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2018年11月18日
コバミカのおいしい編集生活 第5回
ハルメク編集部員のコバミカが、企画立案、取材、執筆をする編集生活の中で味わった、おいしい話をお届けします。今回は連載取材で2年以上通っている、静岡県浜松市のグルメ情報。はままつフラワーパーク園長・塚本こなみさん絶賛のお店もご紹介します!
「連載のタイトルに“おいしい”とあるのに、全然グルメ情報がないじゃないか!」
という声がそろそろ聞こえてきそうなので、今回は私、コバミカの真骨頂(?)である美味しいもの探しについてお話いたします。
編集部内で私は、食いしん坊キャラとして通っております。真剣な会議の最中でも、私のお腹は空気を読むなんてことは一切せず、スタミナ切れとなると「ぐぅ~~~」と奔放に大きな音で空腹を訴えてきます。
まさに「腹が減っては仕事にならん」! 腹時計で仕事をしているような編集者です。
母が料理好きで、小さい頃から和洋中に甘味と、我が家の畑や山でとれた野菜や果物を使って、いろんなものを作ってくれたことが、こんなお腹になった背景にあるように思います。母に感謝(?)ですね。
そんな私ですから、出張となるともう目をギラギラさせて、ご当地の美味しいものを求め歩きます。誤解のないようにしていただきたいのですが、本来の目的である仕事をきちんとこなしたうえで、の話です。
ハルメク編集部は、北海道から沖縄まで、全国各地へ取材に歩きます。これまでいろんなおいしい食べ物にめぐり合ってきましたが、今、私の中でもっとも熱い「グルメの街」が、静岡県浜松市です。
私が担当している連載「ガーデン上手は暮らし上手」の講師のおひとり・樹木医の塚本こなみさんははままつフラワーパークにいらっしゃいます。ここへ隔月で通い、花の育て方や樹木の選定方法など園芸の基礎知識をいろいろと教えていただいています。
女性初の樹木医であり、「あしかがフラワーパーク」の大藤の移植を成功させたことで知られる塚本こなみさん。現在は地元の「はままつフラワーパーク」の運営に携わっています。ちなみに、「樹木医・塚本こなみさんが教える花木の剪定時期とコツ」について、このコラムでご紹介していますので、こちらもぜひ読んでくださいね。
と、ここでまず最初のグルメスポットの登場です。
このはままつフラワーパーク内にあるレストランには、塚本さんが自宅の畑「こなみ農園」で栽培している新鮮な野菜や果物を使ったメニューがいろいろとあります。
レストランのメニューの一例(季節によって異なります)。10月下旬の撮影時には、「こなみ農園」の野菜を使ったカレーを販売中。塚本さんご本人がメニューに登場してPR。
そして、みかんが収穫される季節には、数量限定でこんなぜいたくなドリンクも!!
「こなみ農園」で収穫された無農薬・無化学肥料のみかんの果汁を絞った100%のフレッシュみかんジュース。オーダーを受けてから朝採れのみかんを絞ってくれるので、濃厚だけどさっぱりしていて、濃縮還元のような後味なし。しかも1杯150円とは、安いっ!
ちなみに、はままつフラワーパークで塚本さんが今力を入れて栽培しているのが藤です。5月初旬、ゴールデンウィーク頃に見頃を迎えます。タイミングが合えば塚本さんに解説をしてもらえるかもしれません。ぜひ一度足を運んでみてください。
はままつフラワーパーク内カフェレストラン『花の散歩道』
★ミカンジュースの販売期間
来年1月~2月末頃まで。※みかんの在庫がなくなり次第終了となります。
★レストランの営業時間
【8:00開園時】9:00~※ドリンク・ソフトクリームのみ
【9:00開園時】9:30~※ドリンク・ソフトクリームのみ
【10:00開園時】10:00~※ドリンク・ソフトクリームのみ
☆10:30からお食事メニュー開始します。
オーダーストップは閉園時間の30分前となります。
【フラワーパーク営業時間】
3~9月 9時~17時
10~11月 9時~16時30分
12~2月 10時~16時30分
※入園は閉園30分前までです。イベント開催・季節により時間が変更になる場合があります。
【定休日】
定休日なし(※12月29日~31日は施設点検のため休園)
【入園料金】
入園料・開園時間は花の咲き具合等による園の美しさによって変動致します。
詳しくは、はままつフラワーパークホームページまで
【電話】
053-487-0511
【住所】
静岡県浜松市西区舘山寺町195
取材に同行しているカメラマンSさんも、大の食いしん坊。塚本さんもあんなにスリムな体型なのに、美味しいものには目がない食いしん坊。食いしん坊が3人集まれば、ランチは当然、「美味しいものを食べにいこう」という流れになります。
塚本さんが「ここは絶品!」と教えてくださったのが第2のグルメスポット、鰯料理の「一力や」。浜名湖のほとりの舘山寺温泉街にあり、浜名湖産の地のものが食べられます。
味噌汁のアサリも浜名湖産。とにかく新鮮なので、鰯も臭みはまったくなし!お皿の上のお刺身が残り一切れになったときの悲しさたるや…。小鉢や漬物も、ちゃんと絶品。大将や女将さんの丁寧な仕事ぶりが伝わってきます。
鰯の刺身定食は、お刺身にご飯、味噌汁、小鉢、漬物、デザート付で1100円。コスパがすばらしい。
一力や
【営業時間】
昼 11時30分~14時
夜 17時~22時
【定休日】
月・火曜日
【電話】
053-487-0366
【住所】
静岡県浜松市西区舘山寺町2255-2
※2018年12月末をもって、閉店となります。
第3のスポットは、天丼!
