コラーゲン配合の食べ物・サプリ・化粧品の選び方
シワ・たるみのない、ハリ肌を生むコラーゲンケアとは
ハリ肌、美肌の元として知られるコラーゲンですが、ただ食べ物で摂ったり、化粧品で塗ったりするだけでは、万全のエイジングケアとはいえません。そこでコラーゲンの特性をおさらいし、エイジングケアとしての正しい取り入れ方をお伝えします。
INDEX
コラーゲンを摂ればすぐにハリ肌、は間違い
昨今、 “ハリのある肌”と表現しているエイジングケア化粧品がたくさんあります。ハリのある肌とは、“指を押し返すような弾力のある肌”、といったイメージでしょうか。実際、読者からも、「ハリのある肌にするにはどういうお手入れが必要?」という質問をよく受けます。でも、なぜ“ハリのある肌”が、エイジングケアの目指すところなのでしょうか?
ハリのある肌はというのは、肌の内側の密度がギュッと詰まっている状態を差すことが多いのですが、これこそ若い肌の特徴。しかし、肌の内側は加齢とともにハリの源となるコラーゲンの密度が減少することで、地盤沈下のように表面の肌がゆるみ、たるみやシワなどエイジングサインとなります。さらに、内側の密度が低くなることで、細胞を新しく生み出す力が衰えるため、水分保持能力が下がったりバリア機能が低下したり、肌表面のツヤや透明感も失われてしまうのです。
では、ハリのある肌を目指すにはどういったケアをするのがいいのでしょうか?
コラーゲンを食べてもそのまま肌へは行かない
まずは食事。当たり前ですが、私たちの体はすべて口から取り入れたものから作られています。しかしここで勘違いしがちなのが、口にしたものがダイレクトに体に働きかけるわけではない、ということ。たとえコラーゲン鍋を食べたとしても、翌朝にそれが肌に作用し、ぷるんぷるんになることはまずありえません。
さらに言えば、肌にいいと言われているものを食したからといって、それが必ずしも肌の材料になるとは限らないのです。というのも、体内はさまざまな酵素やビタミン、ミネラルなどのサポートを受けて機能しているため、これらサポート成分が足りなければどんなにいい成分であってもうまく働けません。しかも、体から見たら、栄養はまず生命を維持するための臓器から使われていくため肌の優先順位は低いのです。
コラーゲンとビタミンCを一緒に摂るのが理想
となると、食事でエイジングケアは意味がないのか? といえば、そうではありません。
食べたものが私たちの体になるのは間違いないわけですから、糖質を控えめに(糖は老化を促進するのは紛れもない事実)、バランスのいい食事と、足りない栄養をサプリなどで補うのはやはり有効。
最近は、コラーゲンを小さくする(ペプチド化)することで、コラーゲンの形のまま体へ働きかけるサプリも登場しています。さらに、コラーゲンはビタミンCと一緒に摂ることで、その機能を高めることがわかっています。が、何度も言いますが、翌朝すぐにハリのある肌にはなりません。継続的に摂ることで、加齢により低下した機能が高まり、徐々に肌へと作用するようになります。

コラーゲンは“補う”から“作れる肌”へ
先ほども述べましたが、体に取り入れた栄養素が肌へ届けられるのはかなり微量。だからこそ、ハリのある肌を目指すなら、やはりエイジングケアコスメを使うのが手っ取り早いと言えます。コスメでもエイジングケアというと、やはりコラーゲンが浮かびますよね。
コラーゲンコスメというと、そのまま肌へコラーゲンを補うイメージを持つかもしれませんが、コラーゲンは分子が大きいため肌に入っていきません。
コラーゲンケアの目的は大きく分けて2つ。肌に入っていかないからこそ肌表面の保湿剤として使うか、肌内でコラーゲンが作られるようサポートするかのどちらか。
前者はプチプラコスメなどに多く見受けられます。近年では、後者のタイプが多く、こちらはコラーゲンを配合するのではなく、コラーゲンが作られるようサポートする成分を配合するのが一般的。というのも、コラーゲンは絶えず分解と合成を繰り返していますが、加齢とともにその代謝バランスが崩れやすくなります。すると、ハリの低下やシワ、たるみなど、いわゆるエイジングサインが現れます。いらなくなったコラーゲンが肌に居座っていると新しいコラーゲンの産生力が落ちるため、これら2つを促進することが美肌のカギとなるわけです。
最後に、「コラーゲンケアをすればハリのある肌になれる?」の答えは、YES。加齢と共に減少するコラーゲンが増えるケアをすることは、化粧品でもサプリでも有効です。
さらに言えば、ハリのある肌を目指すのなら、コラーゲンの分解を促進する紫外線をカットしながら、コラーゲンケアを積極的に取り入れていったほうがいいでしょう。しかし、「コラーゲンさえ補えばOKではない」と言うことだけは覚えておいてください。そして、何事も継続が命。思いついたときにケアをしてもそれは単なる気休め。1か月後、1年後、5年後も美しくいるためには、毎日コツコツとケアを続けてください。
藤井 優美
ふじい・ゆうみ エステティシャンを経て、1992年よりフリーランスのエディター・として活動。美容雑誌『美的』は創刊時から携わり、現在は『MAQUIA』をはじめ多くの女性誌で、スキンケア、メイク、アンチエイジングなど、美容全般の企画、構成、執筆を担当。http://dis-moi.co.jp/
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