります。

※メールの送信をもって、「個人情報保護について」に同意したとみなします。

※受信制限をしている人は、info@halmek.co.jpからのメールを受け取れるようにしてください。

ハルメク halmek

ページ先頭へ