服も着られない、髪も洗えない……激痛の日々

51歳、資料を渡しただけで激痛で「ぎゃあ!」突然「五十肩」になったワケ

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51歳、資料を渡しただけで激痛で「ぎゃあ!」突然「五十肩」になったワケ

【体験談】ある日、資料を渡そうとしただけで左腕に激痛が走った51歳女性。五十肩と診断されるも、服も着られず、髪も洗えず、夜も眠れない状態に。「そのうち治る」と我慢していた筆者の日常が、痛みによって一変していったリアルな体験を紹介します。

突然「ぎゃあ!」資料を渡した瞬間に何が?

ある日、会社で会議中、隣のスタッフに資料を渡そうとした瞬間のことでした。

突然、左腕に「ビキビキッ!」と激痛が走ったのです。

大げさではなく、「ぎゃあ!」と獣のような悲鳴が出て、持っていた資料を床に落としてしまいました。周囲のスタッフも何事かとこちらを見るほど。私は突然の激痛に悶絶して、しばらくその場を動けませんでした。

いつものように、ただ隣の人に資料を渡そうとしただけ。こんなささいな動きで、何が起きたの?

最初の激烈な痛みは徐々に和らいだものの、腕はずっと痛いまま。なんとか会議を終え、疲れ果てて帰宅しました。

まさかここから、こんなに長く痛みに苦しむことになるとは思ってもいませんでした。

靭帯が切れても我慢…「このくらい平気」がクセ

もともと私は、大きな病気やケガをあまりしたことがありません。というより、思い返せば昔から、体調の悪化や痛みに鈍感なタイプでした。

「今、体調が悪いと困るから、なんか調子悪いけど気のせいってことで」

「この程度で痛いって、人には言わないかもしれないから我慢しておこう」

そんなふうに考えてしまうクセが、小さい頃からあったのです。

高校時代、スキーの授業中に派手に転んだときもそうでした。

ひざに激痛が走ったのに「筋肉痛かな」と思って放置。そのまま我慢して授業を受け切り、電車を乗り継いで帰宅したところ、足が2倍くらいに腫れ上がっていました。

病院に行くと、靭帯が2本切れていることが判明。

医師に「なぜすぐに病院に来なかったの?ものすごく痛かったはずですよ」と言われて初めて、「ああ、この痛みは人に相談していい痛みだったんだ」とわかったくらいです。

社会人になってからも、発熱と下痢を繰り返していたのに仕事を続け、さすがにしんどくなって病院に行ったところ、「過労です。入院してください」と言われたこともありました。

そんなふうに、自分のことになるとなぜか鈍感な私。

でも、今回の腕の痛みは、そんな私でもさすがに耐えきれないものでした。

服も着られない、髪も洗えない…日常生活が一変

服も着られない、髪も洗えない…日常生活が一変
料理や洗い物ができないので食事もインスタント頼りに

ズキン、ズキン、ズキン……肩から腕の付け根あたりが、ひたすら激しく疼きます。仕事をして気をそらそうとしても、腕の痛みが邪魔をする。そして、腕がまったく上がらないのです。

帰宅して、食事をあきらめてシャワーでも浴びようと服を脱ごうとした瞬間、また激痛が。「ぎゃあっ!」深夜、自宅で獣のような声を上げ、あまりの痛さにへたり込んでしまいました。

もういいや、と布団に横になってみても、今度は意識が延々と左腕の痛みに集中してしまい、さらにツラい。何が起きたの?とパニックになりながらも、病院嫌いの私は、「まあ、きっとそのうち治るでしょ」と、いつものクセで適当に考えていました。

でも、痛い。とにかく痛い。

そのうち治ると思っていた左腕は、1週間たってもまったくよくならない。むしろ悪化しているように感じました。

左腕は、肘から上をほとんど動かせず、無理に動かそうとすると激痛が走ります。

まず困ったのが、服の着替えです。

そーーーっと、ゆーーーっくり。伸縮性のある服を最大限に伸ばして着ないと難しい。

当然、会社に着ていくシャツなどのきれいめな服は無理。カットソーやゆるゆるのニットなど、どんどんカジュアルな服装になっていきました。下着も、背中に腕を回してブラジャーのホックを留めることができないので、伸びるブラトップ一択です。

