最高に調子がよくなる!「すごい腸活」#4
相談しづらい「おならが臭い」を腸活で対策!においの原因と簡単ケアを伝授
相談しづらい「おならが臭い」を腸活で対策!においの原因と簡単ケアを伝授
公開日:2026年05月28日
教えてくれたのは、笹村望(ささむら・のぞみ)さん

腸活管理栄養士、分子栄養学認定カウンセラー。「なりたい自分を腸から叶える」をテーマに活動し、Instagramフォロワー10万人超、YouTube登録者数6万人超。わかりやすい腸活発信が人気。
「臭いおなら」の犯人は、たんぱく質の腐敗だった!
「誰も気付いていないよね?」——思わず周囲を見回してしまう、人には言いづらいおならの悩み。においが強い、回数が多い、お腹が張るなど、その症状は多岐にわたります。
異常におならが臭いという場合、実は腸が「SOS」を発しているサイン。そのにおいの原因の一つが、たんぱく質の消化不良による腸内での発酵です。 胃でうまくたんぱく質が消化できないまま腸へいくと、腸ではその未消化のものが発酵して悪玉菌が繁殖し、腸内環境が悪化することがあります。そのとき、硫黄ガスが発生しやすくなり、臭いおならが出るというわけです。
たんぱく質の消化不良を防ぐ食べ方のコツ
例えば「腸活のためにたんぱく質を摂らなきゃ!」とプロテインを飲んだり焼肉を食べる方も多くいますが、消化力をサポートしてあげないことには逆効果に。プロテインは噛まずに飲めてしまうため胃液を準備できないので、飲む時はバナナと一緒にゆっくり摂るなどの工夫をしてみてください。
また焼肉を食べる際は、胃酸を出して消化を助けるレモンやキムチ、消化酵素を補ってくれる大根おろしなどを一緒に食べることで、消化をサポートしやすくなります。 飲み物はグレープフルーツなど柑橘系にするだけでも違うのでおすすめ。まずは“酸っぱいもの”を意識してみるといいですよ。
なぜ起こる?「おならとゲップ」のメカニズム
気になる「おならとゲップ」……実はその原因は一つではなく、大きく「空気」と「発酵」の2つに分けられます。
1:「空気」が原因の場合
早食い、よく噛まない、炭酸飲料をよく飲む、緊張して無意識に空気をのみ込むといった行動により、胃や腸に空気がたまりやすくなります。また、ストレスが強いと呼吸が浅くなり、無意識に空気をのみ込みやすくなることも。そうして胃や腸にたまった空気がガスとして下に抜ければおなら、上に抜ければゲップになります。
2:「発酵」が原因の場合
主に消化不良によって起こります。腸の中では、食べたものを腸内細菌が分解していて、そのときにガスが発生します。この発酵は腸にとって必要な働きなのですが、分解される量が多すぎたり、腸に長くとどまったりすると、ガスが増えたり、臭くなったりしてしまうのです。
特に高FODMAP食と呼ばれる、玉ねぎ、にんにく、小麦、りんご、牛乳などは、発酵しやすくガスが出やすい食品です(注:「FODMAP」とは、小腸で吸収されにくく大腸で発酵しやすい糖の総称)。
3:「食生活の偏り」が原因の場合
肉中心の食事が続くと、たんぱく質が腸で分解される過程で、においの強いガスが発生しやすくなります。脂っこい食事も消化に時間がかかり、腸内での発酵時間が長くなるため、ガスの増加や臭いおならの原因になります。便秘のときも、便が長くとどまる間に発酵が進み、ガスが増える原因に。
一方、ゲップはどうでしょうか。
ゲップの多くは、胃にたまった空気が上に抜けたものです。炭酸飲料や早食い、会話しながらの食事、緊張による空気ののみ込みが関係しています。胃の動きが弱っていると、空気がうまく下へ流れず、上に出やすくなることもあります。
つまり、おならもゲップも「異常」ではなく、体が中の空気やガスを外に出している自然な反応です。ただし、量が多い、強い痛みを伴う、生活に支障がある場合は食べ方や食材、ストレス、便通を見直してみましょう。
まずは「ゆっくり噛む」「食べ過ぎない」「便秘をためない」の3つを意識するだけでも、ガスやにおい対策につながります。
次回の記事では、「『朝イチのコーヒー』は飲み方に注意?“なんとなく不調”を整える腸活習慣」を紹介します。
※本記事は、書籍『人生が変わるすごい腸活 - 自分史上最高に調子がいい!』(笹村望著/てらいまき漫画/ワニブックス刊)より一部抜粋・編集して構成しています。
※効果には個人差があります。試してみて合わない場合はおやめください。
もっと詳しく知りたい人は、笹村さんの書籍をチェック!





