いすを使って骨密度をUP!簡単「きくち体操」中編
菊池和子さんのWEBレッスン#13
何歳からでもOK!骨密度を上げる「きくち体操」前編
雑誌「ハルメク」で人気の「きくち体操」がWEB版になって登場!今回のテーマは「骨密度アップ」。「体を動かさないと、筋力が落ちるだけではなく骨も弱くなる」ときくち体操の創設者・菊池和子さん。少しの「負荷」で骨を強くする方法を伺います。
菊池和子(きくち・かずこ)さんのプロフィール

1934(昭和9)年生まれ。日本女子体育短期大学卒業。体育教師を経て「きくち体操」を創始し、以来50年以上、毎日の授業、ラジオ、テレビ、講演などを通して指導にあたる。神奈川・東京に直営教室を持つ。『毎日のきくち体操』DVD、『「意識」と「動き」で若く、美しく!きくち体操』、『立ち方を変えるだけで「老いない体」DVD付き』(ともにハルメク刊)など著書多数。
きくち体操とは?
きくち体操は、形、回数を目標にして動かすのではなく、脳で自分の体を感じ取って動かします。「体は、あなたの命そのもの。今日から一緒に動かしましょう」(菊池和子さん)
「この体で、最後まで楽しんで生きたい!」だから、動いています!

いつもお願いしているヘアメイクの方は、60代。毎回、メイク用品などがたくさん入った重たい荷物を持ってこられます。その彼女が先日、病院で骨密度検査を受けたら30代の若々しさだったそうです。
「いつも『きくち体操』をしてますから」とうれしそうに報告してくれましたが、重い荷物を毎日のように運んで、しっかり筋肉を使っているから骨も丈夫なのだと私は思いました。
私も買い物のときには、どんな重い荷物になっても自分の手で持つようにしています。洗濯洗剤を買うときなど、「あら、今日は重い」と一瞬ひるみますが、「この重さで骨が育つわ!」と考えるようにします。ちょっとした負荷が、筋肉をより動かし、その刺激で骨を強くするのですから。
次回以降で紹介する4つの動きは、どれも普段の動きにちょっと負荷をかけるものです。いすの力を借りていつもより肩の動く範囲を広げたり、ももを引き上げたり、ジャンプして両腕に重みをかけてみたり。みなさん、日常生活で飛び跳ねることなんて、あまりないでしょう?
丁寧に意識して動かすことで、何歳からでも骨は育つ!

私たちは毎日年を取っていきます。例外は誰一人としていません。そのとき、丈夫な骨で年を取れるか、弱った骨で年を取るかは、この先の人生を左右するほどのことなのです。
弱った骨では転倒して寝たきりになる可能性が高いです。そうなると、まわりに迷惑をかけてしまいますし、何より本人が毎日を楽しんで生きることができません。
私は絶対にそれはイヤなので、ちょっとでも時間があると体を動かしています。じっとしていると、その分だけ体を弱らせている、ということですから。年を取ったので若い時よりも丁寧に意識をして動かしています。
血液は骨の中で作られていますから、丈夫な骨になれば、血液もしっかり作られます。動けば、筋肉、骨、血液、すべてがよくなるのです。そう思えば、体を動かすことが楽しみになりますよ。
次回から2回に分けて、骨を強くするための運動をご紹介します。いすを使ってもも、お腹、ふくらはぎの筋肉を刺激する運動と、ジャンプして両腕に体重をかける運動の2種類です。
取材・文=岡島文乃、井口桂介(ともにハルメク編集部) 撮影=中西裕人 ヘアメイク=小島けさき モデル=太田伸子 イラストレーション=浦恭子
※この記事は雑誌ハルメク2022年4月号を再編集しています。
雑誌「ハルメク」
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