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2018年11月23日
世界一のメニューを詳しく紹介
美食の都・兵庫でも有名な神戸北野ホテルの「世界一の朝食」。その内容はというと、飲むサラダやタピオカ・オ・レなど心惹かれるレシピばかり。見目麗しくボリュームがあり、しかもロカボ! 女性におすすめの朝食メニューをご紹介します。
「世界一の朝食」と聞いて、どんなメニューを思い浮かべますか?話題のパンケーキや高級ホテルのビュッフェなど、頭をよぎる有名どころのなかでも神戸北野ホテルの朝食は別格なのだとか。その魅力は品数とボリュームにあると言います。では、さっそくメニューをチェックしてみましょう。
「世界一の朝食」は、ホテルの中庭に面したダイニング「イグレック」で。ホテルのブレックファーストというと宿泊客だけの特権のようなイメージがありますが、事前に予約をすれば朝食のみの利用も可能です。ただし、宿泊者優先のため予約待ちの可能性大!行きたい日が決まったら即、問い合わせてみましょう。
最初に「世界一の朝食」を考案したのは、故ベルナール・ロワゾー氏。ポール・ボキューズ氏やジョエル・ロビュション氏らと並び、日本でも名高いフレンチの巨匠です。ミシュラン三つ星を獲得した「ラ・コート・ドール(現ルレ・ベルナール・ロワゾー)」のオーナーシェフで、バターや生クリームを極力使用しない「水のフレンチ」という調理法でフランス料理界に革命を起こしました。
そのロワゾー氏の朝食を「世界一の朝食」と称賛したのが、世界的に権威のあるスモール・ラグジュアリー・ホテル協会。厳格な審査をクリアしたレシピは、ロワゾー氏の弟子の山口浩氏に受け継がれました。2000年、山口氏が「神戸北野ホテル」をオープンするにあたり、ロワゾー氏から直々に「ラ・コート・ドール」以外で唯一「世界一の朝食」の再現を承認されたのです。
「世界一の朝食」はロワゾー氏から譲り受けたイメージをそのままに、素材や調理法を工夫しながら進化し続けています。たとえば、飲むサラダ。本国フランスでは朝食にサラダを食べる習慣がありません。そこで、日本人の好みに合わせて朝食のメニューに加えられたのだそうです。
また、あれだけのボリュームがありながら1食あたりの糖質量は、40g以下。これは、コンビニのおにぎり約1個分より少ない設定なのだとか。糖質は三大栄養素の炭水化物に多く含まれていますが、摂りすぎると血糖値が上がり、生活習慣病や老化を引き起こす要因に。「世界一の朝食」はリッチな味わいながら、糖質を緩やかに制限する=「ロカボ」をベースとしたメニューでもあるのです。
神戸北野ホテルの朝食が「世界一の朝食」と言われる所以はもう一つ、オーベルジュというスタイルにあります。オーベルジュとは「宿泊できるレストラン」のこと。多くは郊外にあり、シェフがその土地ならではの食材を使って腕をふるう宿泊施設を備えたレストランというくくりですが、神戸異人館街の一角という好立地にある神戸北野ホテルは、都市型オーベルジュという実にめずらしい形態です。
また、オーベルジュは、あくまでもレストランがメインなので料理人がオーナーという場合が多く、山口氏も総支配人・総料理長を務めています。神戸北野ホテルは、世界でも一流のホテル・レストランの証とされる「ルレ・エ・シャトー」という協会への加盟が認められており、さらに山口氏自身、「ルレ・エ・シャトー・グランシェフ」として日本が世界に誇る料理人の一人。朝食が楽しめる「イグレック」のほか、フレンチレストラン「アッシュ」でもリッチかつ軽やかな「水のフレンチ」を堪能できます。ホテル全体が山口氏の考える食とおもてなしにこだわった空間なのです。
山口氏のディナーを堪能し、その余韻に浸りながら同じ世界観の空間で眠りにつき、豊かな気持ちで朝の食事を迎える─考えるだけでうっとりしませんか?その一連の時間の過ごし方こそが「世界一の朝食」の醍醐味でもあるのです。
宿泊には「世界一の朝食」も含まれます。特別な日にはステイしてオーベルジュならではの時の流れに身をゆだねてみてはいかがでしょうか。
「美食を愛で、心豊かに過ごす」をコンセプトとした神戸北野ホテル。イギリスのマナーハウス(旧貴族の邸宅)をイメージし、内装や調度品も洗練されたセンスが感じられます。
そこで気になるのが、ドレスコード。朝食のみとはいえ、やはりフォーマルなスタイルが求められるのでは?ホテルの方に聞いてみると、特に決まりはないものの「おしゃれをされて召し上がるお客さまが多いかもしれません」とのこと。構える必要はありませんが、いつもよりちょっと背伸びしたい気分にはなりますね。
ドレスアップして極上のおもてなしを体験すれば、非日常感が増して旅気分もグッと盛り上がりますよ。
提供時間:(朝)7:00〜10:00/無休
料金:6,500円(税・サービス料込)※宿泊の場合は料金に含まれています
※要予約・宿泊者優先
※2019年5月現在の情報です
住所:〒650-0003 兵庫県神戸市中央区山本通3-3-20
電話:078-271-3711(ホテル代表)・050-3177-4658(イグレック)
定休日:なし
アクセス:
JR・地下鉄・阪急 各「三宮駅」から徒歩約15分/タクシー約7分/市バス7番系統「山本通3丁目」下車すぐ(道路向かい)
羽田空港→(約1時間20分)→神戸空港→神戸新交通ポートアイランド線→(乗車約18分+徒歩約2分)→三宮駅
JR東京駅(新幹線・博多行)→(約2時間50分)→新神戸駅→(乗車約2分)→三宮駅