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2018年12月26日
妄想旅行記、ときどきリアル。
海外の本や写真を見ては「次はどこへ旅行しようかな~」と考え、それをガソリンにして働いているタブチです。今回は、山口県光市・室積(むろづみ)に住むフランス人女性ヴァレリー・グレゴリー・マッケンジーさんを訪ねた取材の裏話をご紹介します。
この原稿を書いているのは2018年12月某日。もう少ししたら、1年が終わりますね。私にとっては、年に一度、実家に帰省する時期でもあります。何を隠そう、私タブチは岡山県出身。れっきとした(⁉)瀬戸内人です。実は、同じ瀬戸内の仲間として愛すべき山口県に、ハルメク読者と同世代のフランス人マダムが移住しています。
日本に住む外国人が増えている昨今。とはいえ、東京のような都心ではなく、なぜ山口?? そう思った編集部は、山口へ飛んで、ヴァレリー・グレゴリー・マッケンジーさん(55歳)に会ってきました!
その様子を、ハルメク2018年12月号82ページから始まる「ヴァレリーさんの 自然と向き合う瀬戸内暮らし」でご紹介しています。
今回は、この記事を担当した部員に代わって、タブチが、取材の裏側をご紹介します!
さて、写真の女性が、まさしくヴァレリーさんです。ノースリーブからのぞく引き締まった二の腕が、かっこいい!
ヴァレリーさんが、豊かな自然環境と、地元のあたたかな人々に引かれて、瀬戸内海に面する町・室積に移住したのは約2年前。約5kmに渡って白砂青松の美しい浜辺が続く室積海岸はお気に入りのスポットで、散歩コースなのだそう。ヴァレリーさんが歩くと、まるで南フランスの浜辺のようにも見えてしまいます。
かつては、服飾デザイナーとして自身のブランドを立ち上げ、ベトナム・ホーチミンに住んでいたというヴァレリーさん。52歳のときに会社を手放し、いったん故郷のパリに戻った後、縁あって山口県光市で、室積の町おこしを考えている日本人と知り合いました。子どもの頃から、バカンスの折には家族と南仏を訪れ、海が大好きだったというヴァレリーさんは、室積の海を見て、一目ぼれ! 移住を即決したといいます。
普段は英語を話し、地元の人たちと交流しています。日本でも過疎地のイメージがある山口県ですが、実は室積は、町を盛り上げようと多くの若者が集まる先進的で国際的な地域。英語を話せる人も多く、地域のイベントを通じて知り合った人々と、一緒に町おこしに携わったり、起業のアドバイスをしたりしています。
地域に根ざした店を、積極的に応援しているヴァレリーさん。取材時には、そんな素敵なお店に案内してくれました。
一つめは、友人の男性が経営しているコーヒー店「ミルトンコーヒーロースタリー」。異国情緒溢れる内装に、思わず、「ここは、日本?」と、思ってしまいませんか?(笑) 山口出身のオーナー・田中大介さんが始めたこちらのカフェは、なんと、わざわざ南米までコーヒー豆を買い付けに行き、輸入、製造、販売まで一貫して行っているという徹底ぶり。地元を盛り上げようとする愛を感じます。
ミルトンコーヒーロースタリー 花畠本店
【営業時間】
10時~18時
【定休日】
木曜日
【電話】
0120-56-3610
【住所】
〒745-0006 山口県周南市花畠町1-1
もう一つは、古民家を改装したカフェ「ガーデンカフェ日日」です。日本の古民家にも関心が高いヴァレリーさん。このカフェの存在に興味を持って訪れてみたところ、オーナーが同世代の女性であると知って意気投合し、以来、よく訪れているのだといいます。ギャラリーとベーカリーも併設されていて、いつ訪れても楽しいガーデンカフェ日日。室積を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
ガーデンカフェ日日
【営業時間】
[平日]9時30分~17時 [土・日・祝]8時30分~18時
【定休日】
なし
【電話】
0834-63-8738
【住所】
〒746-0034 山口県周南市富田1丁目3-18
ヴァレリーさんのWEBサイトはこちら
http://www.asiasongdesign.com/
撮影=結城剛太
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