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2022年05月24日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
ずいぶん暖かくなってきて、ツバメの姿を見かけるようになりました。なんと我が家の屋根にもツバメの巣を発見!
すっかり古くなってガタが出ている我が家ですが、ツバメにとっての優良物件だったなんて、なんだかうれしい気持ちになりました。
この子たちが巣立つ時期は一体いつなのかしら?気になったので調べてみました!
渡り鳥であるツバメは、3月下旬~4月上旬頃になるとフィリピン、マレーシア、インドネシア、ベトナムなど東南アジアから海を越えて、日本にやってきます。
距離にするとおよそ2000~5000kmにもなり、ツバメは小さな体ですが、とてもパワフル! 沖縄、九州をへて北上し、各地で子育てを始めます。
産卵の時期は、4月末~7月末頃。3~7個の卵を生み、8月頃に巣立ちの時期を迎えます。産卵から孵化までは2週間ほど、孵化から巣立ちまでは3週間ほどで、雛は親鳥からたくさんエサをもらって大きくなります。
体の小さなツバメには、天敵がたくさんいます。カラス、ハヤブサ、ワシ、猫、ヘビなどを自分たちの巣に近づかせないよう、工夫する必要があります。
そこで、あえて人の多いところに巣を作り、天敵を近づけないようにしていると考えられています。なるほど、ワタシたち人間を守衛代わりにしてるのね~。
一方で、ツバメは農作物に被害を与える虫をたくさん捕まえてくれるので、農家の人からはとてもありがたがられるそうです。
巣立ったツバメは集団となって過ごし、親鳥から飛び方やエサの獲り方を教わります。その後、秋が近づく9〜10月に、ツバメたちは日本を離れます。
日本にやってきたときのように九州、沖縄をへて海を越え、遠くの南方へと飛び立ちます。そこで冬を過ごして、次の春、また日本に戻ってくるのです。
ちなみに、ツバメの巣を見守るときは「そっと見守る」ではなく「積極的に見守る」のがいいそう。天敵を寄せ付けないようにして、快適な物件だと思ってもらえたら、また来年も我が家に来てくれるかしら?
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イラスト:飛田冬子