50代から健康的にやせるカギは「代謝」#1
52歳で-33kg!「甘いものがやめられない」が変わった理由
52歳で-33kg!「甘いものがやめられない」が変わった理由
公開日:2026年06月15日
教えてくれた人:ダイエットおばチャンネルさん
現在52歳、夫婦ふたり暮らし。外食・加工食品中心だった食生活や生活リズムを見直し、代謝を整える習慣によって1年7か月で-33.4kgを達成。YouTubeチャンネル「ダイエットおばちゃんねる」では、自身の体験をもとに、40〜60代女性に向けて“やせやすい体づくり”を発信している。
毎晩、お菓子やアイスがやめられなかった私
私の過去のダイエットがうまくいかなかった理由のひとつに「甘いものがやめられない」ことがありました。
本気でダイエットに取り組む前までは、毎晩、夕食のあとにお菓子やアイスを食べるのが習慣になっていました。「甘いものは食べたら太るし甘いものの食べすぎは体によくないんだろうな~」と、頭ではわかっていても、どうしても控えることができなかったのです。
そのたびに、やはり「私はなんて意志が弱いんだ」と落ち込んでいたのです。でも、甘いものがやめられない理由も、意志の弱さではなく、体のしくみにありました。
気づけば「甘いもの中心」の生活になっていた
勉強していくと、次のような仕組みを知りました
砂糖の甘さを口にして脳が甘さを認識すると、「報酬系」というシステムが活性化され、幸せホルモンと言われる「ドーパミン」が分泌されます。すると「おいしい~幸せ~」と感じ、「甘いもの=快楽」となります。さらに、「砂糖をとれば、またこのおいしさと幸せを感じることができる!」と脳が学習します。
甘いものは、一瞬の幸せをもたらすだけでなく、「砂糖を食べれば快楽という報酬が得られる!」ということまで脳に記憶させるのです。だから、甘いものを食べ始めると「やめたくてもまた食べたい」といった状況になってしまうわけです。
さらに、82.2kgのころの私は加工食品をよくとっていました。しかし、減量をしながら勉強するうちに、加工食品には砂糖を使っ ているものがとても多いことを知りました。甘いものに加えて加工食品からもとることでどんどん砂糖のとりこになっていたのです。
今思えば、あの時の私は、完全に糖質依存だったと思います。そして、このことに気づけたことが「甘いものをやめる」大きなきっかけになったのです。
「やせる方法探し」をやめたら変わり始めた

私が過去にチャレンジしたダイエットは、途中で体調を崩したり、すぐにリバウンドをしてしまったりと失敗ばかり。そこには、ある共通点がありました。
とにかく早くやせたくて、断食、りんごダイエット、脂肪燃焼サプリ、腹筋ローラー、置き換えダイエットなど、すぐにやせそうな方法に飛びついては試していたのです。
でも、今回、本気でダイエットに取り組みながら体のことを勉強していくうちに、やせる方法よりも、やせる仕組み、つまり脂肪がどうすれば減るのか増えるのかといった仕組みを知ることが大事だと気づきました。
人気ダイエットを真似しても挫折してしまう
例えば他の人は成功した方法であっても、その人と私とではダイエットを始めるときの体重も、体調も、生活習慣も異なります。そのため、やり方を真似するだけでは、うまくいかなかったときに自分に合わせた形に調整できず挫折してしまうわけです。
しかし、どうすれば脂肪が減るのか、なぜこの方法でダイエットをするのかといったことを理解していれば、自分に合わせた栄養のとり方、運動の仕方、生活習慣にアレンジして、続けることができます。
勉強してわかったことは、食べたものや体に蓄えた脂肪は日々動いたり、考えたり、ダイエットを実行するためのエネルギーとして使われるということでした。そして、このエネルギーを生み出すしくみが「代謝」だと知りました。
がんばってもやせないのは代謝の乱れ?
代謝とは「人間が生きるために体内で行われている化学反応」のことで、食べ物をエネルギーに変えるのも、細胞が新しく生まれ変わるのも、代謝によるものです。ですから、代謝がうまく働かないと脂肪がエネルギーとして使われにくくなり、体脂肪も減りにくくなります。
がんばっているのに、なかなかやせない......。そうよく落ち込んでいた私ですが、代謝がめちゃくちゃ乱れていたことで、何をしてもうまくいかなかったのだと納得しました。
代謝を整えるカギは「食べる・動く・寝る」
以前の私は、代謝がいいというのは「汗をよくかく人、筋肉が多い人」といったイメージしか持っていませんでした。でも、今回のダイエットの経験を通して学び、実感した、私が考える代謝とは「食べて、使って、出して、寝る」です。
この4つは一連の流れになっていて、うまく回ることで代謝が正常に働くことがわかったのです。
まず見直したのは「何を食べるか」
食べるとは、 本来元気に生きるためのものです。そのためには、エネルギーや体の材料になる栄養を体に取り入れる必要があります。
この材料が不足したり偏ったり、さらにエネルギーとして使われにくいものを食べ続けてしまうと、不要なものを排出するために多くのエネルギーが使われ、代謝に必要なエネルギーが足りなくなることもあります。
つまり、「何を食べるか」によって、 代謝の状態は変わってくるのです。
「使う」「出す」も代謝には必要
「使って」とは、体のエネルギーを消費することです。歩く、家事をする、姿勢を保つ、考える、体温を保つなど、体がより多くのエネルギーを使うことで、食事からとり入れた栄養だけでなく、体脂肪もエネルギーとして使われます。
さらに「出して」とは、体のなかで不要になったものを体外へ排出することです。エネルギーが作られると、二酸化炭素や尿、便などの不要なものも生まれます。それらが排出されます。
「ちゃんと寝る」がダイエットには大事
最後の「寝る」とは、体を回復させる時間です。睡眠中は細胞の修復やホルモンの調整などが行われています。
しっかり寝ることで、体は次の日も元気にエネルギーを作り、食欲や血糖も安定して、脂肪がたまりにくい体を保てるということです。
この代謝の流れが滞っていた私は、エネルギーが足りずに、ダイエットをがんばる気力が出ない、続かないといった状況になっていたのだと思います。
「食べる→使う→出す→寝る」。この代謝の流れを取り戻したことで、体も心も変わることができました。
次の記事では、「糖質制限が向いている人・向いていない人」の違いや、52歳で-33kgを達成した食事の整え方について紹介します。
※本記事は、書籍『52歳、‐33kg。「歩く・食べる・やめる」で体が変わる 代謝リセットダイエット』より一部抜粋して構成しています。
※本記事の内容は、著者が-33.4kgを達成した道のりを綴った「体験ストーリー」です。紹介している食事法や考え方は、あくまで著者個人のケースとなります。
もっと詳しく知りたい人は

『52歳、‐33kg。「歩く・食べる・やめる」で体が変わる 代謝リセットダイエット』ダイエットおばチャンネル・著(KADOKAWA)