港町・舞阪にある「魚あら」では、店内の生簀で泳いでいる車えびを注文後に水揚げし、調理する「活天丼」が一番人気のメニュー。サクッとした衣の中からあらわれるふんわりした大きな海老ちゃん!!活きがいいからこその、この「サクッ」「フワッ」を並んでもぜひ食していただきたいです。お店が混雑していなければ、店内の窓から浜名湖を臨みながら、ゆったりくつろげるのも魅力。
見るからにサックサクです。鼻に抜けるゴマ油の香り~。あぁ~、思い出してお腹が鳴る~。「活天丼」は2000円(税別)。
魚(うお)あら
【営業時間】
昼 11時~14時(オーダーストップ)
夜 16時30分~20時(オーダーストップ)
【定休日】
月曜日、月1回連休あり
月曜日が祝日の場合月曜日は営業、火曜日が定休日となります
【電話】
053-592-0041
【住所】
静岡県浜松市西区舞阪町舞阪2119−12
浜松といえば、ご当地グルメとして「浜松餃子」が有名ですが、寒くなるこれからの季節、あっつあつのラーメンと餃子の「鉄板コンビ」はいかがでしょう。
カメラマンSさんが「友だちがお勧めしてたよ」と教えてくれたのが、弁天島にあるお店。取材NGということで詳しい情報はご紹介できないのが残念ですが、ヒントとなるお店の雰囲気を書かせていただきます。
メニューは中華そば、餃子、以上! この潔さで、まず恋に落ちました。
これまで、13時過ぎに4度ほど訪れましたが、毎回並びました。店内に入ると、杖をついて歩かれているお年よりもよくお見かけします。「餃子は浜松のソウルフードなんだな~」としみじみ。
餃子は具がパンパンに入っています。皮はパリッパリ。10個400円、14個550円。女性2人なら、14個がちょうどいいかも。しっかり味がついているので、酢醤油より、酢こしょうでいただくのがおすすめ。
中華そばは600円。具はチャーシューにかまぼこ、メンマ、ネギ。あっさり系スープにちぢれ麺という私の大好物な組み合わせ。余計な脂っこさが一切ない、いつまでも飲んでいられる危険なスープです。「ごちそうさま」のつもりで水を飲んではスープをすすり、また水を飲み、スープに戻る…の繰り返しをSさんと続けるのが恒例。
おそろいではなく、思い思いのエプロンを着けた女性たちが切り盛りする「プロ主婦集団が作ってます」感が、またいいんです。安心していただける、なごみの1杯です。
最後は、スイーツ。
Sさんは「おいしすぎて、人にあまり教えたくない」と言っていましたが、ここで公にしてしまいます。ごめんなさい、Sさん。このお店にたどり着いたきっかけは、やっぱり塚本こなみさんでした。
「おふたり(私とSさん)を、今度和菓子のおいしいお店に連れていってあげたいわ」と「厳邑堂」という和菓子店を教えてくれました。
わ、わ、わ、和菓子~~~!!!
あんこ好きな私とSさんは、塚本さんに連れていっていただく前に、気づくと厳邑堂に向かっていました。初回はどら焼きと塚本さんおすすめの揚げ饅頭を購入。
どら焼きは206円。皮がもっちもち。あんこは甘味でごまかすことなく、小豆の味がしっかりします。お店の駐車場からは、工房が見られます。Sさんとかぶりつくように見入ってしまいました。職人さんが仕事しづらそうでした。ごめんなさい。
帰りの新幹線でまず揚げ饅頭をほおばると、あまりの美味しさにほっぺたはもちろん、目玉まで落ちるかと思いました。目玉の飛び出た互いの顔を見て、Sさんと爆笑。あんこの甘味がほどよく、皮は「あげたてのから揚げを食べているのですか?」というほど外はカリッカリ、中ふっくら。
夏は、カキ氷も店内で食べられます。
最近は、Sさんと酒粕のカステラ「花邑」(小886円)にはまっています。写真の手前が「花邑」をカットしたもの。シベリアのような見た目。
厳邑堂(がんゆうどう) 袖紫ヶ森店
【営業時間】
9時~18時30分
【定休日】
水曜日
【電話】
053‐545‐3232
【住所】
静岡県浜松市東区神立町字袖紫ヶ森136-10(通信販売あり)
以上がコバミカの浜松グルメスポット・トップ5でした。
もう、どこも私の中で文化遺産級の美味しいところばかりです。コラムを書きながら美味しい思い出が蘇ってきて、幸せでもあり、辛くもあり……。そういえば、来年の大河ドラマ「いだてん」は、浜松出身の田畑政治さんが主人公のひとりなんだそうですよ。
大河ドラマの聖地巡礼がてら、美味しい食べ歩きもなさってみてはいかがでしょう。あ~、お腹すいたっ!
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