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2018年11月13日
浜名湖畔で季節の獲れたて魚料理を満喫
浜松から電車で20分。浜名湖が外海と接する舞阪漁港は、浜名湖と遠州灘の豊かな海の幸が集まる場所。そんな漁師町だからこそ味わえる絶品の海ごはんがあります。なんと、活きた車海老の脚をつけたまま揚げた、他では味わえない海老天丼です。
「夜のお菓子」というキャッチフレーズで有名なうなぎパイ、一度は食べたことがありますよね。好きなお土産のお菓子ランキングで3本の指にも入るあのお菓子は、静岡県浜松市の「春華堂」というお菓子メーカーが作ったもの。そのネーミングの由来は、浜松にほど近い浜名湖がうなぎ養殖の一大産地だったことから思いついたと言われています。
その浜名湖は、静岡県にある大きな湖。外海とつながり、海水が入ってくる気水湖で、豊富な種類の魚が獲れ、うなぎやすっぽん、牡蠣や海苔の洋食でも知られています。そんな浜名湖が遠州灘と接する場所にあるのが舞阪漁港。新鮮な魚料理を食べられる、知る人ぞ知る穴場の港町なのです。
その舞阪漁港の隣にあるのが「魚あら」。創業はなんと大正元年という老舗の和食店です。初代・山田荒次郎さんが「魚荒」という屋号で近隣の旅館などに舞阪漁港に水揚げされる魚を卸した魚屋さんとしてスタート、昭和初期には仕出し料理を始め、戦後に現在のような日本料理店として店を構えました。つまりは「魚屋さんが経営する料理屋」のハシリのようなお店なのです。
お店は東海道本線弁天島、舞阪の2駅から歩いて十分ほどの場所にあります。窓際の席からは、舞阪漁港越しに浜名湖の美しい景色を眺めることができて、おいしいお魚が食べられる期待感でいっぱいになります。
魚屋さんが始めた料理屋さんですから、お魚がメニューに並ぶのは当然です。1年を通して楽しめる名産のうなぎや浜名湖の名産あさりはもちろんのこと、春には遠州灘の生シラスや初ガツオ、夏は太刀魚や浜名湖で獲れるスズキ、カニ、秋はマダイ、冬には浜名湖で養殖される牡蠣など、一年を通して豊富な魚を楽しむことができます。中でも冬の牡蠣は絶品。牡蠣フライやタレを塗って焼いた牡蠣焼き、贅沢にそのまま焼いて出される殻付きの焼き牡蠣も見逃せません。
そして、「魚あら」で何を置いても食べたいのが、禁漁期を除いてほぼ浜名湖産の天然物を活きたまま使って料理する車海老料理です。
「魚あら」では、車海老は注文を受けてから生け簀から取りだし、すぐに料理をします。海老は鮮度が肝心、活きた海老は、死んでしまったものや冷凍の海老とは、香りも食感も比べものになりません。
なかでも一番人気なのは、活海老を使った活天丼です。活きたままの車海老を、足が付いたまますぐにごま油で揚げて天ぷらに。海老の芯までぎりぎり火が通る絶妙の加減です。さっくりと軽い衣からはごま油がふんわりと香り、弾力のある海老を歯でぷつりと噛み切ると、新鮮な海老ならではの甘味や旨味が広がります。足から尻尾まですべて食べられるおいしい海老の天ぷらが3本、白身魚の天ぷらも乗っています。浜名湖産のあさりの味噌汁や海苔酢、小鉢などがついてボリュームもたっぷり、わざわざ浜名湖までやってきて食べる価値ありなのは請け合いです。
冬の夕暮れ時には、鳥居の中に日が沈む絶景スポットがあるのです。また、春から夏にはいかり瀬にも渡れる「浜名湖湖上遊覧」という渡し舟も出ています。船頭さんは現役の漁師さん。浜名湖を遊覧しながら、潮の流れが速い浜名湖や遠州灘での漁の話を聞くこともできます。
近くには弁天島温泉や舘山寺温泉もあります。舘山寺名物の「舘山寺味噌」も隠れた人気のお土産です。うなぎパイのようにメジャーではない分、喜ばれるかもしれませんね。
■活魚料理 魚あら
住所:〒431-0211 静岡県浜松市西区舞阪町舞阪2119-12
電話:053-592-0041
営業:昼 11:00分~14:00
夜 16:30~20:00
定休日:月曜 (月曜祝日の場合は営業) 月に1回連休有り