意外としんどかったのが、シャンプーでした。

腕を頭に回して髪を洗う、あの何気ない動作ができません。うっかり腕を動かすと、ものすごい激痛。シャワーに打たれながら、しばし悶絶することになります。

シャンプー後のタオルドライも、ドライヤーで髪を乾かすのも大変。セミロングの髪が、こんなに負担になるとは思いもしませんでした。

服も着られない、髪も洗えない…日常生活が一変
髪の毛を洗うのに100円ショップの孫の手が便利だった

「痛くて眠れない」3時間で目覚める毎日

そして、何よりつらかったのが「眠れない」ことでした。

昼間なら、仕事など別のことで多少は気を紛らわせられます。でも、寝るときは自分の体に意識が向いてしまいます。腕の痛みだけを感じながら、なかなか眠りに入れない。それが1日の最後に待っている、地獄のような時間でした。

痛すぎて涙が出てくる。苦しい。痛い。つらい……。そう思いながら、意識がなくなるまで耐え続ける。まさか、寝る時間そのものがストレスになる日が来るなんて。

ようやく眠れても、明け方には痛みで目が覚めます。

当然、仕事にも影響が出始めました。常に痛みに意識を持っていかれるので、集中できないのです。

頭の中は、「痛い、痛い、痛い……仕事しなきゃ……痛い……し、仕事……ああ、痛い!」という状態。

タスクは山のようにあるのに、いつもの半分以下のスピードでしか進めません。

整形外科を受診、診断されたのは「五十肩」

整形外科を受診、診断されたのは「五十肩」

こんな状態になって1週間。

「なんだか全然治らない」と同僚にぼやいたところ、「まずは病院に行きなよ」と、至極まっとうなアドバイスが。さすがに自分でもしんどくなっていたので、ネットで近所の整形外科を探し、受診することにしました。

訪れた整形外科は、地元のおじいちゃん、おばあちゃんの社交場のようなアットホームな雰囲気で、かなり混んでいました。「こんなに人気なら、きっとこの痛みをなくしてくれるはず!」期待に胸が膨らみます。

診察の結果、言われたのは、「五十肩ですね」という言葉でした。

五十肩。言葉だけは知っていましたが、私ももう、そんな年齢なんだ……。

ただ、少し疑問もありました。自分が一番痛いと感じているのは肩というより腕だったからです。それでも初めて経験する痛みなので、「そういうものなのかな」と受け止めました。

治療では、関節の動きをなめらかにし、痛みを軽くするというヒアルロン酸注射を受け、併設された施設でリハビリをすることに。

ところが私の場合、これがとにかく痛かった。注射を受けたときには腕に強い痛みが走り、涙が出ました。リハビリでも腕を動かされるたびに激痛が走り、あまりの痛がりように途中でストップ。

「病院に行けば、サクッと痛みを取ってラクにしてくれる」そんなふうに期待していた私は、すっかり落ち込んでしまいました。

「これさえ飲めば…」鎮痛薬だけが頼りに

「これさえ飲めば…」鎮痛薬だけが頼りに

一方、処方された鎮痛薬を飲むと、24時間続いていたズキズキとした痛みが少し和らぎました。ずっと痛みに追い詰められていた私には、それが何よりありがたかった。

1週間後、再び整形外科へ。

治療を受けながらも、痛すぎて帰宅時にはぐったりしている私の心の中に、「これ、本当に自分に合っているのかな?」という疑問が少しずつ膨らんでいました。

やがて病院通いをやめた私は、「自分でなんとかしよう」と考えるようになり、大昔にインフルエンザで処方されて余っていた鎮痛薬を見つけました。

痛くなったら飲む。少しラクになる。

でも、しばらくするとまた痛くなる。

すると、また飲む。

「これさえ飲めば、少しだけ痛みから逃れられる」神にすがるような気持ちでした。

この頃の私は、痛みに追い詰められ、冷静な判断ができなくなっていたのだと思います。

そして、自己判断で鎮痛薬を飲む回数は、次第に増えていきました。

それが危険なことだと気付かないまま――。

【後編へ続く】

※本記事は筆者個人の体験を紹介したものです。症状や治療による経過には個人差があり、紹介した施術等の効果を保証するものではありません。肩や腕に強い痛みがある場合や、症状が長引く場合は自己判断せず、医療機関に相談してください。また、医薬品は用法・用量を守って使用してください。

 

HALMEK up編集部

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「今日も明日も、楽しみになる」大人女性がそんな毎日を過ごせるように、役立つ情報を記事・動画・イベントでお届けします。

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