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不要になってしまった着物を使った、簡単なリースの作り方をご紹介します。
コロナ禍で思い付く
たんすの肥やしになってしまった着物を、洋服やバックなどにリメイクしてきましたが、世の中がコロナ禍になりお家時間が増え始めた頃、自宅で簡単に楽しめるリメイク法はないかと考え始めました。
手始めに、クッションカバーやテーブルセンターを作ってプチ模様替え。もちろん、マスクも作りました。
そして、裁縫が苦手な方にも楽しめるリースも着物を使って作り、今では不定期にワークショップを開催させていただくようになりました。
洋服やバッグにするには色柄がちょっと……とか、シミやキズが多い着物に、こんな活用法はいかがでしょうか。
今回は、簡単な基本のリースの作り方をご紹介致します。
用意するもの
- 着物や羽織など1枚
- 発泡スチロールのリースの土台(今回は直径20cmのものを使用)
- 細いドライバー
- 裁ちばさみ
- 糸切りばさみやリッパー
- 霧吹き
- リースを吊るす紐やリボン、ワイヤー
- 紐などを通す針(必要な場合)
- 木工用ボンド
- ボンド用の皿(今回はお弁当用のカップを使用)
作り方は簡単!まずは下準備
今回は、こちらのブルーの羽織を使います。
自宅にあったものですが、正面にシミがあるのが分かりますか? 他にも所々にシミが……。でもリースなら気にしなくても大丈夫!
1.着物をほどきます
ハサミやリッパーを使い、ほどいていきます。
洋服などを作る時はキズを付けないように丁寧な作業を心がけますが、リースの場合は多少雑になっても構いません。
順番も気にせず、ほどきやすい所から始めて下さい。
2.生地をカットします
・生地幅部分を縦に4つ折りにして、横幅を測ります。
端に折り目が付いているので、霧吹きで湿らせて伸ばして下さい。
この生地は、全体の横幅34cm、4つ折りにすると横幅が8.5cmでした。
・四つ折りにした状態で長い辺を8.5cmにカット、四つ折りの正方形を作ります。
そのまま生地の端まで、正方形にカットしていきます(生地幅によって、四つ折りにした時の長さが違うので、正方形のサイズも違ってきます)。
・四つ折りの正方形を、円にカットします。
直径約8.5cmの円が4枚できました。
これを繰り返していきます。
身頃は襟の部分でカットして、横幅の狭い方は縦半分に折って8.5cmにカット。
このように、幅が狭い部分は大きめに折って、最初にカットした円を型紙代わりにします↓
カット完了です。マチ以外すべてカットしました。
このまましばらく自然乾燥します。
すべてカットせず、次の刺す工程に進んで様子をみても大丈夫です。
土台に刺していきます
・土台に紐などを通します。
今回はラフィアを使いました。リボンやワイヤーなど、ご自宅にあるものを使って下さい。
・カットした生地の中央にドライバーを当てて、クシュとつかみます。
・先端に木工用ボンドを付けて、土台に刺します(1.5cmほど中に入れます)。
・1cmほどの間隔で、土台に垂直に刺していきます。
全体にむらなく刺したら完成!
土台の大きさや生地の厚みにより枚数は異なりますが、今回はぎゅうぎゅうに刺して8.5cm円の布を190枚ほど使いました。隙間を開けて刺すとふんわりした仕上がりで、もっと枚数も少なくて良いと思います。お好みで調節して下さいね。
このままでも良いですし、リボンや造花、木の実などを飾っても可愛いです。
今回はマチ部分の生地と帯で作った葉っぱ、羽織紐、タグなどを飾ってみました。
ちょっぴり大人テイストの爽やかなリース。
ブルー系以外でも、また、模様のあるものでも素敵に仕上がります。
最後までお読みいただきありがとうございました。古い着物の活用法として、ご参考になればうれしいです。
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